大学時代(3)競技麻雀編

それは入学式だったかオリエンテーションの日だったか忘れたけど、4月のある日、学内で麻雀打ってる人達がいた。青空麻雀とか言って教室とかでなくて大学の敷地内で堂々と麻雀打ってたのである。それが競技麻雀研究会の面々だった。俺も中学から麻雀打ってたぐらいなので興味あって覗いてたらまんまと声かけられた。そしてこのサークルにも所属することになる。

今でこそ麻雀はカジュアルなゲームとして親しまれているが、25年前はまだ麻雀=ギャンブルと思われていた時代で、決して良いイメージでは無かった。そんな中、会長は競技として、ゲームとしての麻雀を広めるべく、精力的に活動していた。自分の大学でサークル作っただけでなく他の大学でもサークル創設の支援をして、学生麻雀組織を作って共通の活動時間と共通のルールを決めて、それを公式戦として成績を集計したりしていた。雀荘で大会を開いたりとか当時まだ珍しかったインターネット使ったりとか、麻雀に関わる事はなんでもやってた。卒論も麻雀で卒業後も麻雀関係の仕事に就いてたはず。自分はそこまで麻雀にのめり込まなかったけど、すごい人だなあと思って見ていた。

というのも、部員はみんな競技タイプかっていうとそうでもなく、雀ゴロタイプも普通にたくさんいた。両者の仲は良かったし公式戦はノーレートのルールは守ってたけど、その後のオープン戦が終わりが無くてやばかったのでちょっと距離を取ってしまっていた。ほんとーに麻雀ばっか打ってたからな・・・ある時、打ち続けて自分はそろそろ抜けますわ、って帰って、3日後ぐらいに「また来れない?」って連絡があって行ってみたら先日からずっと打ち続けていたとかレベルが違うと思った。軒並み留年してたけど。

あとお酒も強くて当時既に二次会でスナックとか行ってたんだよな。大学生が行く店じゃないだろ。その後もオールで飲んで最後までアルコール飲み続けてたな・・・俺は当然ソフトドリンクに移行してたけど・・・ただ全員オタクだったので漫画とかアニメとかは色々教わった。当時、先輩とか友達からの情報はとても重要だったのです。

あと今でも覚えてるエピソードとしては・・・会長がある時、「連荘で点数変わるのおかしくない?」って言い出して公式戦ルールでは連荘棒無くした事があった。これでもう全国の参加サークルが連荘棒無しで麻雀打つ訳です。これがルールを作る者の権力か・・・!と衝撃を受けた記憶がある。かなり不評ですぐ復活したけど。

あと学祭では雀荘やっててこれがすごい人気だったな。俺は学祭本部にいたので当日は余り関われなかったけど、覗いてみるといつも満卓だった。今年、20年以上ぶりに母校の学園祭に遊びに行ってみたんだけど、雀荘は無かったので寂しかった。これも時代の流れか・・・(今の方がウケそうな気もするけど・・・)

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