入社してから約1年半。仕事について自身自身が感じたこと。
入社2年目ぐらいの事をめっちゃ思い出して書いています・・・
私は医薬系の製造会社に入社しているのですが、理系出身ということもあり、大阪本社にある研究開発部を希望していたのですが、なぜか総務の偉いさんから営業所の配属を言い渡され、東京勤務となりました。
当時はビックリ!!!でしたが、今では良い経験だったと思っています。
ただ、全く仕事のやる気がなかった私でしたので、外回りでは疲れて寝ていたり、営業はほとんどしなく、ほぼ納品ばかりしていました・・・
そんな私だったので、いろんなヘマをしてきました。
仕事でも他社に商品を取られたり、社用車をぶつけまくったり、展示会の途中でお客さんが来て、付き合いを断れずお酒を飲み、先輩から帰れと言われ、すごい形相で怒られたり、朝出勤してから朝礼が始まるまで約1時間怒られ続けたり、あげくの果てには官公庁への入札を忘れてしまい、当時の所長から始末書を書かされるなど、今思えばめちゃめちゃでしたね(笑)
そんな出来損ないの私でしたが、所長の温情もあり、希望していた研究開発部に異動(ほぼ左遷の意味ですが・・・)となりました。
入社して1年2ヶ月後の出来事です。5年ぐらいのような感じでした。
毎年、新入社員が入ってきていますが、そこそこふざけた人間もいますが、そこまでの噂を聞いた社員はいないですね・・・
時代の流れもあり、厳しく言えないのもあるかと思います。
ただ、私は同期入社の中で最も問題児だったと思います。
何となく直感でOK。社内で仕事していく中で、このスキルで勝てるのかどうか見極めが大事。
ようやく研究開発部に異動となり、やっと自分の仕事ができるっ!!
っと思い配属されました。当日は昔のアナログテレビのような大きいパソコンが用意され、左遷で異動した私を最低限の歓迎してくれていたようにも思いました。
ただ・・・理由が理由なだけに歓迎会はありませんでした。
この部署では、商品開発の仕事や営業に情報提供を行う業務がメインでした。最初、仕事を何も与えられず、とりあえずカタログを読んで商品知識を増やすことを言われてましたが、とにかく午後からが眠たくて眠たくて仕方なかったのを覚えています。
その反面、先輩方は仕事が忙しく知識も本当に豊富でした。先輩なので当然と思われますが、3ヶ月ぐらい一緒に仕事をしていたある時でした。
先輩が電話で営業マンにいつもと変わらない商品説明をしている時だったのですが、なぜかその時『この先輩方と同じ年数の仕事をしても、自分はここまでたどり着くことは絶対にできない』と、直感で感じたのを鮮明に覚えております。部署の責任者の方にはもちろん、最も年数の近い先輩ですら勝てないと感じました。
おそらく営業時代にヘマをしまくってた自分に自身が無かったのもあったと思います。
中小規模の企業にありがちとは思いますが、研究開発部の仕事は意外と豊富で、自社のWebサイトの運営もしておりました。
年数の近い先輩がWebサイトの運営担当をしていたのですが、仕事が回らなくなり、私にサイト運営の業務が回ってきました。
先輩からしたら余計な仕事を回していると思っていたようですが、すでに研究開発の仕事では勝てないっと思っていた私からしたら、すごいチャンスをもらったと感じたのを覚えています。(ただ、Webサイトの仕事や仕組みなどは、当時全く分かっておりませんでした。)
この時思ったことは、この道で勝てないと思った場合は、違う道で勝負していくことも大事だと強く感じました。
正直、私の場合は仕事が回ってきたので、たまたま運が良かっただけかもしれませんが・・・
ただ仕事をしていくと、一見、自分の部署に関係のない仕事が舞い込んでくることも、中小規模の民間企業ならあるかと思います。
そんな時は、面倒くさい仕事が回ってきたと思わず、
『自分しかできない仕事がきた。ラッキー!!』とポジティブに受け取ることが大事だと思います。
社員は一緒に目的を達成する大事な仲間ではありますが、水面下ではライバルでもあるということを忘れないようにしてください。
私が入社した当時はSMAPの『世界に一つだけの花』が流行していました。その歌詞の中に『Only One』という言葉ことがありますが、本当に今の時代は『Only One』が求められているように思います。
社内に埋もれない為にも、普段は平然と同僚とわちゃわちゃしながらも、自身では『Only One』の仕事やスキルをひそかに身につけていってください。
その為には、どのポジションであれば勝てるかを客観的に自分を見極めることが本当に大事だと思います。