結束バンド ZEPP TOUR 2024 “We will”札幌公演 レポ&感想(ライブ感想編)

前提


セトリは知らない状態で臨めた。
唯一食らってたネタバレはぼざらの「よぴがギターを弾く」ということだけ。(ネタバレ無しで語りますって言ったじゃない!)

立ち位置は1Fスタンディングのド真ん中くらい。
これでも演者の表情は見えるくらいの近さ。流石zepp規模。

音楽、特に楽器方面の知識は浅く、言及薄めですがご容赦ください。
素人が思ったこと書き散らしてるだけです。

1.結束バンド ZEPP TOUR 2024 “ We will”のテーマ(仮称)


多分そういう名前だと思う。フェスのセトリ的に。
正直どんな感じの音楽だったかはあまり覚えてないんだけど、「アレ?これ聴いたことある?」感が半端じゃなかった。物凄く耳馴染みする感じだったというか。
感想会したFFさんによると、ロッキンだかJJのテーマにそっくりじゃなかった?との事だったんだけど、自分にはあまりピンと来ず。
でもめっちゃ聴き覚えある感じだったんだよな…

それはさておき。
楽器隊オンリーでセッション→ボーカルが入ってきて歌い出す
これはJJでもロッキンでも見た流れのはずなのに、脳裏に過ぎったのはやっぱり恒星で、ひとりぼっち東京の前のあの爆イケインストタイムが重なって大興奮、大はしゃぎしてた。
そりゃね?期待してましたよ。
なんならロッキンでも期待してた。
そんな一曲目が

2.月並みに輝け


ああああああああああ!!!!!
(発狂)
恒星と同じワンマンで!!!!!ひとりぼっち東京と同じ歌始まりの曲で初手月並みに輝け!!!好き!!!!!!!!
唯でさえ来ただけで発狂する曲なのに、こんな完璧な文脈で持ってこられたらもうさぁ、、
育美さんの歌始まり格好良すぎるんだよ。
もう正直、演奏や歌唱としてどうだったかとかちゃんと言える自信が無くて。
ただただ幸せで、好きが止まらなくて、顔面ぐしゃぐしゃで。
とにかく最高だった。
感想会したFFさんによると「まだちょっと調子登り切ってなかった印象」だったらしいけど、自分には最高最強に聴こえた。もうわかりません。
ある意味不誠実な感動なのかもしれないけど、念願のワンマン現地で初手月並みに輝けなんてお出しされたらもうそれは、それは…。
「もう二度と来れないかもしれないzepp規模の結束バンドワンマン、絶対に悔いなく過ごさなきゃ…」と気負いまくっていた自分が良い意味でぶっ壊された。
馬鹿になった。
この曲で一気に「実際に立ってみてもまだ実感が湧かない夢の場所」が「光の中」に変わった気がする。
とにかく、一気に引き込まれた…。

2.青春コンプレックス


月並みから演奏は途切れることなく、育美さんの結束バンド名乗りから青コンへ。
月並みで発狂した自分を少し現実に引き戻してくれた曲。
今まで皆勤賞なだけあって、ステージも観客も安定感の塊。
皆、全力のかーきー鳴ーらーせー!
育美さんは完璧だったけど、序盤なのもあって我々の喉がちょっと仕上がってなかった感笑
勢い余ったのか、サビ全部全力熱唱してる人もいた。
とにかく、皆でかき鳴らせれば優勝なのが結束バンドのライブ!
月並みの次がコード進行的にドッペルな青春コンプレックスなのもまたイイ!
この曲が2曲目に来ることで、その後のライブ中「今回トリ何が来るんだ?!」というワクワク感がずっと高まった状態になれて、その意味でも最高の曲順だった。

名乗りについての蛇足。
恒星への憧れで生きてる人間なので、ワンマンライブにはあのキメッキメに格好いい「こんにちは、結束バンドです」みたいな名乗りを勝手に期待してたんだけど、JJやロッキンよろしく「こんばんはーけーっそくバンドでーす!!」みたいな元気いっぱいで楽しげな名乗りだった。
でも繋げる曲が皆で盛り上がる青春コンプレックスだからこの名乗りで正解。
恒星はビシッとした空気感のギターと孤独だからこそあの名乗りだったんだなって。
(でもバチイケ超ボーカル長谷川育美も生で見てみたい…)

3.カラカラ


そのままシームレスに水野さんへバトンタッチ。
ツアータイトルの時点でWewillの曲はやるだろうなと思ってはいたけど、まさかカラカラも聴けるとは!
はせみさん退場→シームレスにカラカラの流れが恒星すぎて、もうその時点で感無量な恒星大好き芸人。
この流れで"結束バンド"の電飾を背負って立つ水野さんのカラカラって時点でもう感動しちゃって、ちゃんと聴けてたか自信が無い笑
マイフェイバリットカラカラは今のところロッキンで不動なのは確か。
(少しピッチ上がりきってなかったような気もするけど、音源よりパワフルめな歌い方だから、声質的にそう聴こえただけかも)
間奏のイェイェイイェーの所、心の中でワンツーおじさんしてた。

