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【the pillows】心の奥に。
突然の解散だった。
そう思っているのは、
pillowsに触れたことのある人なら、
ほとんどなんじゃないだろうか。
35年以上音を奏で続けたバンドの解散。
だけどその報告までも、彼ららしかった。
直前までツアーを完走しての解散。
心がきゅっとする感覚もあるけど、
どこか清々しく、
心の底から「ありがとう」って思える。
それが私にとっての "the pillows" 。
少しだけ pillows との思い出を残そうと
noteを開いた。
彼らに出会ったのは、在り来りだけれど、
別バンドがカバーした Funny Bunny だった。
それも友人に勧められて。全く能動的じゃない。笑
だけど、どこか懐かしいメロディと、
珍しいアプローチの歌詞に惹かれ、
気づけば エンドレスでリピートしていた。
本家が良くて他がどうのこうの……なんてことより、ここまで歌う人によって
届くメッセージが変わる音楽ってある!?
っていう驚きに近いものを感じた曲だった。
••┈┈┈┈┈┈┈┈••
pillows の奏でる Funny Bunny は
聴く時の自分の心情で受け取り方が変わる。
大袈裟なんかじゃなく、
どんな時でも、自分にふわっピタッと。
寄り添い続けてくれる曲だった。
背中をさすってくれるのだ。
頑張れって聴こえる時もあるし、
今は一旦休もう。大丈夫だ。って届く時もある。
心のカイロみたいな。
暗い夜道に佇むオレンジ色の街灯のような。
そんな "音" 。
••┈┈┈┈┈┈┈┈••
ヘッダーの写真にもしているが、2022年。
コロナ禍ではあったが、
数年ぶりに開催されたRSR
(RISING SUN ROCK FESTIVAL) に初めて行けた日、
最初で最後の。彼らのパフォーマンスを浴びた。
ただただ かっこいいおじさまたち だった。
そのシンプルさが、
自分のイメージのみで存在していた pillows と
完全一致だったこともまた、幸せだった。
これからも
心の奥に寄り添い続けて、一緒に歩いてくれる。
そんな曲だと思う。
そんなバンドだと思う。
pillows の皆さんに届くことはないけれど。
出会えてよかったです。
ありがとうございます。
キミの夢が叶うのは
誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで走ってきた
飛べなくても不安じゃない
地面は続いているんだ
好きな場所へ行こう
キミならそれが出来る
ありがとう、pillows 。これからも大好きです。