青魔導具の教科書
皆さんはじめましてDMPのえるえるっと申します。
今回は私の友人2名が青魔導具を組むけど私と住んでいる距離が遠いので教科書としてまとめとこう。といった成り行きで書いているものです。
私の実践としましてはCSの入賞はベスト8程度しかありませんがそれなりにCSに出る友人から対戦を頼まれる程度には回しています。
あとはたまに出るCSでそれなりにCSを走ってる方にも五分の対面等で勝てます。
友人以外の方が他の解説も欲しいと声を頂ければ他の記事も書くので青魔導具を触りたい方は是非読んで感想をお待ちしています。
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まずサンプルリストと青魔導具についての簡単なデッキ説明をさせて頂きます。
青魔導具とは
呪文を駆使して相手の妨害をしながらエクストラターンを取り続ける
といったデッキです。
2024年4月22日時点で青魔導具の有利不利についてはこちらをご覧ください。
有利
巨大天門
5c蒼龍
5cザーディクリカ
裁きZ
黒単アビス
ラッカライオネル(キラスタ系全般)
アナカラー系全般
ラッカゾージア
ガイアッシュ覇道
4邪
不利
マジック
赤緑バイク(微不利)
五分
黒緑アビス
青黒コンプレックス
赤単
クローシスバイク
赤黒邪王門
今回は例が多いので解説はしませんが私個人の見解としてはこんな感じです。
他にも環境外のデッキにも対応できるので汎用性は高いかと思います。
次に回し方について簡単に説明します。
①新世壊を貼る
②クロカミを召喚
③魔導具を最低4回使い新世壊の下に敷く
④ターン終了時刻無月の門99を宣言しガリュミーズを使用する
⑤状況に応じてドルスザククリーチャーを召喚する
⑥2枚目の新世壊を貼り直してもう一度エクストラターンを取りに行く。※この時に必殺でを回収しに行く。
⑦der’Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡(以外、必殺で)を使用してLOの回避
⑧ループorコントロールしながら殴って勝つ
ざっくりとした手順はこんな感じです。
次に魔導具に使われるパーツを紹介します。
1枚目は新世壊このデッキの核にして顔になります。
こいつを序盤で引けるかで勝敗が決まります。
最悪引けなくても頑張れば勝てないことはありませんが…
貼れるなら最速2ターン目で貼りましょう。目安は4ターン目までに引ければ勝てるラインではあります。
注意点はエレメント除去やカード指定除去に気をつけましょう。それをどうかいくぐるかで腕前が求められます。
まずは自分のマナが6マナ圏になるようにしましょう。そのために負けないようにするのが勝敗が決します。
またラフルル・ラブなどの呪文ロックも無効化できるので忘れないようにしましょう。
もうひとつのデッキの核です。最近はゼニス型で採用されない場合もありますが新世壊でロックされても唱えられるので個人的にはこっちのほうが信用できます。
効果はシンプルながら豪快かつ大胆まさしく水文明を代表する呪文のひとつです。(個人の感想です。)
墓地に落ちても新世壊から唱えられるのでバレッドゥなどで落としましょう。
このデッキのルーター補助かつ受けかつ半ループパーツです。
これ1枚あるだけでこのデッキの戦略の自由度が増えました。
しかもジャストダイバー持ちなのですぐに除去できるカードは限られます。
役割が多いので順番に解説します。
①ルーター補助
自分の呪文のコストを1下げるシンプルな能力です。ですがそれがこのカード1番の役割です。
最低でも2マナ2ドローを1マナ2ドローにしてくれるデドダムもビックリなシナジーを持っています。
これによりゾメンザン(今回は割愛)に頼らなくても4ターンでガリュミーズを打てるようになりました。
②受け
自分が呪文を唱えると相手のクリーチャーが1体止まります。多面展開するデッキには非常に有効でガリュミーズが引けず一度ターンを返す場面になっても負けない盤面を作ることができます。
