大学時代(2)学祭本部編(2)

前回の続き。せっかく苦労して衣装を用意しても、参加者がいなければ企画はできないのである。ウチの大学でミスコンは難しいと思うよー、とはさんざん言われてたけど、まさか一人も集まらないとは。このままだと中止せざるを得ない。

って、今更ここまで来て諦めきれるかーという訳で、学内でビラ配ったりサークル棟に勧誘に行ったり友達に頼み込んだりしても全然集まらなくてかなり焦った。確か最終的に何とか4人集めたんだったかな。5人の枠は埋められなかったけどしゃーない。なんとかギリ格好は付く。その4人のうち一人は学祭本部の先輩だったけど。こういうのに身内出すのどうなのという意見もあったが参加者いないので仕方ない。強引に説得してなんとか出てもらえる事になった。

まあそんな感じで必死になって仕上げてた企画だったので、イベント当日もテンパりまくってました。司会やる予定の後輩キレさせて、そいつそのまま帰っちゃった時は「当日に最大のピンチ来た」と思った。まあ何とかイベント開始までに戻ってもらいましたが。ミスコン中はとにかく無事に終わるように固唾をのんで見守ってた事くらいしか覚えてない。そんな感じで無事に企画は終わりました。

ちなみに破格の値段でドレス貸してくれた衣装屋さんは少し遠かったので、先輩に車出してもらって当日運んだんだけど、「ほんとすいません、当日はイベント終わる時間遅いんで、返すのは1日待って下さい」とお願いして翌日返却する事になってました。まあ返そうと思えば当日でも返せたんだけど。他に目的があったから。

当時、学園祭の期間中、実行本部の人達は大学の中にある合宿所みたいなとこに泊まり込んでたんですね。そこで「せっかくドレスあるんで、着てみたい人ー」って言って女子にドレス着せて遊んでた。これは男女ともにめくちゃくちゃ好評だったな。ほら、やっぱり借りて良かったでしょう?こんな理由でほぼ好意で貸して頂いた衣装を一泊延長してるんだから調子に乗った大学生は恐ろしいな。

これでミスコンの話は終わりー、と思ってたんだけど、取材に来てた某男性誌の編集者さんから「おたくのミス撮影したいんだけど」って連絡あって、ミスは断られちゃったんで準ミスの子連れてってスタジオで水着撮影してその後ほんとにその週刊誌のグラビアに載っており、なんかその後もグラビアアイドルみたいな事やりだして写真集とか出してたので、すげーけどだいたいそれ俺のおかげでは・・・?と思ったりもした。

その後、ミスコンの企画は後輩に引き継がれたけどすぐに無くなったみたいだった。うちの大学でミスコンやるの難しいからな。

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