見出し画像

ISに聴く曲5選

(I) 異国情緒に (S) 昭和を感じるときに聴く曲。あるいは、(I) international & familiar (S) SHOWA sounds

近頃は70年代・80年代の昭和歌謡やニューミュージックが、海外でもマニアックな人気を博しているそうですね。リアルタイム世代としては、誠に嬉しいかぎりです。そういえば、90年代に入って間もない頃、Ofra Haza の曲が日本のアイドルソングとそっくりで思わず目が丸くなりました。いや、もろ80年代の昭和歌謡でした。背後にどんな理由があるのかはいざ知らず、ぼくが集めた異国の「昭和サウンド」です。お楽しみください。


☆tfila☆

Title             tfila
Artist           Ofra Haza
Album       「Bo Nedaber」1981
Comment この映像のテイスト、カット割りも含めて昭和感満載だと思いませんか。Ofra Haza はイスラエル (イエメン系難民) の国民的歌手。80年代後半から全英チャートにも進出、アラブ圏では絶大な人気を誇りました。ワールドミュージック・ブームの火付役にもなりました (2000年逝去)。

☆Gyongyhaju lany☆

Title            Gyongyhaju lany
Artist          Omega
Album      「10000 lepes」1969
Comment Omega はハンガリーの国民的人気バンド。The Rolling Stones と同期の1962年デビューです。本曲、ハンガリー(近隣諸国)では知らない人がいないほど浸透しています。昭和的、というよりも、当時の洋楽シーンの世界的標準として捉えるのが正しいのでしょうね。

☆Dance Of Maria☆

Title             Dance Of Maria
Artist           Al-Qasar
Album       「Miraj」2020
Comment 60年代~70年代のアラビアン・ファズを再燃させるために結成された Al-Qasar。Thomas Berllier を中心とした、中東のサイケロック・リバイバルでしょうか。なので、狙った周回遅れの後進性がちょうど昭和的洋楽にフィットしています。逆に懐かしい、みたいな。

☆Marry You☆

Title             Marry You
Artist           Bruno Mars
Album       「Doo-Waps & Hooligans」2010
Comment ご存知、ハワイ生まれの Bruno Mars。きっと日系人の音楽環境が身近にあったのでしょう。それほど、彼の繰り出すヒットナンバーは80年代の昭和を感じさせる要素がたくさんです。真偽はどうあれ、75億円のギャンブル負債の醜聞も、どこか昭和臭がプンプンですよね。

☆Noi due nel monde e nell'anima☆

Title             愛のルネッサンス
Artist           I Pooh
Album       「Alessandra」1972
Comment イタリアの国民的バンド I Pooh の傑作。~歌は世につれ、世は歌につれ~。時代とともに都度サウンドを最適化してきただけあって、この時期は (次作「パルシファル」とともに) プログレ色が満載です。ちなみに原題の意味は「世界は二人、魂でも二人」って感じでしょうか。

先般の「RTに聴く曲5選」で、このシリーズの頭文字制覇がコンプリートです。頭文字制覇って何? とお思いですよね。「XXに聴く曲5選」のXXの部分、つまり「DAI語」のアルファベットの先頭が、A~Zまでひととおり使われた、ってことです。バカでしょ? バカですよね~。もともとぼくってそういうところがあり、自分で自分にルールを課すことで目標までの道のりを誤魔化す、といえば聞こえはいいですが、要は子供時分の「横断歩道の白線だけを踏む」と同じです。バカでしょ? バカですよね~。はい、ぼくの好きな映画は「アメリ」です。

締めて、AS~ZKまで33記事、165曲です。一人のアーティストにつき一曲の大原則で走ってきたので、なかなかどうして大変だったのですよ。とりあえずは、ここでいったん小休止です。最後は、ジジィにふさわしいテーマ「昭和」で締め括り、ってことで。

~昭和は遠くなりにけり~。今日までジジィの回顧/放談にお付き合いくださり、本当にありがとうございました、心よりの感謝を申しあげます。







いいなと思ったら応援しよう!