#撫子列伝〔お市〕
打撃 ※
統帥 ※
智賢 ※
内治 ※
魅力 ※
義心 ※
〔史実〕
尾張の戦国大名 織田 信長の妹。絶世の美女だったと伝えられる。
信長は北近江の戦国大名 浅井 長政に目をつけ、
これをいたく気に入り、妹のお市を嫁がせる事に決めた。
この長政に嫁いだお市は、3人の娘を授かる。
信長による朝倉攻めの頃、突如として造反した長政の前に、
織田軍はやがて、全軍総崩れに陥った。
長政のこの決断と、この後の意志によって、
その後のお市らの運命を、大きく揺れ動かしていくのだ。
怒りが収まらない信長はこれ以降、
浅井・朝倉家との、長きに渡る激しい抗争に突入していく。
小谷城攻防戦にて、お市と3人の娘たちは密かに城を脱出した。
信長死後の清洲会議後は、織田家筆頭家老 柴田 勝家と再婚した。
お市は、夫と羽柴 秀吉の戦いを、城の奥から見守っていたが、
賤ヶ岳の戦いで柴田軍の戦線が崩壊し、全軍が総崩れに陥った。
自刃を決めた勝家は、お市らに城からの脱出を命じるも、
お市はそれを、頑として拒否した。
ただ3人の娘たちだけはと、家臣に娘たちのその後を託した。
この3人の娘たちは、秀吉が無事に保護している。
お市は秀吉に手紙を書き、
娘たちを、たいせつにしてあげて欲しいと伝えた。
燃え盛る北ノ庄城にて、勝家と共に運命を共にした。
享年 37歳。
数奇な運命を辿り、戦国の世に翻弄された生涯を送った。
〔補記参考〕
長政とお市との間には、男の子はおらず、
ふたりの男の子は、別の女性らが産んだと伝えられている。
長政が信長と敵対する道を選んだ頃を境として、
お市は浅井家で、さぞかし肩身の狭い思いをしたのだと思う。
その後のお市の足どりだが、よくわからず諸説ある。
少なくとも清洲会議の頃には、岐阜城に移っていたのだと思う。
〔空想宇宙〕
織田 信長の妹。