劇団☆新感線44周年公演「バサラオ」10/9(水) フェスティバルホール
ずっと楽しみにしていたんですよ
薔薇サム2以来のフェスティバルホール。
前日にちょっと飲みすぎてしまい、眠いのもあって観覧予定はソワレなものでギリギリまでだらだら。
まあこれも必要な休息。何したっていい。
風も強い。家の中でも台風のようにビュービューと聞こえてくる。
服はどうしようか。
とりあえず夕食の準備をしなければ。またしてもギリギリでいつも生きていたい己を実感する。
コンタクトレンズの買い置きが切れていて調達に行きたいけれども残された時間はない。
近頃は仕事で目を酷使するせいかメガネもちょっと度があわなくなってきている。コンタクトをつけると手元が見えないため、あまり使用しなくなっていて前回購入したのは1年以上前。
先月末に東京遠征もして散財、来月もライブ参戦がひかえているので極力出費を抑えなければならない。
しかしながら今更どうあがいても勝手に懐が温かくなることはないので、おとなしく2階席であることを受け入れて家を出た。
まだまだ大阪は暑い。前日より少し気温も高まり半袖で夜まで過ごせる。
羽織るものは持って出る。ぬかりはない、はずだった。
通算して3度目になるだろうか、勝手知ったるフェスティバルホール。
駅へも一本でいけるしフロアを上がったり下がったりする特殊な道のりももう慣れたものだ。
大階段にあるビジュアルの垂れ幕をしっかりとスマホに納め、入口へと向かう。
ミニ幟も並べられていて入った先にもドデカ看板が鎮座している。
みな撮影に余念がない。開演時間はせまっているのでスタッフが「急げ」といわんばかりに案内を繰り返し詠唱していた。
ステキ空間へのトンネルを抜けて客席のフロアへ。
初めて来た時はホワイエ全体がすごく暗く感じたのだけれど明るくなった?
2階席なのでそのままもうひとつエスカレーターで上がる。
席に着くとやはり高い。視界が開けているのはいいがやはり高さがかなりある。そしてここにきて ” 双眼鏡を持ってきていない ” ことに気づいた。
そして隣がまたしても空席…なんなんだこのカルマ。
辺りを見回しても他に空席は見つからないほど満席な会場でこんなことある?というくらいの埋まり具合。
しばらくしてから隣の人は遅刻してこられたので事なきを得ましたが、変な緊張感を抱いてしまうので本当にしんどい笑
開演前のジューダスプリーストが会場に流れだし会場内はにわかに緊張と期待感が高まる。
そんなこんなで
開演しましたバサラの宴。
のっけから宙乗りでヒュウガこと生田斗真さんが天井から降りてくる。
まさか同じ目線のあたりから「美」が降臨するとは想像していなかったのでめちゃくちゃびっくりして漫画みたいに驚いてしまいました。
そしてやっぱり双眼鏡がないと表情がほとんどわからない。カイリもヒュウガもアキノもサキドもみんな顔がちっちゃい!!!
どの辺を向いているかなと推察する程度にしか見えなかったのでした。
劇団員のみなさんは声で何とか判別できる。
それにしても今回は歌がたくさんあって古田さんと右近さんの「カンド・カンドマ・ハラミッタ」もめちゃくちゃかっこよかった。神戸出身なのに関西弁のセリフがいまいち不自然な古田さんの関西弁、面白かった。
観劇について思うところ
大阪での最初で最後のバサラオ観劇ということで明治座のライブビューイングもあえて見る事を我慢していたのですが、これだけ作品の演出が変化を続けているのにそれを見ないでいることはやはり損なのではないかと改めて感じる。
新感線の場合、大阪は最後にやってくるパターンが多いので耐えなければいけない期間が長くなる。
脇を固めるアンサンブルさんたちもどこにいるのか確認できなかったのがほんとに心残りです。
そしていろんな事情があってちょっとストーリーに集中できなかったのであまり考察などは出来ないのですが、
伏線だったゴロウザのエピソードや最後の二転三転するカイリとヒュウガのやりとり。各個人の思惑の応酬にはスピード感もあってすごく衝撃的でした。
ヒュウガの最後の楽曲のシーンなんかはしなやかでパワフルで必死に傾いている姿に心臓を鷲掴みにされたように魅了されて。
これこそライブビューイング向きに特化された演目ではないかと思う。
だってサキドとのあのシーンとか、カイリが最後まで焦らしまくって抑えた演技にも光る軍師らしき策略を感じさせる表情とか確認したいんだもの。
えっへんと仁王立ちするキタタカとか帝にぼこぼこにされるピュアなタダノミヤとかしっかり見たい。
ほんとに増やしたいです。チケットが手に入ったところで仕事があるので行けないのですがこればっかりは仕方ない。円盤を待つことにします。
てか出るの?出ますよね?!
いてもたってもいられず幕間にオペラグラスを買ったのですが、20年物の8倍が家にあるのと現金の手持ちがなかったため低倍率の方にしたらやはり見えなかったという。コレもまあ記念ということで受け止め。
そしてやっぱり欲しくなったTシャツ。
私が苦手とするカーキ色で迷ったのですがOSAKAの文字が入ったバックプリントがイカスすぎて耐えられなかった。
同じサイズでも薔薇サムはタイトめだったのですが今回はゆったりしていたのでありがたい。
カーキ色も意外となじんで着心地も柔らかくいい感じ。
千穐楽までにPOPUP SHOPへ出向いてパンフレットを買いに行きたいと思います。アクスタも欲しくなるんだろうなー笑
残すところ10回を切りましたが、日々進化しているというバサラオ。
なんと国外の5か国にもライブビューイング配信されるということです。
つつがなく派手に爽快に大千穐楽を迎えられますように祈っております。