4.惑う星


Wewillの曲を全部やるかどうか分からなかったから、カラカラで終わりの可能性にちょっと身構えたけど、水野さんがそのまま残ってたので勝利を確信。
してたらMCでも「私がここに残ってる、ということは!」と煽ってくれるもんだからもう全力でyeah!!した。
惑う星、聴きたかったんだ…。
怪しげでバチクソ格好いい特殊イントロから通常イントロに接続。
バイオリンどうするんだろうと思ってたけど、流石に打ち込みだった。
歌唱に関して、この曲はサビの真っ直ぐ前に突き抜けるような普段の山田らしからぬちょっと少年っぽい歌声と、サビ以外のクールなウィスパーボイス2つの美味しさがあると思っていて。
ライブでもその美味しさはしっかり味わえたけど、サビは音源より力強い歌い方という印象だった。
狙った訳じゃないかもしれないけど、ライブでテンション上がって熱こもっちゃった山田感あってとても良かった。

感想会したFFさんによると、かなり合わせるのが難しい曲らしく。
ちょっと苦戦してる印象だったらしい。
なんか三井さんが水野さんにゴメンゴメンみたいな苦笑いする場面もあったとか。見てみたかった。

アウトロ、ちゃんとベースのゴリゴリに歪んだ残響が終わってから拍手が起きてにっこり。

5.僕と三原色


シームレスに特殊イントロへ。
この特殊イントロのmilky way感が凄くて、絶対milkywayだろ!って確信してたら正解は僕と三原色でした。
感想会したFFさんもmilky wayだと思ったらしい。
(特殊イントロクイズ、他は全問正解した)
この曲で一番印象に残ったのはライティング。
元々色をテーマにした曲だからそこら辺も期待していたんだけど、曲の展開に合わせてメンバーカラーが流れたり混ざり合ったりする"結束バンド"の電飾がエモくて最高だった。
変にずらさず、こういう王道的な期待にオールウェイズ応えてくれる結束バンド、本当に信頼してる。
特に気になったのが、配色に緑が他の色と同等量入っていたこと。
三原色には光の三原色と色相の三原色があるけど、この曲は色相の方の三原色だとばかり思っていたから、とても意図が気になる。
オーディオコメンタリーとかでの言及にとても期待してる。
(歌詞的にはレッド、ブルーが出てくるからそもそも光の方なのか…?でも元の色が後藤以外のメンバーカラーに近く、後藤含めたメンバーカラー全部混ぜると黒になる色相の方が結束らしいよな…)

歌唱に関してはもう、この曲のエモさを存分に出し切ってくれたというか。Aメロとか歌声的に溜めのターンはジェスチャー多めだったり、サビのカタルシスだったり、「涙一粒落ちた"ら"」のファルセットが素敵すぎたり。
サビとそれ以外の緩急が魅力な曲だと思ってるけど、それに沿いつつライブならではの魅力を見せてくれた感じ。
個人的には「鬱向いて塞いでた僕を見つけ出してくれたあの日を」のフレーズが最エモで大好きなので、そこはもうじっと聴き入ってたけど、最高でした。
直後「」ホァー…とか無意識に声漏れたし、育美さん拝んじゃったくらい最高。

6.milky way


来ると思ったら来なかったけどすぐ来た。
この曲の感想として真っ先に出てくるのは、「"結束バンド"のフロントマン喜多郁代役長谷川育美」じゃなくて「喜多郁代」が歌ってる…ということ。
音源からしてそうだったけど、明らかに歌声が他の曲と違う。
歌声というと単純だけど、単純に声色をより可愛くとかキャラソン的にみたいな話じゃなく、音や詞に乗せた感情とかテンション感が「あぁ、少し未来の喜多ちゃんならこう歌うんだろうな…」と自然に感じさせてくれた、というか。
僕と三原色の直後だから、より分かりやすいし、切り替え凄ぇ…となる。
ただ、単純に口から音源(milky way版)という話でもなくて。
例えば、転調のところ。
「サテ"ラ"イト」の"ラ"から転調で、歌唱的な難所という認識があり注目してたんだけど、明らかに音源よりも力の入った"サテラ"だったんですよ。
これが難所をクリアするために気合いを込めて臨んだ結果なのか、単純に美味しいところだから強調したのかは分からないけど、ライブ感があってとても良かった。
音源との違いが一番明確だったのはそこだけど、そこですらやっぱり「喜多郁代」だった。

あと、これは記憶が怪しいんだけど「君が抱きしめてくれる?」のところ、小首傾げる動きしてたような…ヤバかったような…嘘かも…。

「たまにはちょっと~全てを受け入れてくれる」のクラップがmilky wayの個人的好きポイントという話もしたくて。
この曲、基本的に絶対後藤が書かないような歌詞なんだけど、じゃあ今の喜多ちゃんが書く歌詞か?というと、それにしては暗めのニュアンスが散りばめられているので違うと思っていて。
やっぱり、結束バンドのボーカルとして後藤の詞を自分なりに咀嚼して、少しずつ歌に落とし込めるようになった「少し未来の喜多郁代」が関わった曲なんだろうな、と思わされる。
「たまにはちょっと~」の部分もそんな後藤エッセンスを含む歌詞に感じるんだけど、そこにクラップが加わることで喜多ちゃんっぽいハッピーな雰囲気が出てくるというか。
そんな受け止めをしてるので、ここのクラップは絶対やりたいと思って、意気揚々とやりましたっていうお話。
周りは誰もやってなかったけど。良いんだよここ。
次は皆でやりたいなぁ…。

