戦闘終了後に処理する支援スキルの処理
0. 概要
TCG(トレーディングカードゲーム)FEサイファのルールに関する記事
FEサイファにおいて戦闘結果に影響を与える「支援」。その支援時に支援に出たカードが持っているかもしれないスキル「支援スキル」。「攻撃の紋章」や「防御の紋章」等、支援スキル処理時に直に処理するものは分かりやすい。ここで「援護の紋章」等、戦闘終了後の記述があるスキルはどう考えればよいのだろうか。
地区予選でジャッジに「援護の紋章」の処理タイミングについて確認する機会があり、処理について確認したところ、支援スキルの処理タイミングで支援スキルの予約をするという感じの説明を受けた。
この記事では、その時聞いた内容を元に戦闘終了後に発生する支援スキルについて記述する。
1. 戦闘時の処理フロー(通常)
戦闘時の処理フローはおおまかに、
・1. お互いに、デッキからカードを一枚めくり支援エリアに置く
・2. 攻撃側:攻撃型、攻防型支援スキルを処理する
・3. 防御側:防御型、攻防型支援スキルを処理する
・4. 攻撃側:必殺攻撃の選択有無を行う
・5. 防御側:神速回避の選択有無を行う
で行う。「支援カードに起因する戦場にいるユニットのスキル処理」や「支援カード確定前の、手札起因のスキル処理」、「支援失敗」を加えると上記の流れが複雑になるのでここでは省略している。
攻撃側の「攻撃の紋章」を上記フローに割り当てると、2の位置で処理される。攻撃側の「防御の紋章」は2.の位置で支援スキルの処理条件である「攻撃型」又は「攻防型」支援スキルと条件不一致により処理されない。
2. 戦闘時の処理フロー(戦闘終了後の記述がある支援スキル)
通常の処理フローに対し、戦闘終了後の記述のある支援スキルの処理フローはどうなるのだろうか。
・1. お互いに、デッキからカードを一枚めくり支援エリアに置く
・2. 攻撃側:攻撃型、攻防型支援スキルを予約する
・3. 防御側:防御型、攻防型支援スキルを予約する
・4. 攻撃側:必殺攻撃の選択有無を行う
・5. 防御側:神速回避の選択有無を行う
・6. 攻撃側:予約された支援スキルを処理する
・7. 防御側:予約された支援スキルを処理する
上記のように通常の処理フローに後に、予約された支援スキルの処理が追加される。2. や3. のタイミングで行っていた処理は、予約に代わる。
攻撃側の「援護の紋章」を上記フローに割り当てると、2. のタイミングで6. で行う「援護の紋章」を予約し、6. のタイミングで「援護の紋章」の処理(戦闘ユニットの移動(任意))を行う。