また自身のシールドトリガーにも反応し1面処理が2面処理に変わり魔導具呪文ならワンドローしながら新世壊のカウントを進めます。
③半ループパーツ
無くてもループ自体はできるので「半」とつけましたがほぼ必須です。
こいつが1体いるだけでループに必要なマナ数が3減ります。ブースト手段の無い青魔導具では1マナの価値が上がります。それを×3は強いに決まっている。
ループ解説は後ほど行いますが2体目以降のクロカミは1ずつしか減らないので気をつけましょう。
上記3つの役割を担うやつが除去されにくいと来たら入れない理由はありません。全国大会での構築で2枚構築がありましたが基本的には4枚が基本です。
2枚構築自体否定的ではありませんが必殺でをフィニッシュする場合は4投必須になります。
ルーター最強魔導具です。ですが決して他の魔導具か下位互換というわけでなくそれぞれに役割を持っているので2コスト魔導具を順番に解説します。
ゴンパドゥ
山札の上3枚を見て好きなカードを回収
現存する2コスト魔導具で1番の性能を持っています。3枚見て好きなカードを回収は地味に見えて大体のことは解決してくれます。
例えばガリュミーズが無い時に打つと拾って来れたりします。
たまにこのデッキで2ドローだけ1パスの可能性もぼちぼちあります。
それを解決する可能性が最も高いのがゴンパドゥです。この強さは口で説明するより使ってみると分かるタイプの強さです。
その他にはループパーツでもあり山札管理としての役割も兼ねているので必ず4枚採用しましょう。
バレッドゥ
トリガーの無いエマージェンシータイフーン(古い方の)
これだけ聞くと弱いですが青魔導具でリソースの量だけを見るとこいつが最強です。
ゴンパドゥと比較して見ましょう。
ゴンパドゥは公開領域を3枚見ていますがすぐに使えるカードは新世壊を合わせると合計2枚しか持ってこれません。
対してバレッドゥは2枚ドロー新世界があればおまけにもう1枚。手札から1枚カードを捨てますがこのデッキの半分は墓地からでも使えるものばかりです。例えばガリュミーズ。新世壊の無月の門は墓地からでも使えるので落としても基本的には問題ありませんがお清めシャラップのようなカードには注意しましょう。
他にもドルスザククリーチャーは墓地からでも出せるので青魔導具の墓地は実質的な手札に近いです。
そのため墓地の枚数と合わせると合計4ドローすることになり、ゴンパドゥの倍のカードがすぐに使えるリソースが増えます。
ですので状況に合わせて使いましょう。
フィニッシュループのパーツ兼ルーターです。
しかしリソースを稼ぐ量はゴンパドゥに匹敵し、盾落ちケアや相手のシールドトリガーをケアすることができます。
ブラッドゥ
ルーター兼ループパーツ兼墓地リセット兼墓地回収兼たまにスレイヤー持ちのブロッカーになります。
現存する魔導具で最も役割のある魔導具です。
役割が多いのでループについては後ほど
ルーター最大2ドロー。だけではゴンパドゥとバレッドゥに劣りますが次の墓地リセットが他には無い強さです。
まずは黒緑アビスや黒単アビスのような墓地を使うデッキへの遅延やプランを崩壊させることができます。
そしてリセットは自分にも使えます。例えば使い終わった魔導具が墓地に溜まった時や新世壊などが墓地に行った時に山札に戻してもう一度プランを立て直すことができます。
そしてスレイヤー持ちブロッカー
基本的にはほぼ使いませんが上も強いこととブロック又はアタックした時に1枚手札をしてることを忘れないようにしましょう。
ギャプドゥ
新世壊込で2ドロー。しかしスーパーシールドトリガーを持っています。最後のシールドでないと発動できませんがクロカミがいる時にトリガーすれば最低1面は止めてくれます。そして実質タダでカウントを進めることができます。
しかしギャプドゥと次に解説するボックドゥが相手が詰めれ無いけど割切り1点をさせる要因でもあります。
ボックドゥ