「好きでいてくれる?~私の居場所」の所も、普段あまり見えない結束バンドへの喜多郁代の感情が表れてて好き。
ここで「私には人を惹きつける演奏はできない、でも、人に合わせるのは得意みたいだから」への解像度が上がった。
後藤ひとり(台風ライブで脳を灼かれたギターヒーロー)を支えるという他人軸ではなく、その後藤ひとりをも支えていけるようなギタリストになるという自分軸、自己肯定を含んだ感傷で、成功体験で、バンド活動そのものにのめりこむきっかけでもあったのかなと思えた。
もちろん、ライブ前の気持ちとしては「皆に見せてよ、後藤さんが本当は格好いいんだってところを」だけど、結果的に喜多ちゃんのコンプレックスも和らいだ場面だったのかなって。

曲が終わり育美さんのMC。
楽曲提供に触れつつ、「喜多ちゃんだからこそ出てくる言葉を一つ一つ大切に歌わせていただきました」とのお話があり、「伝わったよ…!」とめっちゃ念を送っていた。

7.青い春と西の空(札幌限定)


「札幌ということもありすっかり秋めいてきたけど、次の曲は夏を思い出して貰えるような曲を」的なMCに湧く会場。
「青い春と西の空を歌わせていただきます。なんとこの曲、ここ札幌限定の曲です!」
との言葉に更に湧く会場。

…今思えば何で今、札幌でこの曲?って思うしMCもちょっと無理矢理感あったけど、当時はJJでもロッキンでも聴けなかった青い春と西の空を生で聴けるんだ!!やったー!!!!の気持ちしか無くて、皆大はしゃぎしてた。

そんなこんなで青い春。
この曲で一番印象に残ってるのは、最初のサビの最高音である「早くうちに帰"ろう"」。
現状、結束バンドの曲では光の中へと青い春と西の空のF5(hiF)(高いファ)が一番高い音。
それもあって注目してたんだけど、なんかこう…上手く言えないけど今まで聴いたことの無い発声の仕方だったというか。
ピッチはバシッと合ってたし素敵な歌声だったんだけど、2回目以降いつもの歌い方になってたから、もしかしたら最初だけ様子見の歌い方をして、イケる!と確信してその後はいつも通り…ということだったのかもしれない。
という話を感想会でしたけど特に共感されなかったので気のせいかも。
あと、終盤のあたり、恒星再現カラオケ界隈(?)だと手を左右に振りがちだけど実際の恒星では前方に手ノリしてるという定番ネタ(?)がある(?)んだけど、案の定みんな左右に手振ってて笑った。
むしろ恒星の時が手探り状態で、曲を聴きこんだ今、会場が自然にそうなるならそっちが正解なんだと思う。(正解とか無いけど)

なんにせよ、この曲生で聴く機会本当に希少だからマジで札幌行けて良かった。
という気持ちと、大阪はDistortion!!だったらしいという話を聞き「大阪行きたかった…!」と本気で呻いたというお話も。
絶対ライブのDistortion!!楽しいんだよ…手が腫れ上がるまでクラップさせてくれ…

◎よぴMC


よぴさんが突撃してきた。
今日のよぴめっちゃテンション高くて可愛いなって(恒星長谷川育美感)
終始楽しそうだしめっちゃ観客煽ってくれるし、皆ニッコニコしてた。
あと「こんにちは!」に即「こんにちは!」って返せたの嬉しかった記憶。自分も場数踏んできたな…と。

一番印象に残った一幕がこんな感じ。
よ「札幌ー!!」
我等「yeah!!」
よ「札幌以外から来た人ー」
我等「yeah!!」
よ「なのにyeah!!って言った人ー!」
我等「yeah!!」
よ「」フフッ
よ「皆どこから来たのー?!」
我等「○○ー!!」
的な一幕。
ーーーーーーーーーーーーーー
よ「」フフッ
よ「皆どこから来たのー?!」
ーーーーーーーーーーーーーー
↑ここのあたりがなんか凄く包容力(?)ある感じでめっちゃ良かった

あと、
よ「登別ー」→よ「石狩ー」→よ「小樽ー」
みたいにブロック毎に北海道各地の民へ向けて(?)コールする一幕があったんだけど、観客から「道東は?!」って声が上がってて面白かった記憶。
北海道はでっかいどう…。

恒例の楽曲提供紹介の話へ。
真面目に夢を束ねての紹介をした後の一幕が良くて、
よ「バンドの皆さんも準備できてますか!」
高間さん「」(ベースを鳴らす)
よ「ブン。」
の流れにめっちゃ笑った。
楽器激上手おじさん達がお茶目なのも、よぴさんの良い感じの慣れ感?距離感も含めて、あの空気感最高だったなぁ。

8.夢を束ねて


この曲で一番印象的だったのは、なんと言ってもMCからの歌い出し。
個別に感想枠を作るくらい愉快で楽しかったMCなんだけど、
直前まであんなにおもしれー女だった青山吉能が、
「それでは聴いてください」
「夢を束ねて」
で一気に後藤ひとりになった。
歌い出しはもうアルバム音源、というか後藤ひとりそのもの。あの儚げで、泣きそうで、ほんの少し投げやりで、でもひたむきな歌声が聴こえてきて一気に鳥肌が立った。
でも音源通りかというと違くて。
1番サビ→2番と段々アルバム音源より歌い方が力強くなっていて。
ライブバージョンというより、あの音源と同じ後藤ひとりがステージに立ち、段々熱がこもっていったらああなるんだろうな、という感じの力みというか。
ライブ版転がる岩の力強さとはまた別のニュアンスだった。
これは、本当に聴けて良かった…。
将来的には、この曲も弾き語りで披露されるのかもしれない。
その時のギターを携えた歌唱と、今回の歌唱は絶対に違うモノになるから。(どちらも聴きたいけど、今回が本当に本当に良かった)

