vol.033｜陽はまた昇る

毎度思うけど、黙っていても太陽は沈んで登る。
自分の中に流れる時間が早かろうと遅かろうと、時間は流れる。
日常はそのままで、自分だけが取り残された感覚。

後悔した時には遅くて。
もう元には戻らない。

なんで？どうして？
って聞いたって返事ももらえない。

ある朝突然頭が真っ白になって、
遅れて痛みがやってきた。

悲しみの渦に巻かれて、
平常心を保つのに精一杯だった気がする。

何かに夢中になっていればちょっとは気がまぎれるのかなって
思ってみたけど、全然うまくいかなくて。

でも今日も太陽は沈んだし、明日も太陽は登る。

陽はまた昇る。

だから、前を向くしかない。

起きたことを咎めたって仕方がない。

受け入れることしかできないけど、
その前にもう少しだけ、泣かせてください。

りーのすけ
03.07.19