機械加工に求められる精度
みなさんこんにちは!株式会社ノムラのたけちゃんです。
今日は機械加工に求められる精度についてお話ししようと思います。
機械加工は工作機械を用いて行います。機種にもよりますが工作機械の動作を指令する際の最小単位はどれくらい細かいかご存じでしょうか?マシニングセンタやターニングセンタ(CNC旋盤)といったコンピュータ制御の工作機械の場合、指令値は1㎜の1000分の1、1㎛単位となっています。人間の細胞の平均的な大きさは直径約20マイクロメートルですので、その微細さがおわかりでしょうか。
このような世界で加工をしていると1㎜というのはとても大きく感じます。実際部品の寸法が1㎜ずれてしまったらそれは不良品となってしまいます。一般公差と呼ばれる特別精度が要求されない部品の寸法の許容誤差がありますが、それでも10分の1㎜単位で定められています。
機械は1㎛単位で指令できても機械加工で精度を出すのは難しい
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