私は団地が大好きなのです

「台風一過」

とはこのことでわね、という青空でした。本日。

しかしもう着実に秋は来ている、と

私の顔の皮膚が言っています。

暑い中でもかすかな空気の乾燥も逃さない、生粋のアトピーレーダー。

肌の乾燥でいつも秋の訪れを感知しています。

ちょっと団地の話をさせてよ

私は今、団地に住んで丸４年になる。

(ここでは都合上「団地」と呼ぶのはエレベーターなしの５階建て、縦階段の築４０年くらいの羊羹並んでる系の住居を指します。)

私は団地を愛してやまない。

あの同じ形で同じ向きで並んでるのもかわいい。

団地と団地の隙間から見える夕日にうっとりする。

なにより間取りが完璧。

家賃が安い　(駐車場代も安い)

風呂・トイレ別　追いだき機能付き！

室内洗濯機置き場あり　バルコニーあり！！

私の部屋はこれで

２DKで駐車場代込みで￥４００００でいけます！！

(ベランダから山も眺められるというスペシャルポジション！ありがとう！ありがとう！)

なに？天国なのここ？

エアコンないけど。

下の住民の方のふすま開ける音すら響くけど。

隣の中年カップル頭おかしくて民度低いけど。

それでも毎日、部屋を眺めまわしてはにやにや。

模様替えしてはにやにや。

「次はどの団地にひっこそうかなぁ～」と同じくらい古い団地情報見て妄想にふけってる。

インスタで「＃団地」の写真を鼻の下伸ばしてみてる。

団地以外の家にも住んだことがあるけど

どの家も使いにくいし風が通りにくい作りだと思わないかい？

その点団地はほとんど窓(冬は寒い)

春から初秋にかけて窓をすべて開け放して風を通せば、

もうそこは外に浮いてる畳みたいなもの。

なので団地といえども１階はちょっといただけないかな。

でもね、安心して。だいたい１階と２階は高齢な方に人気で埋まってますから。

４階５階はだいたい空いてる。

私も空に浮く畳になるためには４階５階を推奨していますよ。

間取りも実にシンプル。

だいたい６帖か４．５帖の四角い部屋が３つか４つくっついてるだけ。

押し入れと物入で収納力すごいし、すっきり暮らせる。

どうだい欲しくなってきたであろう、団地。

わたしと団地

・４歳から１８歳まで古い団地　２DKに家族４人暮らし

・古い団地から古い団地へ引っ越し　団地のはしご

・２４歳から３３歳までいろんな部屋　どれもいまいち

・「やっぱり団地がベストなのでは！！！」の思いが募り

初めての一人暮らし団地　←　今ここ

なんなら実家も団地よ。

２番目の団地。

実家はちょっと長く住んでさすがにおんぼろになってきたから

両親をきれいな築４０年くらいの団地に住まわせてあげたいよね。

いまだに団地を悪く言う人よ

いまもいるのよ。

「治安がわるいんじゃない？」とか

子供と年寄りだらけでピースフルだよ。

「お金ない人が集まるところ」とか。

それは否めないかもしれないけれども。

実際安いし、金額的な都合で選ぶ人もいるでしょう。

しかし忘れないでいただきたい。

世の中にはけっこうな数の

団地オタク、団地LOVERたちがいるのだということを。

私のことは馬鹿にしてもいいけど、団地のことは馬鹿にしないでっ！！

たまにまじでこのセリフ出そうになって

あーまずいまずいと思ってひっこめるのよ。

でもね、散歩してみなよ、団地の敷地内を。

割とね、ユートピア。

謎の小道も多いし、季節の花や紅葉も感じられるし。

春夏秋冬の団地の表情をお楽しみくだされよ。