個人的に、アルバム音源とライブ音源で一番差が大きい曲は転がる岩、君に朝が降るだと思っていて。
アルバムは「後藤ひとりの歌唱」としての最高到達点だなと今でも思うし、ライブ音源も熱がこもった歌唱で、どちらにも良さがある。
(個人的にはアルバム音源とロッキンの転がる岩がツートップ。)

なので、夢を束ねてもこれまでのライブ的な、音源とは違う歌い方をするのかなと思っていたら違った。
この差は、カバーかそうでないかの差なのかなと。
初めての後藤ひとり作詞の後藤ひとり歌唱曲だからこそ、伝えるべきニュアンスが明確というか。
個人的に、Wewillリリース前は「結束バンドとして正式に後藤ひとりが歌うこと」にかなりの解釈違いを危惧していて。
ああ、もしかしたら初めて好きになれないかも…なんて思っていたんだけど、いざ聴いたらあまりの良さ、納得感に理解らされたくらいこの曲が好きで。
何かに行き詰まったり、バンド活動の将来に不安要素が出てきたり、そんな感じの壁に当たった後藤ひとりがこれまでの結束バンドを回顧し、ちょっとだけ前向きになる、気持ちを新たにするみたいな曲だと思っていて。
この曲に限ってはお客さんというよりメンバーに向けて歌ってたりもするんだろうな、とか。
なんか、曲を通してずっと「捨てないで」って言ってる気もする。
誰が何をかは置いといて。
先入観込みかもだけど、そんな情景が改めて伝わってくる歌唱だったから、とても響いた。

やっぱり、"少し未来の"と明確に打ち出したコンセプトが天才的だったと思う。
今でも後藤がボーカルを務めることは原作世界線においては無いと思ってるけど、ifとしてとても好き。

あと、「よぴがギターを弾く」ことだけ知ってたからギター持って無かった時点で転がる岩かRe:Re:で再登場確定演出だった。

9.あのバンド


ステージが暗くなる中よぴさんがはけ、三井さんにスポットライトが当たる。
自分の中で世界一格好いいギターソロ、あのバンド覚醒イントロ!
どんなにしんみりした曲からでも一気にトップギアに持っていける最強カード。
本当に格好良すぎる、絶対弾けるようになりたい。
JJでもロッキンでも覚醒イントロは無くて、舞台を除くとこれが初の生で浴びる機会だったから、もう死ぬほど興奮した。
舞台とはまた文脈が違うというか。
とにかく三井さんの覚醒イントロ、カッティングやらトレモロやら全てが格好良すぎた。恒星でリードを務めた生本さんの覚醒イントロもいつか生で聴いてみたい…。
個人的に、夢を束ねて→あのバンドの曲順が凄く好きで。
後藤ひとりが結束バンドとしての過去を回顧(夢を束ねて)したとき、原風景となるのはやはり、自分のギターで結束バンドに貢献できたと初めて自認できたであろうこの覚醒イントロであり、あのバンドなんだろうなと思うので。
深読みしすぎというかこじつけ的なのかもしれないけど、とにかくこの流れが大好き。
結束バンドで最もロックバンド的で格好いい曲なので、とにかくライブ映えする。
露出が多い曲なこともあり、観客も一体感マシマシでノリに乗ってた。

途中(不協和音に~あたり?)、風が吹き荒ぶような音がした気がして。当時は機材トラブルかなんか?と思ったけど、今思えば台風ライブ再現的な意味のSEだったのかもしれない。

10.ドッペルゲンガー


JJ、ロッキン共に不動だったギターと孤独→あのバンドの流れを崩してきたと思ったらこっちを繋げてくるとは!
月並み、今僕、ドッペルは劇場総集編のOP、EDという性質からか特に出だしから掴みが強い。
本来の3曲目だからというのもあるけど、覚醒イントロからあのバンドやりきった(一区切り感が強い終わり方)直後に来ても、ちゃんと観客を惹きこめる構成というか。
イントロでうぉ!っという声が上がっていたのを覚えてる。
この曲は結構なスタミナ曲で、しかも育美さん自身ちょっと難曲と思ってるらしい(昔のインタビューの記憶)あのバンドの直後。
にも関わらず、サビで反復横飛びみたいに出てくる裏声とか美味しいところを余すことなく歌いきってて流石…となった。

11.なにが悪い


あのバンド→ドッペルの満足感半端ない流れから、突然比田井さんが陽気なドラムソロを叩き始める。
絶対なにが悪い来るだろこれ!と思ってたら鈴代さんがステップ&クラップで観客を煽りつつ入ってきた。
(UNITEの可能性もあったけど、もうテンポ感やら雰囲気が完全になにが悪いだった。)
この曲順も良い…。
台風ライブ最後の曲であるドッペル→ぼっち・ざ・ろっくを!→8話EDという正規の時系列が、初めて表現された感動。

毎度言われてる事だけど、本当に太陽。
出てきた瞬間一気に場がハッピーな空気になる。皆ニッコニコ。
流石ハッピーイエロー。
恒星の時から思ってたけど、鈴代さんの歌唱の安定感は凄まじい。
あれだけ動きまくっててこんなにも…というより、土台がしっかりしてるからこそあれだけ動き回れるんだろうな。
ただ、恒星よりもロッキンよりも、今回が一番こなれ感というか、リラックスして歌えてた感じがした。
(恒星の時はアルバム音源よりもちょっと鋭くアニメ声っぽい(幼い声?)歌唱に感じた。緊張で力んでた?)

