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私とアイシャドウの300日戦争

アイシャドウなんて嫌い。買っても買っても満足できない。もうそんな感じに近かった。無意識に。やっとここまで来れた。

……話は、2024年1月にさかのぼる。

1月2日、2024年こそ健康になりたいと河原を散歩した私は風邪をひき、冬季鬱をこじらせ、なんと1/16時点でもまだ調子が悪いそうだ。かわいそう。

アイシャドウを使い切りたいと、ただそのことだけ切実につづっている。果たして、その願いは叶ったのか。


大公開、今年1年使ったアイシャドウ

左:dior 右:レブロン

めっちゃ使用感あってごめんなさい。チップはしまえよといいたい。
まだまだ甘いかもしれませんが、自分的には、なかなかどちらとも愛せた、と思います!減ってるでしょ?えっへん。
大みそかには卒業予定です。あと約一ヶ月は引き続き使います。

Dior サンククルールと私

このサンクはたしか、2023年末発売の2024新春限定カラー。布の質感をテーマにしたコレクションで、ポプリンピーチという色名。もう一つシルクオーガンザというのもあった。

上2色の白とピンクを主に使用。左下のベージュは涙袋に毎回使っていました。真ん中と右下は発色が強くて難しかったです。
締め色が足りなかったため、別途マジョマジョの単色アイシャドウの胡桃を使っていました。

このアイシャドウは、5色中思いきり使えたのは2色だけだったことは心残りですが、今でも普通に好きです。飽きずに使えて良かった。
いい意味で、ツヤツヤしすぎていなくて、全体的にパウダリーマットな私の質感と合っていました。

付属のチップとブラシが使いづらくてアイシャドウブラシで塗っていましたが、結構粉が舞うのはあんまりよろしくなかったです。

しかしながら、何も塗らないとすぐ死相が出る私の顔を薔薇色にする力がDiorにはありました。

そのホワホワとまいあがる妖精の粉のような見えない輝きに、いや見えてるんだけど、に支えられて、辛い日もブチ切れた日も顔を上げて口角を上げて生きてこられた。もうアイシャドウなんていらないなんて言わないよ絶対。

あとデカいんですよねこれ。
DiorとかSUQQUはなかなかなくならないので、1年同じアイシャドウ使い続けるチャレンジをしたい方にはいいと思う……


レブロン PHOTOREADYと私

レブロン フォトレディは、noteにおわします某方の影響でためしたくなり購入したものです。一時期美容家のかじえりさんもおすすめしていたらしい。

運よくほぼ未使用のものが手に入りました。しかしながらだいぶ前に廃盤になったものなので、あまり褒められたものではなく自己責任で使っていました。アイシャドウには使用期限があるので……。

こちらは、チップも使いやすくて2本入ってるし、指塗りしやすいテクスチャと簡単にグラデになる配色、ラメも締め色も入っていて、お出かけや飲み会、旅行にも重宝しました。

ちょっとしっかりした顔にしたいときや真面目な会議のときなどにも使っていましたが、そこまで用途で分けていたわけでもなく、7:3くらいの割合で、気分を変える意味合いも兼ねて、使っていた感じです。Dior1つだと途中で飽きてたような気もする。


2025年の相棒たち

年末年始はいつも知らない間に過ぎ去ってしまうので、10月頭からコツコツアイシャドウのタッチアップなどを行い、慎重に選定して、すでにこちらのふたつをお迎えしております。いまはスタンバイしてます。

左:dior 右:excel(容器を替えてる)

Dior サンククルール 803 rose de soir
こちら、meeco限定で2023年8月に限定販売していたサンクだそうです。某めるのかりで購入しました。

決め手は配色。ブルベ夏(ライト夏春)の筆者としては、使いやすい色が揃っています。マットカラーが2色あるのも嬉しい。捨て色っつう捨て色は無い気がしますが、左のローズとゴールドばっかり使ってそうな予感。

我慢できなくてスウォッチだけしちゃった……

ほんとうは新品で買いたかったのですが、やっぱりDiorが良いなぁと思ってサンクをどう頑張って見ても、現行の定番カラーで心のGOサインが出なかった。ごめんなさい。私ごときが夕刻の薔薇を背負ってしまってそこは本当にごめんなさい……!🌹🌇
違うの……あ、わかってくださる……ありがとう……


excel スキニーリッチアイズ sr06
こちらは、もう一つはプチプラでと思って、『きちんとした印象にも仕上げることができるもの』『陰影をつけることができるもの』『顔映えがよい配色』『指塗りしやすい』『パール的な質感だけど派手にならない』ものを、一生懸命探しました。

