![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161995267/rectangle_large_type_2_2e72a9c8ff7f9582153d80332fdd72ba.jpeg?width=1200)
【ライブレポート】 輝きを増し続ける新星を観た。Hoshimachi Suisei Live Tour 2024 "Spectra of Nova" さいたまスーパーアリーナ公演
※本記事は、2024年11月14日に開催されたHoshimachi Suisei Live Tour 2024 "Spectra of Nova" さいたまスーパーアリーナ公演のライブレポート記事になります。内容にはセットリストや演出の詳細なネタバレが含まれますのでご留意ください。
ライブレポートを書くのも久しぶりです。すいちゃんのライブツアー2024初日、SSA公演に現地参戦してきましたので、新鮮なうちにこの感動を綴っておきたいと思います。
以前は通いつめていたライブイベントからしばらく足が遠のいていた私に、やっぱりライブっていいなあと再確認させてくれたのはVtuberのみなさんです。そして今回のライブは端的に言って、これほど短く感じる時間は久しく無かったなと思う充実した体験でした。
開演まで
仕事を終えていそいそと移動、さいたま新都心駅の改札をくぐる頃には17時半が過ぎていました。とっくに陽の落ちたけやきひろばは、青と白のイルミネーションが綺麗。今宵は星が降る日。
正面玄関には煌々と光るキービジュアルと、たくさんの人だかり。
![](https://assets.st-note.com/img/1731694744-m1tgRuAFhQp6NxlfGeW3s07B.jpg?width=1200)
記念撮影もほどほどに席へ向かいました。すでに座席表を確認済みだったのですが、今回は右側が通路の席でとても快適。いわゆる天空席、とても高い座席でドラムセットが豆粒に見えますが、悪いことばかりじゃないのはライブが始まってから気づきます。
ほぼオンタイムで影アナ入り。
…すみません、出だしの「本日は~」だけではすいちゃんと分かりませんでしたことをここに告白致します。まだまだ精進が足りません。
暗転して本編スタート。
①駆けろ
1st live STELLAR into the GALAXY, 2nd live Shout in Crisisともに歌っており、今回は来ない予想でしたが1曲目から堂々外していきます。疾走感にあふれるナンバー、もう会場は十分あったまってました。
めっちゃステージ遠いなあ…と開演前は悔しんでましたが、アリーナからスタンドまで一面に広がるオレンジを観て「これめっちゃ客席見やすいじゃん」と思い直し。私はペンライトの海を眺めるのも醍醐味と思っていますので、ライブでは客席の方もキョロキョロ見ています。
②灼熱にて純情(wii-wii-woo)
この曲はやはり赤が合う。気付いたのですが、アリーナ前方の下手やや内側のお客さん、つまりめっちゃ神席、"ペンラの色チェンジが群を抜いて速い"。ああ、ここに精鋭星詠みたちがいるなと思いました。
鬼早口な楽曲ですがすいちゃんの歌声はとっくにフルスロットル。まさしく着火剤、ライブでこそ真価を発揮する一曲で一気にトップギアに。もう右腕の疲労が心配。
今回も激アツのファイヤ演出アリでした。特効さんありがとう。
③AWAKE
灼熱冷めやらぬまま新曲の披露。本譜がチラ見せパートにて歌唱されることは事前に予告されていましたが、前2曲の熱を引き継ぐタテノリ系の楽曲でした。ペンラはとりあえずみんな青を振ってました。
これは翌日15日の振り返りトークで話していた内容ですが、本譜の完成は1週前で、デモ曲でリハをやり、直前にバンドサウンドを仕上げ、MVの納品はなんと当日だったそうな……。
プロのクリエイター集団って、すげー。
短めのMCを挟んでブレイク。
すい「チラ見せ配信はここまでです!」俺ら「え~~~!!!」
お約束のこれ好きです。
そしてお次は会場限定曲と。事前予想は『Still Still Stellar』曲でしたが果たして。
④Je t'aime。
⑤Starry Jet
Je t'aime。のジャジーなサウンドを情感たっぷりに歌い上げたと思ったら、イントロをばっさり切って間髪入れずキラッキラの直球アイドルソングStarry Jetへ。そういえば紫色から黄色は、色相環上もちょうど反対色になっています。
Starry Jetめちゃめちゃ好きな楽曲なのですが、びっくりしてペンラの色チェンにもたついたのが心残りです。もっとぶちあげたかった。最前下手のペンラチェンジがとにかく速い。さすがです。
俺ら「Join us, we are Party-party Jet」すい「乗り遅れないでね」
⑥GET THE CROWN
いよいよゲストパート、Hoshimatic Projectへ。フォーメーションダンスの王道アイドル感。ライブ最終盤のMCで、「本番が一番上手く出来た」と評していたすいちゃん。そういう時って、ちゃんと下積みがあるものですよね。
強いて言えば、これは技術面の問題もあるのだろうけど、人数の割にステージが結構狭くて、天空席からだとどうしても"こじんまり感"を感じてしまった。カメラワークでもう少しフォーメーション全体を見たかったかな。