ライブにおいてこの曲が特別なのは、結束バンドで唯一明確に合いの手がある曲ということ。
鈴代さんの明るさと相まってこそ、あの一体感や盛り上がりが生まれる…。本当に好き。
一つボソッと言うなら、合いの手は合いの手であって、合いの手以外の部分も合わせに行ったらそれはもう合いの手とは言わn …。
ロッキンよろしく、最後皆でジャンプさせてくれたの滅茶苦茶嬉しかったな。あの時も恒星感があったけど、今回はzeppだからよりそれが強かった。
前方の密集ゾーンの人達は着地大丈夫だったのかちょっと心配だけど笑

12.UNITE


なにが悪い後、MC。
なまら!とかしたっけ!とか方言を言いまくってた。
「お仕事で北海道に来れたのは初めてで、なまら嬉しいです!」
的なお話の後に「いやー、今回は凱旋ということでね」で少し時を止めるなどインスタント鈴代ワールドを展開しつつ、恒例の楽曲提供紹介を挟んで曲へ。
この曲で一番語りたいのは、やっぱりイントロ。
イントロの音が途切れる一瞬、キメッキメのタイトルコール「UNITE」(イケボ)。
痺れた。マジで格好良かった。
素もそうだし、特にぼ関係においては演技も歌唱も一貫して可愛い側の認識だったから、あまりのバチイケっぷりに度肝を抜かれた。
鈴代紗弓ってこんなに格好いいんだ…!と思った。
この曲にしても、なにが悪いより疾走感があって激しい曲ではあるけど、歌声としては可愛い寄りの性質で、それはより激しめの歌い方だったライブでも本質は同じ。
でも、ステージ上を動き回り、激しく拳を振り回す鈴代さんのパフォーマンスによってWewillでも随一のロックナンバーになっていた。
純粋な音としてはアルバム音源との差は(良い意味で)少ない一曲だったけど、受ける印象の違いはかなり大きくて、初めての経験だった。ライブって面白い。

鈴代さん、恒星のインタビューとかで「ライブは結構緊張する側」と語ってた記憶があるんだけどロッキンも今回も、全然それを感じさせない。
(恒星もあまり感じなかった)
慣れたのか、努力の結果なのか、素で楽しくなっちゃったのか、実は緊張してたのか。
分からないけど、とにかく素敵でした。

わりと「結束バンドのボーカルは喜多郁代であり、喜多郁代役長谷川育美」原理主義者なので。
OPEDでもない他3人のボーカル曲が増えることに商業的都合を感じてしまい、もちろん聴きたいは聴きたいけど、結束バンドのスタンスとか芯が外部的要因で歪んだら嫌だなぁとか思っていた。
でも、Wewillがリリースされた時もそうだし、今回のライブで改めて、「細かいこと言わないから3人の新曲も出してほしい」気持ちと、「3人の新曲にあたりWewillのコンセプトという最適解を出せる結束バンドなら今後も大丈夫」という信頼が高まった。

13.忘れてやらない


UNITEで上がったボルテージをそのまま引き継ぎ、虹夏繋がり(ジャケ写的に)の忘れてやらないへ。
育美さんも煽ってたけど、もうイントロから盛り上がりが凄い。
知名度もセトリ入り実績も高い曲なので我々の一体感も凄いし、育美さん的にも一番(インタビュー当時)歌うのが楽しい曲なだけあって、とにかく熱気が凄かった。
なんせ、JJであの激強激重な小さな海から一気にブチ上げた実績がある曲。結束側もこの曲を信頼してないと、あのセトリは組めない…。
そんな曲をUNITE後に持ってくるのはもう強すぎて訳分からん。
そして、なんといっても三井さんのギターソロが格好いい…
もっと手元が見える位置で見たかった…。
個人的にはつくば映画祭のライブ音響上映でイントロ入りのシンバルが大好きになったので注目してたけど、逆にあそこまでスコーン!と突出してる訳ではなかった笑
やっぱアニメの画作りに合わせた出力と実際の演奏は違うんだな…と。どっちも大好き。

14.星座になれたら


MC。
育「実はライブ開始が18時なのはここ札幌だけとのことで」
客「ヘェー」「オォー」
育「いや18時目掛けて来てくれてるから知ってるとは思うんですけど、」
育「でも、じゃあ待機中に『あ、もうすぐ18時だ』とか思っててくれたってことだよね?」
と匂わせトーク。観客爆沸き。
その後も
育「ん?もうすぐ時計は18時?」とか楽しそうに追撃の匂わせトークかましたりしてたけど、最終的に一瞬謎の間が空いて
育「それでは聴いてください、星座になれたら」スン…
って曲入りしたのが面白かった。

この曲で一番感動したのは、なんと言っても落ちサビ。
あの会場全体を包むプラネタリウムのような照明演出は、まさに恒星で憧れた光景そのもの。
あの中に存在できた喜びは、もう…。ずっと夢だったから、感無量だった。星座になれた。幸せすぎた。

今回は秀華祭バージョン。
三井さんのボトルネック、、ごちそうさまでした。(流石におにころじゃなくスライドバーだった笑)
思うに、アニメ本編の要素はワンマンで演る方針なのかな。
JJの星座は原曲verだったし、あのバンドはJJ、ロッキン共に覚醒イントロ無かったし。
フェスはロックバンドとして名前を売りに来てるから原曲を聴いてもらう、履修率が高いワンマンではファンサービスとしてアニメ要素を盛り込む方針…みたいな。
(そう考えるとあのバンドの謎の音はやっぱり台風ライブ再現的なSEだったのでは…?)

