#友と過ごした日々のこと

ここまで、長い旅路を往く〔七騎士のシーファ〕だったが、
緑の木々が生い茂る道の先にある、美しい湖に立ち寄った。

〔ドーミ湖〕…地元の人々からそう呼ばれている、この湖は、
野生の動物たちも集まる〔オアシス〕なのかもしれない。

湖の畔にたどり着いたシーファは、
この長い旅路の相棒である馬の手綱を手放し、彼を解放する。

馬は喉が渇いていたのか、そのまま、まっすぐ
湖に近づいては、静かに水を飲みはじめた。

その様子を観ていたシーファは、
自分もその場に腰を掛けて、ひと息吐いた。

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