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マシニングセンタのNCプログラム基本1

はじめに

 フライス盤にNC装置を付け、コンピュータ制御で自動加工ができるようにした機械がNCフライス盤及びマシニングセンタと以前の記事で書きました。つまりマシニングセンタを動かすにはプログラミングが必要になります。マシニングセンタやCNC旋盤といった機械を動かすためのプログラムは専用の言語で書かれ、NCプログラムと呼ばれます。Gから始まるプログラムを多用することからGコードという通称もあります。アルファベットと数字からプログラムは構成されており、G, M, F, S, H, D, TなどのコードとX, Y, Zの座標値がよく用いられます。詳しく書くと辞書ができるくらいの分量になってしまうので今回は簡単な部分について触れていきたいと思います。なお、基本は似ていますが旋盤系のNCプログラムは記述ルールが異なる点があるので注意が必要です。

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Gコード

 NCプログラムの代名詞ともいえるコードで、主に機械の軸の動きを指令する際に用いられます。代表的なものをいくつか例とともに以下に示します。

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