15.秒針少女


MC。
「アニメ放送から2年、色々な事がありました…」的な育美さんのお話の最中、カットインしてくるチルいギターの音色。
三井さんがめっちゃ気持ち良さそうな顔でギター弾いてる。
育美さんは構わず話し続けてる。
振り返りのお話が終わり、ゆったりしたギターが聴き覚えのあるフレーズになり、フェードアウト…
育美さんの歌始まり良すぎるんだって(二度目)
分かりやすくイメージを伝えるなら、JJの小さな海。
育美さんのバラード良すぎるんだって(一度目)
歌い出しで一気に頭の芯にぞわぞわ、ぞくぞくといった感覚が来た。
もう、、、エモエモなエモロックバンド。結束バンドはもっとバラード出してください。

ただただ、じっと聴き入ってた。
あの時間はもう、我々はでっかい耳と化すのが正解だった。
聴き入る以外の行為の何もかもが余計というか。
意識奪われてたから他の人がどんなだったか知らんけど。

この曲をCDで聴いた時思ったのは、「特大すぎる…」と「1期時系列の喜多ちゃんにはこれ歌えんだろうな…」ということ。
それこそmilky way通過郁代でもないと…。
育美さんがどんな郁代を降ろして歌ったのか、郁代を降ろさずに結束バンドとしてのこれまでに思いを馳せて歌ったのか、その内心は分からないけど。
(どちらでもないが一番ありそう)
とにかく、良かった…。
感想会したFFさんはこの曲が一番良かったと言っていた。さもありなん…。

あと、ちゃんとアコギが編成されてたのよかった。
三井さんじゃなくakkinさんが担当。

16.今、僕、アンダーグラウンドから


秒針少女の余韻にじんわりする中、MCを挟まずあのドラム始まりのイントロが!(大好き)
個人的にこの曲はクラップ完璧に叩きたくて、ロッキンのリベンジとばかりに大分練習してた。
そんな中、すかさず育美さんも「クラップ!」と煽ってくれるもんだから、もうめっちゃ張り切ってイントロからクラップした。
周りは、まぁ…ロッキンと同じ感じだったけど。私的には練習の成果を出し切れて、思い通りに叩けたので大満足。
そもそも、原曲のクラップ音の通りにクラップをやることがライブでの正解とは限らないのかもしれない。
原曲にはイントロ後の手拍子は無いけど、自然発生するということはライブノリとしては自然ということなんだろうし。
ただ、サビ前とか「スイッチを踏んだら」の所くらいは皆で…やりたい…
恒星とDistortion!!は偉大。
(自分もJJあたりまで知らなかったんだけど、今僕落ちサビとかのしっとりパートでゆったりめに腕上げる動きする時、手パンするのはロックバンドのライブには無い文化らしいですよ…
まあ別にルールでは無いんだけど。自分はしっとり聴きたいからそれ以降手パンはしない派)

この曲はギミックの多さも魅力で、ライブでどう再現するかもロッキンに続いてのお楽しみポイントだったんだけど、クラップに意識が持って行かれすぎて何も覚えてない。
ロッキン同様、育美さんのジェスチャーは多めだった…ような。

正直、ロッキンでやったしセトリ落ちを危惧してたからまた聴けて本当に良かった。大好き。

17.Re:Re:


そのままRe:Re:へ接続。
Re:のEDからRe:Re:のEDアツい!
とか当時考える間も無く、ギターヒーローの登場に沸く会場。
ああぁこれはネタバレ無しで受け止めたかった…!

結束バンドライブの記憶ってとにかく鮮烈で。
UNITEイントロの「UNITE」もだし、このRe:Re:イントロの「最後の曲です!」も、ずっと忘れることは無いんだろうな、と。
よぴさんの言い方もとにかく格好良かったし、ライブ中は馬鹿になってるので、アンコールの存在とか忘れて本気でウワァー!って叫んじゃったし。
今思えば、Re:Re:のクソ長イントロってギターヒーロー登場演出に滅茶苦茶ぴったりだな…。
これしか無いってくらいハマってた。本当結束バンドって凄いわ…

Re:Re:のギターってフレーズ自体はシンプル寄り(なはず)なんだけど、とにかく合わせるのが難しい…という事はスタ練で合わせてるのを見て知っていた。
(同じような音を繰り返すので現在地を見失いやすかったり)
からこそ、よぴさんがこの曲弾いたことに感動してしまって。
そもそも多忙な人だけど、家でできる個人練よりも合わせ練は更にスケジュール確保難しかっただろうから。
それもあってか、ギターはよぴさん含め3人体制。どういうパート割りだった…かな。弾き語りしてる以上は、リズムギター?
全部弾き語りはしてなかったはずだから、パート関係無くやりやすい所に絞ってたのかも。
多分、何かあれば助け船を出せる
ようにもしてた…のかな?
でも、介護される初心者感は全然無くて、もう楽器隊の一人というか。恒星からの成長がエグくて、とにかく格好良かった…。