ところで、トワ様の身長がすいちゃんより10cm低いの、個人的にめっちゃ好きです。
ゲストパートは1曲で終わり。花譜ちゃんとしらけんも1曲ずつでしょうか。
和テイストの音が鳴ったので、思わず心憂いを身構えたけどそんなことはなかった。ダンサーさんが和傘を持ってすいちゃんも着替えて再登場。
⑦みちづれ
『Specter』のリードナンバー。#ぎらぎらほしまち のメッセージは、「お気に召したならともにゆこう みちづれにしてあげるわ」。
さてペンライトですが、唯一この曲だけお客さんの大多数が、公式提案色ではなく赤を振っていました。私の周囲はほぼ全員赤でした(今回公式に忠誠を誓った私は1人だけオレンジを振っていました)。ふとアリーナ下手の忠臣達をみると、そこだけ陽だまりのようにオレンジでした。
次来たら自分も赤ですね。こういうダーク調のロックサウンドは赤と相場が決まっておる。まあ、好きな色を振ればいいんですけれど。
⑧TEMPLATE
重たいギターが続けて響き次の楽曲へ。うーんいい流れ。
TEMPLATEって、「あの一等星の」以降のラストメロディにおいしいダシが詰まってるの好きなんですよね。ダイナミックに曲が動き、ぶんぶんペンラを振りたくなって、決別のように断ち切られるように音が鳴りやんで、突然静寂を迎える。
⑨ネバーフィクション
そして、まさかくるとは思わなかった曲が来ました。Kanariaさんのぶんも全部1人で歌っておりました。あーその手があったかと。ペンラはみんな青を振っていました。
メロディに体を預けながら、ふと数日前に自分で書いたセトリ予想を思い出しておりました。これなんも分からん、なんでも来るぞと。
ショートMCが入り、「次はマンションの一室で生まれたこの曲!」
⑩なんもない feat. 星街すいせい, sakuma.
比喩ではなく膝から崩れ落ちました。今年発表のすいちゃんの作品の中では一番に好きな楽曲で、すごくすごく現地で聴きたかった。間違いなく今日聞けて一番嬉しかった曲と思います。
リリックVも良かったですね。「何でみんな みんな みんな 諦められるんだろう こうやって喚いたって「事実は小説よりも奇なり」だ」。
みんな青振ってた。なんもないは青ですよね。
⑪ビビデバ
スマッシュヒットを遂げた、新星の輝きを象徴する一曲。
振り返りトークによると、コールアンドレスポンスはすいちゃん発案だそうです。いやめっちゃ楽しかった。
左隣の2人組は楽しそうにビビデバビデと絶唱していました。私は無心でビビデバダンスしていました。
⑫Andromeda
会場のボルテージが臨界に達したところで、今度は無音に。
バチっと板付いてからの、アカペラアレンジで歌い出し。ぼーーっと聞き入っておりました。さながらサウナのあとの水風呂。
バストショットではなく、手元を映して"すいちゃん専用マイク"を抜くカメラワークが秀逸でした。
⑬放送室
⑭ムーンライト
続くチルパートです。「私から出た優しい言葉だけ君に届いてほしい」ってほんと素敵な歌詞ですよね。会場は再びオレンジに染まっておりました。
オレンジは夕焼けの色、陽の光に照らされる教室の色。エモい。
夜のとばりが下りて月が上る。「まだやることばっかで忙しいけどおやすみ」。あー優しいなあすいちゃんは…。
黄色は月明りの色、小さな幸せの色。SSAで聴いてもやっぱりチルかった。
そして終盤のMCへ。
「今来たばっかり」って?冒頭に述べた通り、こんなに時間が短く感じる体験を最近していなかったな、とここで痛感したのでした。
Vtuberって、何やってるのかわからないと揶揄されることもまだ多い。でも私はこの仕事に誇りを持って頑張っている。私は見えていますか?葛藤を込めた曲。
目頭が熱くなった。
⑮GHOST
…まだ、尋ねたくなる時があるのでしょうか。
もう貴女はとっくに透明ではない。見えている。声は届いている。確かにそこに、舞台の上に在る。
⑯ソワレ
そしてクライマックスにもってきたのはShout in Crisisの大トリ曲。大好き。今回はサビダンスを暗記して参戦しましたよ。
「約束だ ソワレ 僕が眠るまでは 何度でも また明日」。ここできらっきらの笑顔でバイバイと手を振るすいちゃん。
こういうの本当に好きなんですよね…ライブの終盤に、また会おうねって歌ってくれるやつ……。
せーのジャンプで暗転し本編終了。アンコールの長さは標準的でした。
さて今回のライブ、MCは少なめで歌唱たっぷりの構成でした。曲間の持ち曲アレンジっぽいインストが、また思わせぶりで。なんかどっかでプラネタリウム来そうになってましたよね。
だから、アンコール明けに天球っぽいサウンドが鳴っても半信半疑だったんですが
EN1 天球、彗星は夜を跨いで
やっぱり青ライトでした。
ここで気づいたのが、青は推し色なのもあって会場がかなり染まります。すると一面の青の中で、リングライトの小さな白がチラチラと光っていて。
あーこれは、まさに夜空と星だあ、と思いましたね。
「天を彩った鋲が綺麗だ」。
そしてラストのMC。
すい「ここにいる人、みーんな私のこと好きなんだよね?」
そうだよ(半ギレ)
なんてかわいいんでしょうか
次が最後の曲で、みんな好きな曲らしい。…おお、cometは一旦封印か。あれザイオンは?NEXT COLOR今回もおあずけ??
