【美術館】鉄道と美術の150年
「鉄道と美術の150年」という展覧会に行ってきた。なかなか良かった。海外の鉄道技術を先進的なものとして捉えて受け入れ、その完成を喜ぶ人々の様が鮮やかに描かれていた。鉄道が新しかった時代を描いていてジャーナリスティックな意味でも好みだった。
一方で、排気ガスの問題や満員電車の問題といったネガティブな様子を描いた作品も展示されていた。両論併記なのは素晴らしい。自分は立ち退きの問題に若干の興味があるので、線路の建設に伴い立ち退きを余儀なくされた人の姿も見たかった。退かされたあとは無なので描きにくいのだろうか。この点は気になった。
興味深い展示だった。東京駅にて見られるという立地もなお良い。