見出し画像

AIはVCI制作の夢をみるのか? 第2回:モデル作成の夢


シリーズ概要

このシリーズはVirtualCast内で使用できるVCIを、ChatGPTをはじめとするAIサービスを活用しながら作成をしてみよう!という趣旨の企画です。

前回の流れ

前回は全てをAIにまかせてやってみようとしたところ、上手くいかず途中で断念したというものでした
詳細は以下の記事を参照

今回の試み

前回の反省を踏まえ、今回は以下の方針でスモールスタートでVCI作成をしていこうと思います。

  1. 最小限で単純なものをテーマとする

    1. スクリプトは含まない

    2. オブジェクトは1つだけ

    3. テキストも含まない

  2. AIに作業が困難な部分は自分で作成する

VCI案作成

まずはどんなVCIを作るかの案を考えていきたいと思います。
とりあえず前章で定めた方針をもとに、いくつかプラスで条件を加えて案を考えてもらいました。



案はいくつか出してくれましたが、スクリプトが必要そうなものがありそうです。
もう少し条件を加えて案をブラッシュアップしていきましょう

まだすこしスクリプトが必要そうなものは残っていますが、概ねスクリプト不要でできそうな案がたまって来たので先に進みましょう

とりあえず今回は『浮遊するアイスクリーム島』に狙いを定めて作っていこうと思います。

モデル作成

まずはモデルのイメージ画像をChatGPTに作ってもらいましょう

なかなかいい感じなのではないでしょうか。
すくなくとも自分の中から出してこれるデザインではないです。

ではこの画像を元にモデルを作成していきます。
モデル作成には前回と同様にTripoというサービスを使用していきます。

できあったものがこちらです。

AI色が強いような気はしますがなかなか良くできているのではないでしょうか。
作成されたモデルをエクスポートして次のステップに進もうと思います。

Unity上の設定(非AI)

ここからは作成したモデルから実際にVCIに作成するところまでをやっていきます。
とは行ってもほぼAIを使用した部分はないのでやった内容だけ箇条書きにします

  • ダウンロードしたglbファイルをUnityのプロジェクトに追加

  • VCI作成に必要な作業を実施

    • VCIObjectの追加

    • VCISubItemの追加

    • コライダーの追加

  • VCIをアップロード

実際に出来上がったものがこちらです。

なかなか良くできているのではないでしょうか。
一応これでVCI化までの一連の流れは完了です。

まとめ

今回はChatGPTなどのAIサービスを使用して単純なVCIの作成に挑戦線してきました。
今回みたいな単純なVCIであれは、案出し・イメージ画像作成・モデリングの部分でAIを使用することで大幅に時間短縮できることがわかりました。
特に案出しの部分では自分の思ってもいないような案を出したりしてくれ、壁打ち相手としてはとても便利な印象を受けました。

今回作成したVCIは、実際にはより浮遊感を出すためにアニメーションを追加してスクリプトで動かしています。その部分でも一部AIを使用したのですが、そちらはまた別の記事で紹介しようと思います。

作成したVCIはこちらから取り込み可能です。お部屋のインテリアなどにどうぞ。
https://virtualcast.jp/products/86fd2e0105646bcfb7f6c90573f033783ed624e7b98cd88af71f6c735b09c7ea



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?