家は買うものじゃなくて、もらうもの
極道をしていると一般の人では考えられないようなことが起こります。
例えば、家というのは本来、自分で購入するものですが極道をしていると金主(ぎんしゅ)という人が付くと普通ではないことが当たり前のように起こります。
最初に家をもらったのは29歳の時、、28坪の家でした。
その頃、部屋住みの若い者がゴロゴロいましたが、家をもらったのをきっかけにしてもらった家を改築して事務所を構えました。
念願の組事務所を持つことができて前途洋々意気揚々と気合が入ったころのことがまるで昨日のことのように思い出されます。
他人は反社だと言おうがどう思おうが夫と私にとっては極道にとっては組事務所をもつことは夢が形になった瞬間だったのです。
その後、70坪ほどのビルをもらって家とは違う独立した組事務所を移転しました。
その後、35坪の家をもらったので28坪の家は売って引っ越し。
更に300坪の家をもらったので再び自宅は引っ越し。
繁華街に5階建てのビルをもらったので事務所は移転。
極道として名が売れるとともにもらうものも仕事の質も人脈も広がっていきます。
ただ、、こうして書くと簡単なようですが、こうした生活をするためには
常に死と隣り合わせであるということを抜きにしてはありえません。
殺す方になるのか殺される方になるのか、、どちらかの選択肢のなかで生きるという現実があって初めて成り立つ社会なのですから・・