やー、探した探した。チャリのサドルくらい、いざ必要なときの輪ゴムくらい、去年のポチ袋くらい、探した。

ケースは入れ替えています。
今は亡きコフレドールのアイシャドウケースに、同じく今は亡きコフレドールのアイシャドウブラシとともにセットしました。チップも替えました。
鏡付きになり、横幅が拡張されることで柄が長めのチップが使えるようになります。この辺のわずかな使いやすさが、長く使う上で大切な気がしております。

こうしてみると、グラデしやすい配色でありながら、2色くらいずつで適当に指塗りしても綺麗なメイクができそうだなーと思います。
私はこの手のブラウンがパープルに発色しがちなので若干の警戒はある。

せっかくアイシャドウパレットふたつで2025も頑張ろうとしているので、色々な組み合わせを試してみたいところです。


おまけ

以下、プチプラアイシャドウタッチアップのきわめて個人的な感想ログです。
無印良品……色はかわいいのに跡形もなく消える
BLENDBERRY……色味はいい!指塗りしづらかった!
CANMAKE……私にはキラキラしてすぎてる
CEZANNE……指塗りし続けてると固まってくるんだよな(ベージュトーンシャドウ)
インテグレート……区画が小さくてチップで掘ることになる未来が見える めんどう
VISEE……可愛かったけどどのラインのどの配色も私には惜しかった(好みの問題)
KATE……デザイニングブラウンアイズ br-10いちばん良い線いってた……!少しだけマットみが強くてときめきが足りなかった けどexcelと迷った。こっちのほうが今っぽいとは思うのよ……


いまアイシャドウに思うこと

2024、きょう紹介してたふたつ以外に、実は一つだけアイシャドウを残してた。ジルのブルームクチュールアイズ。

とっても可愛かった。パケは魔法少女のコンパクトみたいで、真ん中にアイベースが入ってて、チップも2本も入ってて、到れりつくせり。欲しくて欲しくて買ったものなのでとても執着もあった。

ただ、2024年途中から使わなくなった。
めんどうだったのだ。アイベースをぬるのがおっくうになって、他の色も粉質が固くなってきてチップで塗るのがだるくなり、影色が①影と②影入ってて使い分けるのもめんどうで、そのわずかな使用感の違和感によって、徐々に使わなくなってしまった。

あくまでも私の話だけど、
①いきいきしてみえる淡色の自分らしいピンク×ベージュ系のメイク
②目元をくっきり見せるベーシックな、肌に合うブラウンのメイク

この2種類を、極力思考をせずに、なおかつストレスのない使い心地、使い勝手で使い続けられることが、自分にとっては良い状態なのかな?と、ことしほぼほぼ2種類のアイシャドウパレットで過ごして実感した。

値段は関係ないけれど、使っていてうれしいものだと、毎日すこし元気をもらえる。

2024年はアイシャドウへの思考を深めることができたので、2025年も新しいアイシャドウを大事に使っていけると思う。
もう際限なくプチプラのアイシャドウを10個も20個も買ったりしたくない。
あのときの自分に、もう大丈夫だと自信を持って言えるように、きらきらまなこで来年も頑張っていく。みなさんも、愛するコスメとよい新年を迎えられますことを。


むすび

夕暮れの薔薇とは、何色なのでしょうね。ローズデュソワール。
私は、『白』なのかなと思った。白い薔薇が夕日に染まった色。ほんのりゴールドラメとすこしコーラルなピンクは、秋の夕焼け空のピンクの部分なのではないでしょうか。

薔薇園でほころぶ白い薔薇に想いをはせつつ。いやしかし薔薇って6月……?

とか思って調べたら『秋薔薇(あきそうび)』という10月の俳句の季語があるんですって。『秋の暮』も季語だよね。

インスピレーションをくれるアイシャドウとともに、2025は俳句もさらに良い句を生み出したい!

すっごい長くなっちゃった。邪念でした。🌹🌇✨

(邪念 3510文字)


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