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相反するものを、超えてゆけ。GU×beautiful peopleコラボに思うこと

ごあいさつ

どうもこんばんは!邪念(36)です🍀
日々ファッションを考える、私服がダサい中年女性です。

beautiful peopleというブランド、ご存知ですか? 東京を代表するドメスティックブランドのひとつで、コンパクトシルエットのライダースが有名みたいなんですけど。私はいちど、ブランドサイトで商品をさーっと見て、「とがってるなぁ」と思ってそっ閉じした記憶があり、その程度の認識でございました。

今回、GUとコラボされており、そのコラボ商品群が本日から発売されているのですけど、そのルックブックみて『かなり良いな』と思ったんですよね。ちゃんとテーマが伝わり、ひとつのコレクションとして成立しているのが、よいなと思いました。

GU×beautiful peopleー表テーマ『青春』。

ルックを見ていただけると、10代20代のみなさんはその丈感やシルエットを新鮮な感じに受け取ると思うのです。そして30代後半よりうえのわれわれは、懐かしく思うのですよ。このズボン、ボンタンじゃん。このジャージの色、うちの母校のじゃん。こっちのズボンは…はかま…?このビッチビチのレザージャケットにジャージパンツ合わせたりすげぇワイドなこのパンツを合わせたりしちゃうわけね〜うわ〜懐かしい。なんか絶対見たことある感じだけどどれ合わせてもまとまるし可愛いね…バッグの画風もいちいちなんかノスタルジックだよな…うん、わかる。めちゃくちゃわかるぞ…!!

テーマの中でひときわ目を引くのは、絵に描かれた空のようなスカイブルー。ああ、青い。アオハルにまぶたが焼けそうな、天気のよい3月3日。なんて晴れた空なんだ…。

ちなみにサイズ展開はユニセックスで、通常のGUのサイズ展開とは異なる。

GU×beautiful peopleー裏テーマ『考えること』。

下記リンク2つを読んで、ブランドはやはりトレンドを追うのでなくスタイルと思想を発信していることに意義があるのだな…!!と思った次第。すごく『考えて』、『考えさせようとして』、コラボ商品を作っているのが伝わってきました。


作家・村上春樹氏のデビュー作『風の歌を聴け』で引用された作家スコット・フィッツジェラルドの著書『グレート・ギャッツビー』の一文「優れた知性とは二つの対立する概念を同時に抱きながら、その機能を充分に発揮していくことができる。」をコンセプトに掲げ、男性と女性、大人と子供など相反する要素を掛け合わせ、固定概念や常識を打ち破る服づくりを続けている。
prtimes.jpより
これまで「相反するものを乗り越える」というのがブランドの課題だと感じていました。価格などである種対極にいるブランド同士がタッグを組むことで、相乗効果を発揮できるのではないかと考えました。
fashionsnap.comより
サイズ選びについても着る人に考えて選んでほしいなと。「自分が普段Mを着ているからMを選びます」ということではなく、例えばトップスはXS、パンツはXLでも良いと思うんです。服選びはいつだって「自由」なので、自分の着たいサイズ感だったり、イメージするスタイルに合わせて選んでほしいですね。もちろん考えるということはすごく労力を必要とする行為ではありますが、そこを越えた先に新しい世界が広がってくると思います。
fashionsnap.comより

うん、そうですよね。わかる。
たいていのものは相反するもの、矛盾するものをはらんでいる。そのくるしみとカタルシスが静なるものを『生』たらしめるよな…(?)
私の自問自答コンセプト『公平で理不尽な』にも通じるところがあり、親近感を感じたところ。

これとかおもしろいよね

画像はGU公式より

まさかの左右一対じゃなく、3足のセット。
考えてる日、考えてない日で気分で変えられる。

本家beautiful peopleのインラインでは、『thinking』じゃなくて『beautiful』なんだって。私、そっちが欲しくなっちゃった。

いいコラボですね

私、あまり百貨店とか行かないし高価格帯のブランドよく知らないのですけど、このコラボを機に『こんな考えでお洋服作ってるデザイナーさんがやってる、こんなブランドがあるんだな』と知ることができました。

ほかに、どんなブランドさんがあるんだろう?私のシンプルでありながら気難しすぎる心情に寄り添ってくれるブランドさんもあるのかな?

さてさて、きょう?あした?から『ネクストインファッション シーズン2』もネトフリではじまるし。まだまだインプットしていくぞ〜。

ではでは。邪念でした!

(邪念 1876文字)

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