物の気持ち「子供の靴」
こんにちは!僕は「君の靴」だよ。
いつも一緒にお出かけしているよね。
僕は君といろんなところに行けてとっても楽しいよ。
元気いっぱいの君は、転んでしまう事もあるけど
直ぐに立ち上がって走りだすね。
そんな君を支えられることは、僕の誇りだ!
でも僕が君と一緒に居られる時間は短い。
君の足は、どんどん大きくなるから
直ぐにもっと大きい靴が必要になっちゃうからね。
でもその短い時間でたくさんの思い出を作ることができる。
だから僕は少しも悲しくないよ。
それにね、君のお母さんはとっても優しいんだ。
君の足が大きくなって、もう履けなくなった僕を
リサイクルに出す前に、しっかり写真に収めてくれたんだ。
君のお母さんは、涙を流してくれて、
僕に「ありがとう」って言ってくれた。
僕は君と一緒に歩んだ人生に悔いはないよ。
そして君は、新しい僕を履く。
また色んなところ行って、
たくさんの新しい経験と楽しい思い出を作っていく。
そして君は成長していく。
君に大事な事を1つ教えるね。
「僕のことはいつも綺麗にしておいて!」
そうすると魔法のように素敵なところばかり行けるから。
お父さんお母さんを考えてみて。
いつも出かける前に、靴を綺麗にしているでしょ。
あれは「今日も良いことがありますように」って、
願い込めてしているんだ。
僕は魔法が使えるんだよ。
だからいつも綺麗にしてね。
必ず君を良いところにつれて行くから!
君ならどうする?
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