「車上荒らし対策: 安心のためのステップと自動車保険の活用」

しろくま☆LABO☆

2024年1月4日 16:26

この記事は商品広告を含みます

はじめに

車上荒らしは、自動車所有者にとって悩ましい問題です。車のパーツや車内の物品を狙ったこの犯罪は、残念ながら日常的に起こっています。ここでは、車上荒らしの手口と対策、被害にあった際の対応方法について、わかりやすく解説します。

車上荒らしとは？

車上荒らしは、車両の部品や車内の物品を盗む犯罪です。タイヤ、カーナビ、ゴルフバッグ、現金などが一般的な標的です。特に夜間から早朝にかけての時間帯に多く発生します。

車上荒らしの手口

窓ガラスの破壊: カーナビなどを盗むために、窓ガラスを割って車内に侵入する方法です。運転席・助手席横の三角窓が割られることが多いようです。　車内に侵入した後、特殊な方法でエンジンをかけ安全な場所まで移動して犯行に及ぶ事例も報告されています。
リレーアタック: リレーアタックは、スマートキー付きの車に特有の盗難手口で、犯罪者がスマートキーから発せられる微弱な信号をキャッチし、車のロックを解除して侵入する方法です。この犯罪は通常、数人で行われ、一人の犯罪者が最初に車の所有者の近くでスマートキーの信号を受信します。その信号は増幅され、他の犯罪者に送信され、電子的にスマートキーを複製し、車のロックを解除します。この手法は、車盗難にも用いられます。
CANインベーダー: CANインベーダーでは、スマートキーの電波を使わずに車を盗みます。この方法では、車のコンピューターシステム（CAN）にアクセスするために、モバイルバッテリーのような小型のデバイスを車に接続します。これにより、車のロックを解除したりエンジンを始動させたりすることが可能になります。

被害にあった場合の対応

警察への通報: 車上荒らしの被害に遭った場合、最初に行うべきは警察への通報です。被害を発見したら、できるだけ早急に警察に連絡することが重要です。これにより、犯人の逮捕の可能性が高まり、逃走を防ぐことができます。また、車内の証拠を保全するため、警察が現場検証を終えるまでは車内への立ち入りを控えることが望ましいです。
被害の確認: 警察による現場調査が終了した後は、盗難に遭った物を確認してください。クレジットカードやETCカードのように、不正使用される恐れのあるものが盗まれている場合、直ちにその使用を停止する手続きを行う必要があります。
保険会社への連絡: もし車両保険や車内の荷物に関する特別保険に加入している場合、保険会社からの補償を受けることが可能な場合があります。車両保険を利用すると、次の年の保険等級が低下する可能性がありますが、補償金額の確認自体は等級に影響しません。したがって、まずは保険会社に連絡を取りましょう。

車上荒らしを防ぐための対策

必ず施錠する: 短時間の離脱でも、必ず車を施錠しましょう。自動車盗難の約20％以上は、鍵が刺さったまま、または鍵が車の近くに放置されていたことが原因で発生しています。短い時間であっても、車を離れる際にはきちんと施錠することが、車上荒らしのリスクを低減するのに役立ちます。
防犯装置の利用: 防犯ブザーやドライブレコーダーを設置し、犯罪を抑止します。車上荒らし犯も狙いやすい車を狙うので、車用防犯ブザーやドライブレコーダー、防犯カメラを備えておけば、抑止力になります。例えば、ドアを開けると警報サイレンが鳴るような防犯ブザーは、CANインベーダー対策としても有効です。
また、ハンドルロック、タイヤロックによって物理的な対策をするのも有効な手段のひとつといえます。
スマートキーの保護: スマートキーの電波は微弱です。なのでスマートキーを金属製のケースに入れて、玄関などの出入り口付近から離れた場所にきーを保管し、リレーアタックを防ぎましょう。
監視カメラやセンサーライトの設置：カメラやライトがあることによって犯行を抑止します。また、犯行の証拠になり犯人逮捕のきっかけにもなります。
ハンドルロックや車輪止め：外から見えやすい防犯用品を使うことで防犯意識の高さを犯人に見せる効果があります。