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SVに聴く曲5選

(S) 性差なき声を (V) ヴィジュアライズできないときに聴く曲。あるいは、(S) 性別が紛らわしい (V) ヴォーカルの曲

かなり御題をこじつけるのが苦しいのですが、要は、性別が紛らわしいヴォーカルの曲、ってことです。ぼくの洋楽の出発点は Michel Polnareff だったので、~三つ子の魂100まで~、そもそも高音域の女性っぽい男性ヴォイスが刷り込まれているのですね。そのあとに Jon Anderson (Yes) とくれば、あとは推して知るべし。ということで、以下 5曲、目を瞑って/ゲーム感覚で各シンガーの性別を当ててみてください。

動画のアーティスト名は、一応、伏字にしています。著名なシンガーは即バレちゃうので (正解はいちばん ↓ です)。また各曲の Comment には、同様の理由から、男女にまつわることわざ/格言を添えています。楽曲との関連性はまったくありません。


☆Life With The Macbeths☆

Title            Life With The Macbeths 
Artist          XXXX
Album      「Hippopotamus」2017
Comment 悪妻は百年の不作。悪い妻を持つと、その影響は子々孫々に続く、という意味 (江戸時代?)。

☆Ravenous☆

Title            Ravenous
Artist          XXXX
Album      「Wages Of Sin」2001
Comment 女は氏無くて玉の輿に乗る。女は生まれがよくなくても、容姿や運次第で金持ちや貴人の妻になることができる、の意味 (ルッキズム?)。

☆Am I Wry ?  No☆

Title            Am I Wry ?  No
Artist          XXXX
Album      「Frengers」2003
Comment 去り跡へは行くとも死に跡へは行くな。先妻と離婚した男のところへ後妻へ行くのはよいが、先妻と死別した男のところへは後妻に行くな、という意味。男には亡くなった先妻のおもいでが美化されて残るもの、だそうです。へえ~、マジっすか。

☆Where Love Lies☆

Title            Where Love Lies
Artist          XXXX
Album      「Where Love Lies」1990
Comment 貞女は両夫に見えず。貞節な女性はひとたび結婚したら、死別しても、あるいは離婚してさえも、別の夫を持つことはしない、の意味。ウッソー。これは目茶苦茶ですね。格言も時流に滅びる、の好例でしょう。まったくもって妥当性がない、ただの男の憧憬幻想。

☆Nothing Compares 2 U☆

Title            Nothing Compares 2 U
Artist          XXXX
Album      「Holding Back The Years」1998
Comment 女房と畳は新しいほど良い。女房と鍋釜は古いほど良い。どっちやねん。ことほど左様に、ことわざなんてテキトー、ってことですね。

正解発表。上から順に、Russell Mael 、Angela Gossou 、Jonas Bjerre 、Alison Limerick 、Jimmy Scott 。いやいや、動画タイトルにアーティスト名が出ているので、記事の名前を伏字にする意味は全然なかったですね。まあ、酔狂で楽しんでもらえれば、それで充分です。

で、結論。性別はまったく無意味――。素晴らしいヴォーカルはそれ自体が素晴らしいのであって、社会的役割/ジェンダーによって評価が変わるのは、やはりおかしいのではないでしょうか。それを再認識できただけでも、本稿はアップする意義があったのかも、と自己満足。

それでは、また。
See you soon on note (on Spotify).

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