有利区間からメタ読みする
全部無料だけど、頑張って書いたので儲かった人はモーニング代下さいな
※ベタピンホールやリセピンホールで立ち回ることが多いので、高設定にはあてはまらないことも
前提知識について
有利区間について
現行の6号機には有利区間というものがあります。
※正確には5.9号機から導入
有利区間とは、出玉が有利な状況を作り出せる区間を指します。つまり、ATの突入抽選そのものや
AT•ARTなどの押し順を指示して出玉を増加させることができる区間です。
非有利区間について
有利区間と対になる状態として非有利区間があります。こちらの状態では有利区間への突入抽選のみを行うことができます。
設定変更後と有利区間終了時は、この非有利区間に滞在します。
有利区間の突入と終了
有利区間の突入は、非有利区間で任意のフラグを引くことで移行します。この時のフラグによって移行先(モードやAT直撃)を変えることが可能です。
有名どころだとヴヴヴの朝一レア役からの超革命直撃ですね。
有利区間の終了については以下のいずれかの条件を満たした際に行われます。
・有利区間の差枚2400枚を超えた際
(スマスロ、6.5号機共通)
•有利区間内の払い戻しが2400枚を超えた際
(6.0号機〜6.4号機)
•有利区間のゲーム数が4000ゲームを超えた際
(6.5号機)
•有利区間のゲーム数が1500ゲームを超えた際
(6.0〜6.1号機)
•有利区間のゲーム数が3000ゲームを超えた際
(6.2〜6.4号機)
まとめるとこれ
(引用https://www.pachislot-summit.com/column/4000g24006-5/)
検定について
スロットを市場に出すには、保通協の試験に合格し、決められた基準を合格してることを示さなければなりません。
検定の合格基準は、以下のとおりです。
(引用:https://p-gabu.jp/guideworks/feature/248)
これをみてあれっ上位ATとか全部アウトやんと思った方、正解です。
今のスマスロの上位ATの性能は検定で落ちます。
では、なぜ市場に出まわっているのか?
それは、上位ATとは検定に落ちた後に出玉性能を上げればいいじゃないかとというメーカーの策略努力です。
検定は17500Gを上手くこなせばいいので、ミミズを上手く使ったり、冷遇•優遇で出玉をコントロールすれば合格することができるのです。
これは例えばヴヴヴであればミミズモードに入れることで試験を突破であったり、1500Gに天井を置き革命ボーナスで400枚くらいの出玉をとらすことで下限基準の突破、超革命ラッシュに入っても弱革命にして1000〜1500枚程度の出玉で終了させることで解決できます。
メタ読みってどうなるの?
ここまでは市場にスロットがどうすれば出て来れるのかを解説してきました。
では、この規制から逆読みして検定に通るかつ出玉性能が十分なマシンを作るにはどうすればいいか、そしてそれを踏まえてどう狙うかを考察して行きます。
メーカーの思い
メーカー的にはヒットさせたい、でも検定に通さなきゃ世に出せないというジレンマがあります。
•検定代は1機種100万以上かかる
•出玉性能が低いとヒットしにくい
•純増が3枚を超えると検定に落ちやすくなる
メーカーにとって重要なのは下2つです。
(新台価格は40〜60万と言われてるため、十分にペイできる)
なので、試験用に出玉制御を加えて、運良く検定に通ることを祈ります。(ミミズとか)
また、決算が近い等でビックネームをとりあえず検定に通るスペックにして出したりします。まどマギを産廃にしたユニバは絶許
ユーザーどこを狙うべきか
現状の試験の厳しさによって純増が3枚を超える機種では必ず試験対策として冷遇、優遇を組み込みます。
冷遇、優遇を具体的に言うと差枚管理です。
試験に落ちそうなくらい出玉が出る/出玉が出ない場合、抽選値を冷遇/優遇することで試験のルール内に出玉を合わせます。
そんなこと言われたら一生上位ATなんか打てないじゃないかという皆さん
これを踏まえた上で狙うポイントは沢山あります。
1.上限試験に落ちない充分な−差枚を飲み込んだ台を打つ
→沖ドキや北斗、モンキーなんかは純増が低いので(減少区間もあるので)ある程度差枚を飲み込めば放出可能です。
上述の表で言えば1600Gで2000枚飲み込んでいた場合、そこから放出区間に入れば下限上限共に落ちることは無いので、私が開発者ならここを優遇します。
ある程度吸い込んでる北斗の唐突な無想転生や
モンキーのわけわからん上乗せありますよね?
それです。
ここが上手いのはサミーと山佐
2.試験落ち後を狙う(出し過ぎ編)
試験に落ちちゃった後は当然ながら検定対象になりません。
チバリヨ2なんかは、試験に落ちた後のヤリスギループの後のモード移行はモードB以上(理論値では機械割100%超え)になるのでかなり甘いです。
ヴヴヴやかぐや様、リゼロ2等も上位AT後が狙い目になっていますが、この辺りは設定変更後よりもかなり甘いという数値の表れでしょう。
これらの台はいわゆるモードA等が冷遇区間なので、そこを避ければ遊べるようにはなってます。
ここが上手なのはサンキョー
3.試験落ち後を狙う(出さなすぎ編)
当然ながら出さなすぎでも下限は試験落ちます。
メーカーが下限を放置すれば、市場では
パチンコホールウハウハとなりますが、
そうは問屋が卸しません。
飲み込んだら一生飲み込み続ける台誰が打ちたいと思いますか?
なので一発逆転トリガーを台に仕込んでます。
ゴッドイーターの差枚マイナスからの3000枚上乗せとか、
ToLOVEるのやたら当たりやすくボーナス枚数が多くて、かつ3連で上位AT入る区間とか
ここが上手なのは、山佐と平和
ユーザーはどこを狙わないべきか
1のパターンでは、差枚管理が強いため、有利区間切れや検定落ちが近い状況では抽選値を冷遇する可能性が高いです。
2のパターンでは、検定落ちまでもっていくのハードルが高いことが多いです。
個別の狙い目は台によって異なりますが、
大原則として台の状況を鑑みずに不問打ちすると投資が嵩みます。
3のパターンでは、一発逆転トリガーを狙えない部分を打つことです。
(割はここに割かれてる)
機械割と抽選値の公表は全状態の平均ですので
当然このトリガー込みのものが出回っています。
一発逆転トリガー状態では、抽選値が優遇されていますが、それ以外の箇所では本当の意味でヒキが求められます。
※各々の台の狙い目は割愛しますが、
一発逆転トリガーというのは、差枚がゴリゴリマイナスだからこそ、出せる大量獲得への道です。
トリガーであってデキレでは無いので当然打ち手のヒキも求められますが、逆に言うと引いた時の抽選値は普段とは比べ物にならないくらい優遇されています。
最後に
このnoteでは個別機種の具体的な狙い目は触れていないです。
個別機種の狙い目は様々な方が出しています。
皆さんに覚えていただきたいのは、その狙い目を書いてるnote屋に脳死で乗ることではなく
上記のスロットと検定の原則からどこをどう狙っていくか(設定狙いならいつ辞めるべきか)
ということを考えながら打って欲しいです。
もちろん、何も考えずに打つのが楽しいと言う方はそれでもいいと思います。
(楽しみ方は人それぞれ!)
ただ、今のスロットはゼロサムゲームとなっているため、ユーザーとして最低限負けないような
知識をつけた方が楽しめるかなと思います!
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