クリーチャー1体を次の自分のターン始めまでアタックとブロックができない。+シールドトリガープラスで相手のエレメントを1枚バウンス。
魔導具最強シールドトリガーです。腐っても1面止めて2枚目以降のシールドブレイクで好きなエレメントをバウンスできる能力を持っています。更にクロカミがいれば3面止めることができる2コストトリガーとは思えない性能です。また、魔導具なので新世壊トリガーケアしづらく、最低でも新世壊のカウントをひとつ進めながらワンドローできます。
トリガーだけでなく赤単などのビート相手に手打ちすることもあるので覚えておきましょう。
以上が2コスト魔導具の解説になります。
一応シュノドゥという魔導具もありますがボックドゥの完全下位互換となってしまっているので実質全ての2コスト魔導具を紹介しました。
7コスト以外のカードをバウンスするシールドトリガーです。
一見何で入ってるの?と思うかもしれませんがこいつがいないと何もできなくなります。
このカードは相手のカードだけでなく自分のカードもバウンスできます。
先程解説した新世壊やその下の魔導具も回収できます。
つまり使い終わった新世壊を回収することでもう一度新世壊からエクストラターンを取ることができます。その下の魔導具を拾えるということは手札に2コスト魔導具が無い時に仕切り直しを行ったり状況に応じて魔導具を拾いましょう。
ちなみに下に魔導具がある新世壊を回収すると新世壊のみ回収され下の魔導具は墓地に行きます。
注意点としてエレメントを手札に戻す場合は下の魔導具ごと回収されるので気をつけましょう。
続いてドルスザククリーチャーについてですが今回はループメインに紹介するのでサラッと流して行きます。
基本的には相手を妨害するカードばかりなので出して損はありません。ガ・リュミーズで出せるなら出しましょう。ただしガリュザークは下面も使う場面も多いので状況に応じて使いましょう。
ループパーツです。
上面は基本的に使用しません。山札を5枚以下にし、自分のマナ圏がクロカミいる状態で7マナにしましょう。
以上が今回の青魔導具採用カードです。
パーツなどは第二弾があれば紹介します。
最後にループ手順について説明します。
青魔導具は主なフィニッシュはループで決めます。殴っても勝てますがミラー以外はこれが1番確実に勝てます。
全て見えているぞのプランは今回無しで解説します。今はそこまでミラーやらないんで
青魔導具ループまとめ
条件1
(8マナの必殺で-(クロカミ×n))+(2マナのゴンパドゥ−1)+(2マナのブラッドゥ−1)マナ数
ETのみ ウキドゥ エアヴォ
クロカミ1体 9 10 12
クロカミ2体 8 9 11
クロカミ3体 7 8 10
クロカミ4体 6 7 9
条件2
手札にブラッドゥ、ゴンパドゥ
墓地にブラッドゥ、ゴンパドゥ
どちらでも良い 必殺で、ウキドゥ、エアヴォ
条件3
山札が0枚
処理
墓地に2枚の魔導具と必殺、ウキドゥがある状態からスタート
①ブラッドゥで対処を自分対象+1ドロー
②ゴンパドゥで必殺でを回収
(ブラッドゥで引けた場合でも行う。その場合の回収は何でも良い)
③必殺ででET&残りのカードをドロー
④ウキドゥで相手を選択しシールドを墓地へ(③と④は順不同)
またはエアヴォで7以下のカードを回収(注意新世界は1枚残しておかないとペルフェクトがある場合はできなくなる)
ポイント
①ブラッドゥの打つタイミングは墓地にループパーツが各1枚ずつの合計3枚または4枚になった時に使うこと。これを意識して慣れれば他のルートからでも入れる。
②ペルフェクトまたはパルテノンがある場合は必殺でを必ず3回目以内に打つ
番外編
条件
手札
必殺で
ブラッドゥ
墓地
ブラッドゥ
必要マナ8(クロカミ1体の場合)
手順
①必殺でを打つ
②ブラッドゥで自分対象+ワンドロー
③ET開始で初期盤面
以上で青魔導具の教科書の解説を終了します。最後まで読んで頂きありがとうございました。
ループプランは参考までによろしければご活用ください。