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がんばれ元気


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元気が帰ってくる
元気が帰ってくる

がんばれ元気は週刊少年サンデーで連載されていたボクシング漫画である。
時期としてはあしたのジョーはじめの一歩の間に位置する作品。
自分の身の回りの認知度やネットなどを見渡しても、他2作品と比べ妙に存在感が薄いこの作品。というより存在感がないに等しい。
あずみお~い竜馬!、はたまたおれは直角は知っていても、がんばれ元気は知らないなんてこともある。
かくいう私も、父の買った単行本が家にあったから知れただけで、それがなければ知らなかったであろう。

今日はこの場を借りて大好きなこの作品についてとことん語り、世の中へ布教していこうと息巻いていたのだが、こういう書きもの系ツールはスタートではりきり過ぎると即燃え尽きてしまうので、今回は個人的に大好きなシーンを一つ紹介しようと思う。

ちなみに、このシーンが収録されている作品は家の中にあるのだが、クローゼットの奥の奥にしまってあり、探すのがベリー億劫なので、最後に読んだと思われる15年位前の記憶をもとに書いていく。
そのため小さな間違いが多々あるかもということを、ご了承いただきたい。

ボクシングやっていて良かった?

あなたは山谷勝三をご存じだろうか?
そう、俳優の川谷拓三さんがモデルになっているであろうことで有名な山谷勝三である。
彼は5年程プロボクシングをしていたが勝ち星はゼロ。
なんならプロライセンスを取った時期(たしか20代前半)に、主人公である元気くん(たしか当時小学5年生)より弱いという描写さえある。
そんな彼がボクサーを辞める決意をし、迎えた最後の試合。
自分のためにも、長男の勝くん(父親が弱小ボクサーだといじめられている)のためにも勝ちたい。どうしても勝ちたい。勝ちたいな~。
家族や地元の応援団(ほぼ輩)が見守る中、奮戦するが・・・負けてしまう。

応援団「あぁ~!なんじゃ~い!」

山谷はリングの上で四方へ挨拶をする。
地元の応援団(輩)からは、敗者は早くリングを降りろと心ない罵声。
そんな中、山谷は元気くんに向かって、
「元気ちゃん 俺もう満足」
そう言った山谷の表情は、5年間一度も勝てなかったが、プロボクサーとして最後までやり切ったという充足感が9割、やっぱり一度は勝ちたかったという悔しさが1割入り混じっていた…と私は思う。

それを受けて元気くんは泣いてしまう。結構泣いてしまう。
元気くんと一緒に観戦に来ていた同級生の二人(岡村と石田)は、元気くんになんて声をかけていいか分からない。
どうも長らくお待たせしました。ここで私の大好きなシーンに入ります。
元気くんの隣で観戦していた小学校時代の恩師である芦川先生との会話…

芦川先生「ボクシングやっていて良かった?」
元気くん「・・・はい」
芦川先生「そう」

以上である。拙い文章で申し訳ない。
自分もこのシーンが好きだと共感してくれる人が、この記事を見つけてくれたら嬉しい。


「はい」じゃなくて「うん」だった気もする…('A` )
配送:配達して届けること
運送:車やトラックを使って物を運ぶこと


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