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あなたは定年退職後を見据えた人生の戦略があるか?

あなたは 定年退職後を考えたことがありますか?
私はあります。

初めて考えたのは、20代前半。 まだ今のように知名度がなかったファイナンシャルプランナー養成講座に参加した時です。 あ、私 資格取得には全く興味がないのですが、 それがどんなものなのか確かめたいという 好奇心が旺盛なので、資格取得せずに色々と学校や講座に通っていた時期があります。

ファイナンシャルプランナーもそうですし、キャリアカウンセラー養成講座やコピーライター養成講座にも通っていました。

話を話を戻しますね。ご存知の方も多いかもしれませんが、ファイナンシャルプランナー養成講座ではその個々人の最適なファイナンシャルプランを提案するという仕事に就く、もしくはそれを理解するための講座になっています。

いわゆる結婚や出産、転勤や転職など、そういったライフイベントを見据えて、ライフプランニングをしていくわけですが、そのライフイベントごとにかかる出費であったり、独身から家族持ちになった以降のシミュレーションをある程度を細かくしていくわけです。

ある日、講師の先生から「あなたの老後を24時間の円グラフで書いてみてください。」という指示が出ました。

私はたっぷりと睡眠時間を確保し、体操や散歩をし、  朝ご飯を食べ、新聞を読み、テレビを見、昼ごはんを食べ、昼寝をし、読書をし、晩御飯を食べ、テレビを見て、風呂に入り、くつろぎ、 寝るといった円、グラフをつくりました。

これが20代前半の私が思った「定年退職後にしたい1日」でした。 若気の至りもあり、忙しくしていた私は、ゆとりや睡眠に対しての憧れ、仕事における数字に追われない生活をを求めた姿でした。 「うんうん、これは心地が良いぞ。」そう思いました。

続いて講師の先生はこう言いました。
「  では、1週間のプランを立ててみてください。」

私は私は困りました。たっぷりとした睡眠時間、体操や散歩、朝ご飯、新聞テレビ昼ご飯、昼寝、読書、晩御飯、テレビ、風呂、くつろぐ、寝る以外に思い当たりません。 あ、図書館に行けるな。 そして困りました。後が続きません。

そこで初めて、退屈な老後を具体的にイメージしたわけです。20代前半の私には、たっぷりした時間は目の前に全くないのに、具体的にイメージする、働かなくても良い定年退職後には時間を持て余す事しかありませんでした。

日本各地や海外への旅行、趣味、孫がいたら孫と遊ぶ、バーベキューやキャンプもできるな。

あれ?お金はどうなっている・・・? 大丈夫か?

日本人の平均寿命はどんどん伸びていて、でも年金はどんどん減っている。今やちまたに溢れ、憧れの未来のように語られている FIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的に自立して早期退職を目指すライフスタイル)は、 まさしく定年退職後に実現できる姿です。

20代前半だった当時の私がイメージした、周囲の同僚が全く理解してくれなかった世界とは、

  • 定年退職年齢は65歳や70歳になっている

  •  年金は破綻している

  •  人口動態は唯一未来予想可能な、確実に来る未来である

  •  日本は子供を産みまく政策か、移民政策をとって生産力を上げるしかない(ITの進化による生産性を私は見過ごしてました)

です。
ドラッカーの本にはすでに書かれていて、 突拍子もない未来予想でも何でもないわけです。

もともと悲観的な私は、備えなくてはいけないと、本能的に感じました。
ざっと 80歳半ばまで22歳から残り58年。
長期間熱中し続けられるような趣味を探さなくてはいけないし、目の前に打ち込んでいる仕事が、あと40年50年もできる(したい)仕事なのかどうか?を考え直す必要があると痛切に感じました。

そう、 長期的視点に基づく、人生の長期戦略を考え始めた起点です。
あなたは定年退職後の姿を明確にイメージしたことがありますか??

ということで、また今度。




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