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新しいネオン -作品-①

現代作品の写真がたくさん掲載されているので、
見ていこう!

Bord Mefierd in his towers uses neon as more than a hidden light source
His neon expresses a rhythm for which the steel is the scaffolding.

Rudi Stern / Let There Be Neon
P110

"ボルド・メフィエルドのタワーは、ネオンを隠し光源以上のものとして使っている。
彼のネオンは、鉄が足場となるリズムを表現している。"

ボイド・メフォード、ICC FNBタワーズ、アトランタ(同様のタワーはノーフォークとマイアミにもある)、1973年(65フィート×5フィート×5フィートの鉄骨構造で、アルミニウムの外皮とすりガラスの窓の後ろに二重の帯状のネオン管がある)。ダウンタウンに設置されたこれらの大型屋外彫刻作品は、都心部におけるキネティックな要素としてのネオンの新たな存在感を示している。ネオンは再び、かつてのような魅力的な都市の要素となる。
出典 : Rudi Stern / Let There Be Neon


The neon tunnel at 127 John Street in New York is an interesting integration of form and light. In an entryway with primary use in daytime, the neon serves to draw in people. The blue lines become a spiral of light through which one passes.

Rudi Stern / Let There Be Neon
P110

"ニューヨークの127ジョン・ストリートのネオン・トンネルは、形と光の興味深い統合である。昼間に主に使用される玄関で、ネオンは人々を引き込む役割を果たしている。青いラインは光のスパイラルとなり、そこを人が通り抜ける。"

デザイナー、ルディ・デハラク、照明デザイナー、ハワード・ブランドストン(ライティング・デザイン社127番地のネオン・トンネル
1971年7月完成。灌漑用暗渠に蛍光ブルーのネオン管を並べたもの。ニューヨークで最も珍しいオフィスビルのひとつで、ウィリアム・カウフマン・オーガニゼーションによって建設された。
出典 : Rudi Stern / Let There Be Neon


The Tribute to Seton work by Thomas Scarf, while sculpturally conceived, has interesting architectural implications. By using a nylon net stretched between the walls, Scarf was able to suspend his neon configuration so as to create an environmental effect.

Rudi Stern / Let There Be Neon
P110

"トーマス・スカーフによる「Tribute to Seton」は、彫刻的な発想の作品だが、建築的な意味合いも興味深い。壁と壁の間に張られたナイロン・ネットを使うことで、スカーフはネオンを吊り下げ、環境効果を生み出すことができた。ネオンは空間に浮遊し、窓の外に見えるものの一部であるかのように見える。"

トム・スカーフ『Tribute to Seton』1973年。
出典 : Rudi Stern / Let There Be Neon


⚫︎上に伸びていくタワーのネオン。
⚫︎奥へ続いていくトンネルのネオン。
⚫︎吊るして空間に広がっていくネオン。

ベースも、それぞれにおもしろい。

⚫︎金属のタワー。
トーテムポールみたいだし、工事現場の足場みたいな感じもする。
ルディさんは、ここにキネティックを感じたのかも知れないなぁ。
⚫︎ 灌漑用暗渠は、田んぼに水を流す地下の水路の事らしい。これをイメージしたのか?それとも、これを実際に使っているのか?本訳がちょっとわかりにくいんだけど、そこにネオンのトンネルをつくった。
⚫︎ナイロンネットにネオンを吊るして、ネオンが浮かんでるように見せた。

どれも新しくて、空間を縦横無尽に使っている。都市をまるごとベースにしている感じが面白い!


※ 引用部分については、Let There Be Neonさんのご厚意により、直接許可をいただいています。

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