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vol.022|皮膚科で泣いてしまった話

こんにちは、りーのすけです。

今回は、皮膚科で泣いてしまった話です。

なんで22にもなって、皮膚科で涙を流してるんやろう。
そう思いました。

でも、この体験で学んだこともあるし、自分について知ることができたので、この体験を無駄にしないように出力しようと思います。

背景

地元、大阪にいる時からアトピーの治療のために皮膚科に通っていました。先日も帰省した時に先生に薬をもらって、秋田で皮膚科を探すんだよと言われました。

診てもらう時は、今の薬手帳と、何を診てもらっているのかを伝えれば大丈夫。

そのアドバイスを胸に、おとつい、越してきたエリアで初の皮膚科に行ってきました。

先生「今日はどうされましたか」
「花粉症とアトピーの治療をしにきました」
(地元の皮膚科では花粉症がアトピーと合併しているので、一緒に治療してもらっていました)

先生「花粉症はうちでは診ていません」
「あ、そうなんですね。ニキビが出ていたのを診てもらっていたので治療続けたいです」

先生「炎症は起きてませんね。(薬手帳を見るなり)塗り薬、出しておきましょう」
「そうですね、(ニキビは)だいぶ引きました。昨日またちょっとできたくらいです。あ、塗り薬は同じものであればまだ残っています」

先生「そうですか、花粉症はうちでは診ていないので。薬も経過がわからない限りどう治療したらいいかわからないので」

ここで涙がこみ上げてきました。

思ったこと

花粉症を診ていないのはわかった、診ていないのなら、どこの病院に行けばいいのか教えてください。

切実に思いました。
何を泣いているのだ、と思いながら一生懸命涙を堪えていたのでまず話せませんでした。

でも地元の先生に言われていたことを伝えたりしても「診れません」の一点張りだったし、じゃあ「どこに行けばいいのかオススメしてください」と聞くと「アレルギー科だったらいいんじゃないですか。今日は車で来ていますか?今日はキャンセルしてそちらに行かれるのがいいんじゃないですか」

とかなり冷たい対応なように感じました。

学んだこと

「人のふり見て我がふり直せ」ということわざがありますが、同じ言葉でも態度や伝え方一つで表情が変わるということ。そして、言葉は扱い方を間違えると凶器になるのだということを再認識しました。

受け取り手の打たれ弱さみたいなのもあるかもしれないけど、言葉を発して受け取るのは相手。そしてその言葉が優しかったのかどうかを決めるのは受け取った側なのだということ。

言葉の扱い方に関してはいつも気をつけていますが、それでも再認識するいい機会になったと思います。

自分について

泣いてしまって、先生を悪者にしてしまって申し訳ないな、と思いながらも自分でどうして泣いたのかわからなかったので、車に戻って反省会をしていました。

たまたま、コンディションが悪くて私が泣いてしまいそうな時にその先生の言葉で、本当に泣いてしまったということなのかもしれません。

一人暮らしが長い中、久しぶり実家で1週間過ごして秋田に戻り、すぐまた両親が秋田に来てくれたというなかなか珍しい間隔で家族と過ごしていました。

一人でやっていける、といつも気を張っていたけど、
両親と過ごしたりする中で気持ちが緩んだのでしょうか。

ちょっと、涙を流してみたかったのかもしれない。
ちょっとだけ、弱音を吐きたかったのかもしれない。

涙に溢れたガラスの瓶に、先生の言葉が鋭い針となって瓶を一撃したのかもしれない。そして、溢れる涙が少しずつ、少しずつ、小さな穴を大きく広げて、水たまりを作るかのように流れ出てしまったのかもしれない。

最初はなんでこの先生、「診れません」の一点張りなんやろうって思っていたけど、もしかしたら、そのあとは一連の流れとは関係なく涙を流していたのかもしれません。

そのあと

結局、何も診ていないし薬も出さないということでこの日の診療はキャンセル。お代なしということにしてもらいました。

あまりにも目が赤くなっていたことは後に知るのですが、看護師に別室に連れて行ってもらって、落ち着くまでしばらくお話をしてもらいました。

この看護師さんはすごいな、と思ったのは

同じことを言う先生に対して「先生、もうわかったと思います。」とかばってくれたこと。

それと、「今症状がないのは薬を飲んでいるからなんじゃないでしょうか」って言ってくれたこと。(ほんまや、看護師さんのいう通り、薬飲んでるから症状出てないんやわと心で思っていました)

それでも「口は悪いけど、皮膚に関してはすごくいい薬を出す先生だからこれに懲りずにまた来てね」と(先生を立てながらも)慰めてくれたこと。



わけがわからなくなったので、とりあえず、帰り際に残っている声で
「今回は薬をもらわないで、帰り、症状が出たらまた来たらいいんですね。あとはアレルギー診てくれるところに行けばいいんですね」と言ったけど

「そんなことは言っていない云々〜」と言われたことも聞き取れないくらいに自分がどうして涙を流しているのかわからない状態に陥っていたのです。

これに懲りずまた来てねと看護師さんは優しく対応してくれたけど、他にも皮膚科があるので、ここには行くことはないかな、と思いながら病院を後にしたのでした。

ふぅ。

書き起こすだけでこんなにしんどいとは思っていなかったや。
ここには書き記しきれないやりとりがあって、今までの先生と同じ治療は求めてないからアトピーを治療したいと伝えたり、とりあえず皮膚科を探してと言われたからここに来ていると伝えているのに

問診票に花粉症と書いている時点でここでは診れませんって言えばよかったですねとか、色々言われて、本当、パニックでした。

まとめると

私が泣いてしまったのはたまたまの可能性が高いため、先生が全部悪いとは言えないかもしれない。(先生も泣かれてパニックだったかも、しれない)

でも、先生が反省するとしたら、同じことを何度も言う必要はなかったし代わりに代案を出せばよかったんじゃないかと思いました。

言葉が凶器にもなることの再認識ができた。

そして、自分も少し弱っていたのかなと思うことができました。


一人でも、強く、生きていく!


りーのすけ
30.03.19

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