そんな感じで感動してたので、よぴさんのギターソロに特に反応が無く、前からの流れのまま「ウォイ!ウォイ!」し続けてたのは「今よぴがギターソロしてるでしょうが😡」と内心思ってしまった笑

歌唱に関して…
個人的に、Re:Re:は結束バンドの中で一番咀嚼しきれてない曲で。
カバーというのもあるし、劇場総集編を含めてなら解釈を持ってたりもするけど、でも確信はない…みたいな。未だに掴み切れてない。
劇場総集編当時のインタビューで、よぴさん自身も「後藤ひとりとしてこの曲をどう歌えばいいのかよく分からない、分からないまま歌っている」みたいな話をしていた。
だから、これまでアルバム音源とライブで歌い方が結構違う傾向だったよぴさんの、ライブでのRe:Re:がどんな感じなのか凄く気になっていた。
それで、これまた明確に言語化できる訳じゃないんだけど、なんというか、凄く自然にスッ…と入ってくる歌声だなと思って。
そこまで明確に歌声が違う訳ではなかったと思うんだけど、自然体というか良い意味で力感が無いというか。
ギターを弾いてたからというのもあるかも。
恒星の時はむしろギターに精一杯で歌に力が入っちゃってた感があったけど、Re:Re:では良い塩梅でギターに集中してたのかな…と。そんな印象。

◎アンコール


Re:Re:が終わり、演者がはけ、照明が落ちる。
拍手が手拍子に変わり、早々にBTRコールが始まる。
…始まるというか、始めてしまったかもしれない。(同時に叫び始めた人もいた…はず。)
大阪会場ではBTRコール無かったらしいという話を聞いてたので、絶対BTRコールするぞと気合い入れて臨んだので、アンコール!→BTR!みたいな様式美を踏襲する発想もなく、初手BTR。
今思えばスタートが早かったのでコール時間がかなり長く、脱落したり休み休みな人が大部分だった笑(ごめんなさい)
個人的には最初から最後までBTR全力で叫べたので大満足。
ヒトカラで喉鍛えてて良かった。
死にそうになったし、当然喉は逝ったけど。ここが死に場所なら本望。

18.転がる岩、君に朝が降る


ギターを持ったままよぴさんが帰ってきた。転がる岩もやってくれるんですか!やった!
(今思えばBTR!→転がる岩って恒星だ…)
MCでは相変わらずテンション高かったよぴさん。
よ「このギターの~?↑弦を鳴らすと~?↑」
我等「おぉー?!」
よ「音がー?」「出るー!」ジャラーン
我等「yeah!!」
みたいな雑なヤツで爆盛り上がりしちゃうようなお祭り感だった。
そんな感じでワチャワチャしつつも、曲入り前には「上手くいかないことも多いけど、そんな時力になってくれる曲です」(うろ覚え)みたいなしっとり感の語りがあり、夢を束ねてと同じくらい後藤ひとりを降ろしたタイトルコールで転がる岩スタート。

この転がる岩、滅茶苦茶良かった。
Re:Re:の時点で薄々思ってたけど、よぴさん、滅茶苦茶ギター上手くなってる。
恒星や閃光ライオットという比較対象がある転がる岩だと、特に顕著。
ギターソロなんかもう目に見えて滑らかになってるし、もう表情からしてあの時より断然余裕があるもの。
私達が見てない所で、たくさん、たくさんギターを弾いてきたんだろうなって。
流石にこっちは皆聴き入ってたし、ソロ終わりには歓声が上がってた。
はよ配信や円盤で手元を見たい。

最初のサビでローリンローリン待ちしてたら、よぴさんが「わからないんだ」を歌わなかったから、「あ、そこも我々歌うの?!」と思って次はローリン前も歌ったらよぴさんは歌ったし周りは歌わなくて、イキってすみません…と思いながらローリンローリンした記憶。

ロッキンの個人的三大感動ポイントだった転がる岩だけど、今回も滅茶苦茶良かった。
夢を束ねてとは違って、最初からライブ版だな…という感じの歌声ではあったんだけど、今までで一番伸び伸びと歌ってた感じがした。
Re:Re:でも思ったけど、ギターレベルが上がった今、弾き語りなのが逆に良かった…?
単純にワンマンライブというホーム環境で、2曲やり切った後というのが大きかったのかもしれない。
だって滅茶苦茶テンション高かったもの。もしかしたら最初は意識的に、とか緊張の裏返しもあったのかもしれないけど、絶対素ではしゃいでるなって場面が多かった。
今思えば、ロッキンはフェスというホームではない舞台で、転がる岩一発勝負で、でも結束バンドの看板を背負ってて、みたいな気負いが乗った歌唱だったのかもしれない。滅茶苦茶良かったけど。
アウトロのがなりとか。

