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川が流れるようにして時は過ぎ、 波がいったりきたりするように 人は出会いと別れを繰り返す。 目の前に立ちはだかる上り坂も やがて下り坂になると知っているから立ち向かえる。 だるまが転んでもまた起き上がれるように、 花が咲いて散ってはまた花咲かせるように、 何度だって立ち上がれる。 どんな過去があろうとも どんな明日になろうとも 今日という日は今日しかない。 思い出をそっと心にしまって また一歩踏み出す。 30.04.19 りーのすけ
「自由を手に入れた籠の鳥」 籠に入れられた小鳥に自由はない。 あるとすれば与えられた時間の中で生きる自由なのではないか。 与えられたものを食べ、 用意された籠の中で生きる。 羽はまるで無用の長物。 時々開く籠の扉。 少し広くなった箱の中を飛ぶ小鳥。 待っていましたと言わんばかりのはしゃぎ様。 しかしそれも時が経てば終わり、やがて小鳥は籠に帰される。 ある日籠の中の鳥に自我が芽生えた。 一瞬の隙を狙って外へ飛び出すことにも成功した。 初めて飛ぶ空。 初めて見る景色