ニキビとはもう戦わない宣言
思春期の頃から今でもニキビに悩まされています。特に顎から頬下までのフェイスラインには繰り返しできたり潰れたり治ったりしたせいで皮膚はもう赤くなってボコボコしています。肌が弱いのか、前髪がよく当たる眉毛の上にもできます。眼鏡を1日していると鼻あて部分にできます。コロナ以降はずっとマスクをしているので、マスクが擦れる鼻の頭に常にポツンとできています。
またこれまでニキビ治療に費やした金額は相当なものです。トータル100万以上になっているはず…。皮膚科、エステ、ニキビ専門病院、美顔器、プチプラ・デパコス・通販などでいろいろ試した化粧品・・・。
一度、ヘアメイクのお仕事をしている男性とお話する機会があった時に、「すごく肌のこと気にしてますよね?」とわたしの仕草を指摘しつつ、アドバイスくださったいい言葉があります。
「大丈夫です。人はあなたの目しか見てませんよ」
この言葉、素敵ですよね・・・?
ただ知り合いにこのエピソードを話したらアッサリバッサリ「そんなわけないじゃん」といかれたのですが。まあ・・・実際はニキビだって見られてるとは思いますけども・・・。
ただ、このヘアメイクさんの考え方、その後も自分の肌とお付き合いを続けるうえでかなりヒントをもらった出来事になります。
だって実際、できやすいわたしは常にできるんですもん。
わたしがこれまで「お肌きれいになったね」と言われた時期は、前の会社を辞める際に有休消化していた2週間だけです。基本的に生きて仕事している限りもう付いてまわるものなんだと考えています。
それに、悪化させたくないのでメイクは基本的ナチュラルですし、コンシーラーも使わないので、ほぼほぼニキビは隠れていない状態です。
なので、そこにあるニキビをいかに相手に意識させずに過ごすか。
わたしは表情を豊かにすることを心がけています。眉毛・目・頬・口など顔のパーツがいろいろ動いて表情がくるくる変われば、そちらに目線がいくだろう、と。ほとんど自己満足ではあるのですが、人の目を過剰に気にして自信なさげな振る舞いになるよりは、そうやって考え、振り切って天真爛漫にしているほうが人には好印象を抱いてもらえます。それが自分の自信につながり、「美肌じゃなくても、わたしは魅力的だ」と認められます。
もちろんツルッとした陶器肌の方を見ると羨ましいですし、ニキビなんて出来なきゃいいのに・・・とも思います。だけど、それを気にして目の前でお話しする人、好きな人への態度が卑屈になったり、自分への自信を失う必要はなし。
ニキビができるからって、特別不健康な生活をしているわけでも、不潔な生活をしているわけでもなくて、単にちょっとの心身のバランスの乱れでできやすい体質なのです。規則正しい生活をしている中で、何かの拍子にニキビができたって、もう仕方ない。「なんでまた!?」とくよくよしたり何がいけなかったのか考えたり、撲滅に走っていたちごっこするのはわたしはもうやめました。
今この時も、確かに肌はきれいじゃないけど、他に持っているいいところの方を磨いて、たくさん見てもらえるようにこれからもがんばります。