新しいネオン -作品-③
この章最後は、目下興味津々のアールデコと、それに関連する建築とネオンを見てみる。
アールデコ建築の縦ラインに沿って「TOWER」のネオン。これは当時のベーシックというか、流行りだったのかなぁ?
タワーレコードもきっと、こんなところから来てる気がする、、と思ったらやっぱり↓
どうやら、縦長の建物を「TOWER」と呼んで、それが目印の劇場の場合、タワーシアターとなるらしい。
※1927年に設計者S・チャールズ・リーによって設計されたタワーシアターは、ロサンゼルスで初めてトーキー映画(映像と音声が同期した映画)上映のために建てられた映画館。
サンバーストは、アールデコ色強めなモチーフ。私もこのモチーフで何かつくりたい!
今見ると、新しいと古いが合体した "懐かしい未来感" がたまらない!
ストリームライン・モダンなカタチと、アルミで覆われた車や建物。確かにネオンがマッチしてる。
ダイマクションとは?
「最小のもので最大を成す」という思想・理念を表すためにバックミンスター・フラーが造語した用語らしい。
ライ・クーダーは、この車がジャケットのアルバムに自分の名前をつけて、音楽の旅に出た♪
そもそもエッフェル塔は、1889年の第4回パリ万博での目玉プランとして、当時、鉄橋建設で高い評価を得ていたエッフェル社がつくったものらしい。
横に伸びる橋づくりを、垂直方向へ生かした、ということか。
1925-1934年の間、エッフェル塔にシトロエンがネオンを付けちゃってる。歳入の必要性かららしいけど、かっこいい!
やっぱり、いい器があってのいいネオンなんだと再認識した。
絵描きの人は、絵の具の色を自らつくったりする。服をつくる人も生地を自分でつくったりする。でも、ネオンは既存の管を曲げるだけ。だからこそ、何を曲げるか、何に付けるか、に注力することが重要なんじゃないかと思った章でした。
※ 引用部分については、Let There Be Neonさんのご厚意により、直接許可をいただいています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?