vol.011|悩める君へ
悩める君へ
『今まで頑張ってきたけど、一体なんのために頑張ってるんやろう』と悩める君へ贈ります。
「頑張らなくたっていい。」
そもそも、頑張るってなんなん。
辞書には「忍耐して、努力し通す。気張る」って書いてありました。
忍耐して、努力し通す。気張る、って「我慢する」を美化した言葉なんやないかと思う。
忍耐ーつらさ、苦しさ、怒りをじっと我慢すること。
努力ー目標実現のため、心身を労してつとめること。
気張るー意気込む、がんばる。
全部、とにかく、我慢しろって言っているようなもんやない?
「がんばる」ことがすごいこと。
「がんばる」ことが大事。
「がんばる」ことが当たり前。
そんな風に考えている人は多いのでは。
がんばる、の対義語は「挫ける、だらける、怠ける」。
言わば、あきらめるってことでしょ?
頑張らないことが「かっこ悪い」「ダサい」みたいな感じで悪い印象を持っている人も多いのでは。
私は「頑張れ」っていう言葉が一番嫌い。
「頑張れ、頑張れ」っていう応援が嫌い。
だって、出し切れる力を絞り出して「頑張っている」本人からしたら「これ以上どう頑張ればいいねん」っていうことやと思うから。
一生懸命やっているところで、くじけそうになっているところに、頑張れって他人事のように言われたってなんの説得力もないし、エネルギー変換もできない。
長距離マラソン走ってて、ゴールが目の前にあって、もう無理〜〜って思いながら走っているとき、「頑張れ!」よりも、「あともう少しや!」「あともうちょっと!」って言われる方が私が好き。
その方が、背中を押されるような気持ちにもなるからね。
「頑張れ」とか「頑張る」っていう言葉が多用されすぎて、その言葉自体に何か秘められたものがあると思い込んでしまっている人がいるんやないかな。
目標を見失った時とか、人生の道に迷った時に
『あれ、自分ってなんで頑張ってきたんやっけ。なんのために頑張ってきたんやっけ』ってなるんやと思う。
『頑張ってきたのに』っていう言葉が脳裏に焼き付いてしまっているから。
でも実は、それは自分がやりたいことをがむしゃらにやってきたのであって、当時の自分が選んだ道を進んできたのであって、今の自分があれ?って思うことがあってもそれは間違いなんかやない。
過去と今の自分が全然違う考え方を持っていても驚かない。
それだけ、日々、いろんな人に出会っていろんな考え方に触れて、自分の経験値も考えもさらに豊かになった証拠やと思うから。
頑張らなくなっていいんよ。
頑張るって言葉を君の辞書から消してごらん。
きっと、世が作り出す「頑張る」っていう言葉に惑わされていて、踊らされているだけなんよ。頑張らなくたっていい。自分のやりたいこと、自分が信じてきたことを貫くことに重きを置いてごらん。今は見えなくても、必ず、君の人生という道のもう少し先の方で、繋がっているから。
りーのすけより
18.02.10
*背景:友人に宛てて書いたんだけど、結局伝えられなかったのでここに付箋。口調も敢えてそのままにしております