EN2 Stellar Stellar
ま、いっかあ~!
本当にみんな大好きな曲でしょう。私も、この曲を聴いて星街すいせいを推そうと思った1人であります。
みんなで「今日もかわいい!!」をやり、満ち足りた気持ちで幕が閉じる。エンドロールも良かった、遠くてあまり見えなかったのは惜しいですが。インストでもみんな「♪Star tale」を合唱してて、一体感が最高でした。
告知パート
そのままシーリングが点かず、告知パートへ。福岡までお預けの可能性も考慮していたからこれは嬉しい誤算。
そして3rdアルバムの発表。素直に拍手だが、まあこれはある意味、既定路線だ。ビビデバを収録するアルバムがこの世に未発売でたまるか。
まあ
そのあとは
なんか半狂乱になってたんでよく覚えてないですよね
武道館は、言うまでもなくアーティストの聖地。キャパや音響面で軍配のあがる箱が他にあっても、やはり武道館という箱は特別。
数えきれないほどの星が、それぞれ違う色で光っているこの世界で、いったいどれだけの人が、その到底叶わないと思った夢を叶えることができるのでしょうか。
帰路につきながら考えたこと
アニサマを観に毎年行っていたSSAも今は昔。ここ最近ライブの楽しさを再発見させてくれたのはVtuberの方々ですが、今日のライブはその中でも本当に楽しかった、もうすいちゃんには感謝しかありません。
ライブを味わい尽くすには予習もかなり重要であります。もちろん半分以上初見の曲があったってそれも立派な楽しみ方なのですが、私はやっぱり曲を聴き込んで下準備をして臨むのが好きです。曲ごとのペンラ色リストを作成した方、配布している方もお見受けしました。こういうの素晴らしい輪だと思います。
今回は通路席で右隣の空間に余裕があったのもよかったですかね。左隣の2人組は終始大きなエールを送っており、ずっと楽しそうでした。水樹奈々さんや田村ゆかりさんのステージを摂取して育った私は、やっぱりこういうお客さんが一体になれるライブが好きです。
今日はつまらないこと書かないと決めています。GHOSTの落ちサビ前の、例の話はまた後日気が向いたら記事にしよっかな。
少しばかりセトリ予想振り返り。と、未来の話。
蓋を開けてみると、ザイオンNEXT COLOR PLANETは大外し、さすがにメンテナンスソングは来るわけがなく、新曲は一応来たけど役割が想定と全然違いました。ネバーフィクションくると思わなかったなあ…。ビビデバはすごいとこでやるし…。会場限定曲は、まあJe t'aime。とStarry Jetは当たりでいいですか…?前半『Still』後半『Specter』という構成が続くとすると、大阪福岡で自分勝手DazzlingやBlueroseは来そう。えっまさかNEXT COLOR PLANETも。
まあ、正解度30%くらいすかね。はい実力不足です。
懲りずに一つ考察しておきたいのですが。今回温存されたcomet、会場限定の入れ替えで歌われる可能性もゼロでは無いのだが、これ「武道館のトリ曲」になりそうじゃないですか…?
cometは初投稿のオリ曲で(制作は天球が先らしい)、Stellar Stellarともビビデバとも違った大切な立ち位置の曲。歌詞を読めば読むほど、夢を叶えた武道館というステージで歌う曲として、何より相応しいように思えてくるのです。
というか、ティザームービーが既に相当意味深なので深読みがはかどりますが、まあ今日はこの辺で。
さて…武道館行きをつかむために徳を積まないとな……。