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いろんな色があっていい

 久しぶりに投稿します。というのも、3月の終わりにに出版の話をいただいて、9月の販売に間に合わせられるよう、ずっと文字と向き合っており、原稿の完成の目処が立ってやっとnoteに文字が書けるようになったので、のんびり書き込んでいます。

 私はニワトリを飼っています。全部で9羽。1羽、オスのニワトリがいます。
 ある日、ハゲちゃんと呼んでいるニワトリが、自分たちが産んだ卵を食べているところを目撃しました。よほどお腹が空いていたのかもしれないし、ストレスがかかっていたのかもしれない。
 そのハゲちゃんを1羽他の小さな小屋に移動してもらってから、卵がいくつか回収できるようになった。
 ハゲちゃんを隔離して数日後、産卵箱の中を覗くと卵が3つ。誰にも突かれずにそこにありました。同じ食べ物、同じ場所で生活をしているのに、卵の色がこんなにも違う。なんだかそれを見て嬉しかった。気づいたらポロポロ涙が溢れてきた。
「いろんな色があっていいんだよね」
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 最近、子どもたちのファームステイのお手伝いをする仕事をしているのだけれど、心の調子がまた落ち気味で、何もしていないのにめまいで倒れ、今日から2日間のファームステイに参加できなくなってしまいました。
 一度痛んだ心はなかなか元に戻らない。悲しいけれど、私はそう感じてしまう。辛かったことや悲しかったことを振り返らないようにしても、心のどこかに穴が空いていると、新しいものを受け取ろうと思ってもサラサラとこぼれ落ちてし舞うような感覚。
 いろんな人がいていいと人がいうのをよく聞くけれど、どの集合体にも、違うものを排除しようとする見えない力ががあると思ってしまいます。そうでなくても、自分自身むず痒く、心細く、ソワソワしてくる場所には長く居ることはきっとできない。

 まずは小さな単位から整えていきたいと思っています。私自身の健康と、私の周りの半径1メートル以内で起こることに目を向けてみよう。

 

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