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#6 大学院入試で準備したこと③ 試験内容を知る


お久しぶりです
色々落ち着いたので執筆再開します



さて、今回は大学院入試の試験内容を知るというテーマですが、

ここはとっても大切です


「敵を知る」ことが戦いで勝つために最も重要であることと全く同じで

敵を知れば適切な戦略を立てられますし、

それに向けた準備を最短で行うことができます







試験科目は「何」か



①試験内容


大学院の試験内容は、

・英語の試験:
 TOEIC、TOEFL、IELTSスコアレポート提出するところもあれば、実際に試験会
 場でTOEFLーITPや独自の筆記試験を実施するところもある

・筆記試験:
 国試みたいなテスト受けるところもあれば小論文や論述試験もある

・口述試験(口頭試問):
 主に志望理由やどんな研究したいかを問われる


が一般的かなと思います



②おずき的に差別化できそうな順


看護の世界だと、おそらくこの中でアドバンテージになるのは英語かなと思っています

看護の勉強や仕事自体、ほぼ英語使わない(たまに外国人来て喋るくらい)ので

必要性を感じて勉強する方はほとんどいらっしゃらないと思うからです


英語はすぐにスコアUPできるものではないので

大学院を見据えている方はベースの力をつけておくと後々有利になるかと思います



次に筆記試験

これは過去問入手したりしてその試験内容に近い対策ができればクリアできるかと思います

論述に関しては、

日本や世界の保健動向や、看護介護の問題などについてどれだけ知っているか

それについてどのような考察ができるか

文章の正しい書き方を知って論述できているか

地頭も必要かとは思いますが、この辺はちゃんと準備すれば取れるところです


ただし論述だと点数化しにくいので

受験生で大きく点数が開くところかどうかと言えば判断は難しいです


その次に口述試験

いわゆる面接試験です

ここも点数化しにくく、おそらく最も点数が開きづらいところかと考えています

受験生はみんな志高くて意欲もあり、それなりにまともな人たちだと思うので

印象の悪い受けごたえはそうしないと思いますし、クリアできるでしょう

だからこそ、意外と侮ってはいけません


点数が開きづらい(と私は考えています)面接試験のフィールドで

もしうまく言語化できず、しどろもどろになって印象を悪くさせてしまった場合

結構不利になると思います(減点要素的な面で)


実際、友人に面接の練習を頼んだ時

全然話せなかったことを覚えています

自分の思いを端的に言語化するって難しいのだということに気づき焦りました


きちんと自分の考えを言語化し、相手にわかりやすく伝えるには

ある程度練習が必要です


さらに、

面接練習自体はある程度の練習で問題ないかと思いますが

研究計画などの内容についてはさらなる準備が必要です


レベルが高い大学院であればメインで研究計画について突っ込んできます

研究計画は、まず先行研究を調べたりしないといけないですし

それを踏まえで自分がどのような点に疑問を抱き

何を明らかしたいかをプレゼンしないといけませんので

論理的に説明できるように準備しておく必要があることを理解した方がいいです


こんなところでしょうか

今後また詳しく説明したいと思います


②試験内容に間違いはないか


超当たり前のことですが、

試験内容を絶対見間違えないようによーく確認してください!


以前こんなことがありました


大学の友人で、院試受ける人がいたのですが、

TOEICの受験スタイルが違う(確かTOEIC−IPと普通の公開テスト)事に気づかず

持っているスコアレポートをそのまま提出しようとしていました


書類提出期限間近で、

「あれ?」とTOEICの受験スタイルが違うことに気づきました


当然受験先ではそのスコアレポートは対象外なので受け付けてもらえませんし、


TOEICを受け直して新たにスコアレポートを出すには遅過ぎました


研究室訪問もして受験許可をもらっていたそうですが、

結果として志望校を変えざるを得ないというオチとなりました



自分だったら咽び泣くと思います・・・


友達、ネタにしてすみません 
が、めちゃくちゃ大事な事例だったので話に挙げさせていただきました

なので、試験内容、提出期限、提出先、、、etc

これらは本当によく確認してください




過去/現在のどちらの能力を見られるか



ここからが本題です

志望先の受験スタイルは何かを確認することは重要です


具体的にいうと、受験内容は、

過去の自分の業績を見られるのか、それとも現在の自分の能力を見られるのか

を見た方が良いです


「ん?」となった読者様もいらっしゃったかと思いますが

これ、実際に受験生になって気づいたことで、意外とこの視点大事でした



理由は「どのタイミングでその科目の準備にコミットすべきか」がわかり、
スケジュールを立てやすいからです



当時私は2つくらいに受験先を絞り、試験内容をチェックしていました



例えば

<A大学院>

①英語の筆記試験、②論述試験、③口述試験

これらを試験当日に行っていました


事前に提出するいわゆる願書に書く内容はとてもシンプルで、

私の学歴、経歴、研究したいこと数百字程度とあっさりなものでした(多分評価に入らない)


これを踏まえると、

試験当日の英語の結果や、論述の内容、

そして口述試験での研究計画内容をもって受験生を評価する、


「現在の能力を見てくるタイプ」の大学院
だなと判断できます


そうすると、

英語も、論述も、口述試験で研究計画を説明するという準備も、

当日に向けて全部コミットしなければならないので

正直、直前期になったらかなりきついと思いました



対して

<B大学院>

①小論文 ②英語の試験結果 ③論述試験 ④口述試験

で評価されます


一見、科目数が多いと感じますが、

①小論文と②英語の試験結果は事前提出です


小論文では、
自身の経験を踏まえた臨床での疑問、大学院で何を学びたいかや研究したいことなど、A4程度に収まるように事前にまとめて提出します

英語では、事前にTOEFL/IELTSのスコアレポートを提出します(しかも過去2年未満のスコアで良いという猶予あり)


これをもって一次書類審査とし、

通れば次の論述、口述試験に進める、というものでした


お気づきでしょうか?


③と④は、当日の評価なのでそれに向けて努力する必要は勿論ありますが、

①小論文と②英語をクリアしないと試験させてもらえませんし、

何より①②では「過去の自分の努力の結果」を見てくれます



B大学院は、A大学院よりも比較的

過去の業績の見せ方が重要になってくるタイプとも言えます



過去の業績がなければ、書類提出までに作れば良いですし、


英語に関しても、準備期間にゆとりがあると分かれば、


そこでどれだけ頑張れたかで他の受験生と差別化できます



このように、

志望する大学院の試験内容を把握するだけでなく

現在の能力を評価されるのか、過去の能力も考慮されるのかを見分けた上で

「今できる準備はなんだろう?」「今、後回しにしてはいけないことってなんだろう?」と逆算してスケジュールを立てることが重要です



次回はスケジュール管理について振り返りたいと思います

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