vol.017|どうして秋田に残りたいのか、って考えてみた
バックナンバー:2018年10月に執筆したものです
こんにちは、りーのすけです。
この春、周りと同じように就職活動をして、けどやっぱり違うわって思って東京や大阪、都心部への就職をやめて、今は「民宿を開く」という夢に向かって一歩ずつ、進んでいるりーのすけです。
よく聞かれるんです。
なんで秋田なん?って。
どうして秋田に残りたいの?って。
色々理由がありすぎて、まとまらないのでいつも薄っぺらい理由に聞こえてるんじゃないかって心配になるけど、今回じっくり考えてみました。
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やっぱり、秋田が好きだから。
それに尽きる。
そしたら次に、どうして秋田が好きなの?って
聞きたくなるでしょ。
人が優しいから。
自分の好きな自然がいっぱいたくさん残ってるから。
伝統文化や日本の魅力がまだまだ残っているから。
自分の知り合いがたくさんいるから。
住んだことがあるから。
なんて言ってたけど、それもそうやけど、
一番大事なこと、忘れてた。
『自分が理想とする暮らしがここにあったから。』
それに併せて、知り合いがいたりだとか、自分が暮らしたことのある場所だからだとかがくっついてくる。
私の理想。
自分の食べるものを畑で育てて、畑で採れたものや作ったものを隣近所におすそ分けしたり、朝は早くに起きてお散歩したり、夜は早く就寝して次の日に備える。
おうちは都内にあるようなアパートではなくて古民家や日本の民家。
道の駅や朝一で地元で採れた野菜を手に入れたり、地元で作られているお味噌や醤油を使って料理をしたり。
夏は下駄を履いて外に出て、地元のお祭りに参加して、隣近所とのお付き合いもして。
そういう、『地域に根ざした暮らしがしたい。』
それが私の理想の暮らし。
それが、ここ、秋田でできる。
暮らしていることもあって、一歩外の世界に踏み入れてみれば、どんどん新しい人と繋がっていく。
そしてその繋がりが私を秋田に残りたいって、どんどん思わせてくれる。
結局人は人との繋がりで生きているから。
その繋がりをここ秋田で見つけた私は秋田から去りたくない。
ましてや、実家が秋田にないわけだから、卒業後秋田から出てしまえばなかなか帰ってこられない。
だから、秋田に住むなら今や。
卒業後、残るんや。
そう、思ったわけです。
たまたま大阪出身なだけで、学区外に通っていたこともあって地元に知り合いがほとんどおらんし、周りの人が持っているような「地元」に対する気持ちはない。
たまたま実家、帰る場所が大阪にあるだけやから、実際に大阪に戻りたいという気持ちはない。
家に帰ったって、自分の理想の暮らしはできないから。
お母さん、お父さん、って呼べる人がたくさんいて面倒をみてくれる人がいる。
そんな秋田に私は残りたい。
そのくらい、秋田は私にとって大きな存在で、お家って思わせてくれる要素がたくさんある。
こうして私に「お家」って思わせてくれる秋田に、私は自分のできることで還元したい。
だって、秋田に今ある文化や暮らしを失くして欲しくないから。
後世に残していきたい。
昔からあるまんまの、日本の姿を。
りーのすけ