愛猫の健康と向き合う
今回の主人公紹介
我が家のアイドル、元保護猫の(サビ、7歳)のすずです。
運動神経抜群でやんちゃな女の子。とても賢く、みや(アメショ、オス・6歳)が我が家にやって来た時には、トイレの仕方を教えたり部屋の案内をしてくれました。面倒見が良くとっても優しい猫様です。
帰宅してドアを開けると、2ニャンがお出迎えをしてくれます。
ご飯の時間にも2ニャン仲良く催促に来ていました。
猫様の健康管理
この記事では通院する前日まで、元気に走り回って遊んでいた猫様が、病院で癌と診断されるまでの経緯をお話します。
この経験から、猫の健康管理とセカンドオピニオンの重要性について改めて考えさせられました。
その日は突然に
4/10
前日の夜は食欲がなく、朝ご飯も全く食べていませんでした。
おしゃべり好きの女の子が静かだったので、確認くらいの気持ちで動物病院に行きました。
血液検査の結果では、特に白血球の数値も高くなく、貧血や栄養状態も問題ない。微熱があるので、風邪薬が処方されました。
錠剤の薬をなんとか飲ませつつ、数日過ごしましたが熱は一向に下がらず、食欲が落ちていきました。
3日ほど様子を見ましたが、変化がないので再通院。点滴後に別のお薬が処方。その後も自宅で食事を工夫したり、処方された薬を与えていました。
4月末
ここまでに何度も通院を繰り返し、ようやく熱が下がりました。
でも、なんだか様子がおかしいのです・・。
上半身がすごい浮腫んでいる状態。直ちに、病院に行き伝えるも、呼吸器や消化器に問題はなさそう、お薬の副作用でしょうという診断結果。
細胞間に染み出している水分なので、抜くことで解決ができない。とのことで、水分を出すことを促すお薬が処方されました。
ここまでに、医師を信用して診察に何度も通っているけど、不安が募りました。根本の原因がよく分からない状態のままで、薬がどんどん変わっていく。
食欲は一向に良くならない。本当にこれが最善なの?
5月下旬
処方された薬の投薬と、通院を繰り返し3週間ほどが過ぎた頃。突然呼吸がとても苦しそうな状態。
もう居た堪れずセカンドオピニオンで、他院へ連れて行くことに。
この時点で既に15回の通院。もっと早くセカンドオピニオンをするべきでした。
飛び込んだ先の先生は、診察台に上がった愛猫の姿を見て触診後、現在の状態と諸々の症状や病気の可能性を伝えてくださり。
詳細の確認で検査を実施、体重の減少が大幅だったので体力的が心配で、レントゲンのみ(血液検査は、前の病院で5日前に行っていた)を実施。
その所見では横隔膜ヘルニアの可能性、その他は目の突出なども見受けられるので癌の可能性もあるとのこと。
横隔膜ヘルニアだった場合、手術がここではできないので、2次病院に行く必要がある。現在の体調を鑑みても早急な対応が必要。
直ぐに大学病院に連絡し予約を入れてくださり、翌々日の朝一番に受診
することができました。
5月29日
一日休みを取り、大学病院へ
詳細な検査を実施(レントゲン、採血、超音波、細胞診など)
胸水が溜まっていて、340mlを除去。
所見から、胸腔内腫瘍の診断となりました。
正確には細胞診の結果待ちではありますが、ほぼ確定の状態です。
結果が出るまでは、ステロイドの注射を毎日打ちながら腫瘍のサイズを小さくしていく(反応が出れば)処置を進めて行くことに。
今後の抗がん剤の治療計画は、1次病院と連携して行っていましょうとういう説明をしていただきました。
5月30~
今は日々、午前中にクリニックに注射を打ちに通っています。
在宅勤務になったので、猫様の通院も両立しています。
2ヶ月近く体調が悪い状態で、看病をしても改善されない時は、毎日が不安でした。
癌という診断結果は、望んだものではありませんが、何が原因なのか不明確なまま、処置がされ続けるよりも、何を解決していけば良いかが分かっている今の方が安心です。
状態がきちんと把握できている今は、すずの為に対応してくださる先生方がいて、自分がいてみんながチームなんだと思えるので、日々すずと向き合っていきたいと思います。
体調不良を見逃さないために
定期的な健康診断や検診を行い、猫の体調変化を見逃さないようにすることが大切です。猫が我慢している痛みや不調を早期に察知し、適切な治療を受けることにもつながります。
今回は病院に行ったにも関わらず、癌と診断されるまでが回り道になってしまいました。病院選びも難しいですね。
皆様の猫様が同じパターンに陥らないように、なにかしらの症状が長引いて改善しない。診断していただいたが、他の可能性や意見が聞きたい。そんな時は、セカンドオピニオンを活用することも是非検討してみてください。
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