◎セイコーマートフェス


育美さんが戻ってきてMC。
観客に北海道の美味しいもの聞くみたいな流れから、
育「でも私知ってんの、セイコーマート行けばいいって」みたいな発言に地元民(?)歓喜。
(どこで言ってたか忘れたけど、観客の殆どが道民だったみたい。意外。)
そこから\セイコーマート!/コールが自然発生してめっちゃ面白かった。
(確か)楽器隊(ドラムの比田井さん?)も乗っかってきた(?ような。)
でも育美さんの音頭でのラスト一発\セイコーマート!/は全然結束感無い感じになってしまい、
育「駄目ですセイコーマートフェス解散です」的な感じでお開き。
めっちゃ面白かった。
終演後の三井さんがただのセイコーマートフェス終えた人のツイートしてて更に面白かった。

19.ギターと孤独と蒼い惑星


そんなこんなで盛り上がったところから、〆の雰囲気へ。
育「次で最後の曲です!」
…「光の中へ光の中へ光の中へ」と脳内で光速祈祷してた。

フォーンフィーンファーン(シャンシャンシャンシャン)
テレレッテレレッテッテー
ああああギターと孤独かああああ確かになぁぁ強いよなぁ

え?光の中へやらないの?
ワンマンなのに?4人揃ってるのに?
まあJJでもトリでやったしな…いやでも、え?いつ4人コーラス聴けるの?これ以上の機会無くない?
いや、今後の結束ライブでの楽しみが残ったと思えば…
いやでも、zepp規模のワンマンに立てる機会なんてもう無いのでは…

みたいな思考がイントロの間高速回転してた。
ちょっと呆然としてたけど、でも体は勝手に歌い出しのクラップに着いていってた。
序盤の感覚はよく覚えていない。なんか周りサビめっちゃ歌ってんな…という記憶が朧気にあるくらい。
中盤くらいからギターと孤独に心が戻ってきて、ラス曲全力で楽しむぞ!と食らいついていった。
こんな感じなので演奏とか歌唱がどうだったかは全然覚えてない。
適当言ってるわけじゃないけど、良かったのは確か。

20.光の中へ


ギターと孤独が終わっても演奏が途切れない。
育美さんもなんか言ってる。
え?まだ曲ある?
え?なんかこれ光の中へ来そうな演奏じゃない?え?え?え?

ガチで光の中へのイントロが始まった瞬間、「や"っ"た"あ"あ"あ!!!」と腹の底から叫んでしまった。
BTRコールでガッスガスになった喉で。
(周りの方すみませんでした…)

安く使う言葉じゃないけど、人生の絶頂だったと大真面目に言える。あれ以上の幸せ、なかなか無い。
恒星に、光の中へに脳を灼かれて結束バンドに沈み込んだ人間に。
念願の初ワンマンで、zeppで、トリ曲で。

結束バンドは曲に対しても(結果的に)箱推しだと思ってるし、思いたいけど、正直に、本当に正直に順位付けするなら光の中へと月並みに輝けの2曲が大きすぎて。
この2曲は本当にどちらか選べない…んだけど、ことワンマンに限っては光の中へ。圧倒的光の中へ。
ライブできることの歓びの歌ではあるけど、やっぱりこの曲の文脈はフェスというよりワンマンのライブだと思っていて。
JJの光の中へも最高だったけど、泣いたけど、やっぱりまだ上があると当時思っていて。

あまりにも夢の景色だった。
もう何もかもが輝いて見えた。
歌詞の全部がぶっ刺さった。
格好よすぎる演奏も、育美さんの突き抜けるような高音も、会場の何もかも。
毎分毎秒が奇跡だった。

最後、いたずらっ子みたいな笑顔でチーム結束の他3人が入ってきた時なんてもう、結束バンド好き最高以外の感情無かった。
やってほしいこと全部やってくれる。こんな理想の塊みたいな展開あっていいの??

待ち望んでた4人コーラス、黙って聴くか自分も乗るか究極の2択だった。
生コーラスしっかり聴きたい、でもこの場に立ててる奇跡を無駄にしたくないし入りたい、でも周りの人が聴く方選択してたら大戦犯、でも星座になりたい…
などと高速で思考し、滅茶苦茶迷った末、自分も入った。
結果的には周りも全力で歌ってたので救われた…。(それまでの様子から察してはいたけど)
何が正解だったのか分からないけど、後悔は無い。
逆に我慢してたら超後悔してたと思う。

曲終わりだかMCだか、会場中から響く「ありがとー!」の声。
自分の「ありがとー!」はもうヘロッヘロの泣き声だったと思う。
もうここら辺はふわふわしてて記憶が曖昧。
最後の挨拶が鈴代さんで、結束バンドのリーダーだもんな…と思ったことだけ覚えてる。


蛇足

終演後、ぼーっとしてたら「写真を撮り終わった人から順次退場してくださーい!」のアナウンス。
あ、写真撮っていいんだ。
満足いく写真が撮れなかったのか、この場を離れたくなかったのか、結局ステージ最前までにじり寄ってパシャパシャしてた。
普段自撮りとかしないんだけど、この時ばかりはここにいた証が欲しくて試みるもクソみたいな写真しか撮れず撃沈。
その後恥を忍んで写真をお願いした人と話すうち、1回会ったFFさんだったことが判明。お互い「なんか見覚えあんな…」からの会話で探り合いしてたというオチ。

写真撮り終えたらエンカ…と思ってたけど、会場外は雹が吹き荒んでてそれどころじゃない。
なんとか逃げ込んだ近くの建物の軒先で会えた人と話してたら、近くに居た集団が会えたら会いましょうとお話してた方達だったという奇跡。会えて良かった。
ライブの余韻は吹っ飛んだけど、これはこれで印象深いというか、良い思い出。

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