サラリーマンはすぐにスモールビジネスを始めろ!
と私は言いたい。
早くからこれをやっていたから今の自分があるとも言えます。
副業規定が・・・
時間がない・・・
何をやれば良いかわからない・・・
売れるかわからない・・・
妻が反対すると思う・・・
そんな否定的な声がわんさか聞こえてきそうです(笑)。
金持ち父さん・貧乏父さんにも書かれていますし、富裕層が努めて勉強している(または専門家を雇う)のにもかかわらず、サラリーマンが全然学ばないのは圧倒的に
税金についての知識
です。これを理解しているのとそうでないのとでは雲泥の差が出ます。
新NISAだなんだと言っていますが、結局のところその主旨は「税金が優遇されるか否か」だけです。
富裕層が海外に逃げていっている、というニュースを耳にしたことがある方も少なくないと思いますが、それも同じくで、国策として税金の優遇をしているか否か?です。
要は税金の知識を身につけることは、富裕層とは言わないまでもFireや早期退職を目指す人にとっては必須要件とも言えます。
今日のお題のところで「サラリーマンはすぐにスモールビジネスを始めろ!」と大きく声をあげたのは、つまるところ税金の知識をつけましょうと言っているに過ぎません。
どういうことか。
あなたは
損益通算(そんえきつうさん)
という言葉を知っていますか?
読んで字の如しで、「損と益を通算する」わけです。
あなたは年収400万円のサラリーマンだとします。
だとすると、年収400万円に即した税金が会社から毎月引かれ、手取り額が入金されますよね?それが12ヶ月分と、ボーナスに対しても税金は引かれます。いわば年収400万円のプラス収益に対しての税金です。
当たり前にことを何を言っているんだと思ったかもしれません。
ですが一方でスモールビジネスもしていたらどうでしょう。
あなたが不安に思う、収益が出ていなかった場合をシミュレーションしてみます。
例えばサラリーマンと兼業できる、飲食コンサルティングをスモールビジネスで始めたとします。
美味しいものが大好きなあなたは、日本各地に美味しいものを食べに行き、特産品や有名店の味を知っています。
サラリーマンしかしていなかった場合、それは単なる余暇で行う趣味でしかありません。
が、しかし!
あなたが飲食コンサルティングをスモールビジネスでやっていた場合はどうでしょうか。日本各地を訪れる交通費、有名店で食べる飲食代、宿泊代は経費となります。
え?顧客がいない?
では売上が0円として、日本各地を訪れる交通費、有名店で食べる飲食代、宿泊代がその経費となり、赤字となりますよね。
仮に1年間で60万円の赤字としましょう。
事業主の届出や各種申告など必要な手続きをとっていた場合、
400万円のプラスの年収から60万円のマイナスの赤字を通算が可能となります。そうすると実質的には340万円のプラスの年収となります。
で、本来は340万円の年収しかないのに、あなたは400万円分の税金を取られた(会社経由で納めた)ことになるわけです。
あなたは当然の権利として、払い過ぎた税金を返してもらう手続きをします。これが還付申告です。認められると戻ってきます。
単にサラリーマンしかしていないと当然税金は戻ってきません。
大前提を言いますが、脱税は絶対にダメです。違法です。
しかし、節税はファイナンス面をサポートする必要な手段です。
わかりやすく説明するために極端な例を出しましたが、極端にいうと
売り上げは不要なんです。それでもメリットが出ます。
ということなんです。スモールビジネスをやっていると。
私は脱税指南をしたいわけではありません。
節税の根本的な考え方がこれなんです。
所得によって所得税は変わりますし、今の制度では所得税の額によって社会保険料が設定される仕組みとなっています。
政府の思惑は、税金ではなく社会保険料という、ステルス的に徴収できる(サラリーマンの方が直接的にタッチしない)もので課税額・対象を増やしていこうとしていると考えるのは私だけではないはずです。
私はサラリーマン時代にこれを早くからやっていたので、私の隣の席に座っている、私よりも年収の低い同僚よりも少ない税金しか収めていませんでした。毎年ずっと独立して退職するまで。
今こそスモールビジネスを始めて、事業や税金の仕組みを実経験として勉強し、還付申告などサラリーマンでもできる節税方法を自分のスキルとして身につけて下さい。
当たり前ですがこの毎年の蓄積は大きいですし、Fireや早期退職への近道となります。地域行政が発奮している、イノベーティブなスタートアップやユニコーン企業は他の人に任せて、先ずは家計レベルでのファイナンスを強化しましょう。
高い志(こころざし)?個人のファイナンスや未来が不安な中で、あなたは自己犠牲だけの人生を送れますか?私には無理です。自分の事業で利益が出るようになったら拡大させるなり寄付するなり、社会貢献に励めばよろしい。
次回はもう少しスモールビジネスを分解して説明できたらと思います。
ということで、また今度。