見出し画像

19年付き合った「彼」を清算した話

今の年齢の半分くらいのころ
若気の至りで台湾に留学しました。

当時お付き合いがあった台湾人留学生の帰国に合わせて台湾へ行くという選択。
2年後現地で日本人妻になり、
忙しい生活を送っていました。

ある日、夫の勤め先から日本支社を立ち上げませんかと打診され帰国。

一介の留学生だった私は
株式会社の社長に就任。
株式会社を立ち上げる際
付き合い始めたのが「彼」です。
いや、プリン関係でもなんでもありません。

株式会社を立ち上げるためには、
出資金を振り込みさせていただける銀行を探さなければなりません。
台湾人と留学帰りの日本人妻。
縁もゆかりも無い土地で、
会社の近くの銀行を廻り
相談しました。

CMでよく見る大手銀行は
どこも門前払い。
やっと1行
「積立をやっていただければ」
という条件でお取引を始めることができたのが「彼」
地元の信用金庫さんです。

そして無事に会社を立ち上げることができました。

その後、出産し離婚。
会社の権利は元夫に渡し、
私は子どもと実家へ出戻りました。
この銀行口座の名義は私だったので、
これは持って行きました。

離婚して10年くらい過ぎました。
その間再婚したり3回ほど引っ越しました。
住所や氏名変更のためいちいち支店に赴くのは煩わしく、
今年に入り解約を考えていました。

アナログな信金さん故、解約はなかなか進みません。
それでも無事に出資金の払戻が終わり、
本日解約しました。

今までありがとう。
さようなら。

いいなと思ったら応援しよう!