NIKKE研究各論(33)コンピューターおばあちゃん
2024年12月26日、ニケ界隈に衝撃が走った。そう、ゴッデスフォール事件の時系列変更である!
(指揮官達が今現在戦っているところから)30年前だったのが70年前に前倒しされ、ラピの人間時代の出来事として登場したのである。
これにより、ラピの実年齢が80〜90ほどに大幅加算された。アニスもなんか知ってる口ぶりなのが怖い怖い。後年、最初のアイドルニケであるプリティーがニケフォビアによって殺害される事件が発生するが、一部ではそれとアニスを結びつける動きがあるけどそれお前、アニスおばさん説補強するだけやで?
さらにさらに、ラピが第二次地上奪還戦(60年前)から帰還した時には、既にイングリッド(現在のエリシオンCEO)が存在しているのである!帰還タイミングが若干後ろ気味なので56〜58年前くらいになるが、それでも70代は見積もっておくしかない……
これによって以下の推測が可能だ。
第一に、この世界の人間は現在の人間の寿命より長く生きられるのではないか、と言うことだ。確かにリターの面談内容に「医療が発展して交通事故や自然災害もないから年寄りがどんどん増えて若者との溝も深まっている」と言うのがある。
ヨハンもサイボーグじいちゃんだし、マスタングに至っては第一次ラプチャー侵攻時からずっとテトラのCEOとかいう吸血鬼かなんかなので、我々の常識からは外れた長寿っぷりである。もうこうなると企業のトップや大学教授などの重要ポストを延々と占め続ける老害が発生しているに違いない。反対にミシリスは人倫を外れたクソ企業だとやたら叩かれているが、CEOはシュエンで3代目とキチンと世代交代しているのなんなの?
この医療がロイヤル層〜フォーマル層上澄みまで受けられているなら、超高齢社会といっても我々の考える人生観とは若干異なると思われる。
戦国時代末期の織田信長が幸若舞『敦盛』を演じる時に「人間五十年下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。一度生を享け、滅せぬもののあるべきか(以下略)」を好んでいた逸話がある。医療が未発達で戦乱がありふれた頃は平均寿命も短いため、早婚して多産多死が当たり前であった。
それが150歳くらいまで生きられますとなると、壮年期などが各10〜20歳ずつ拡大していてもまぁおかしくはないだろう。現代ですら(金銭的な問題とはいえ)70歳台でも働いているのだもの。
第二に、ニケになった場合極端なまでの生存格差が発生する。頭部さえあれば復活可能と気前のいいことを言っているが、第二次地上奪還戦における量産型ニケの生存率はわずか8%である! スターリングラードの戦いかなんかか!?
流石に平常時はここまで酷くないと思われるが、それでも特化型ニケとの性能差は歴然としたものがあるし、そんな特化型ニケでもロード級ラプチャーが相手だと基本的には撤退が推奨されるレベルなのだ。人間のまま「美緒、ひとりじゃ生きていけないヨォ」とか言っていられるうちは幸せなもんなのである。若かった場合、死んでもニケにされるしな。
ちなみにニケの年齢を算出したい場合は、世代を見ると良い。例えばゴッデス部隊などのフェアリーテールモデルは最初期なのでおよそ100年前プラスαである。ちなみにエイブやルミなどの超高齢量産型ニケも存在している。(ルミは旅館で休眠状態だったので不適格かも)
アークガーディアン作戦末期には第三世代型(デチューンしまくった奴)がロールアウト目前で、ここから第八世代まで、筋トレしないと最大パワーを出せない型が存在する。ルマニは第七世代型だ。
ミシリス・インダストリーの3代目CEOであるシュエンはフェアリーテールモデル並みの出力が出せるニケの再製造を目指して改善を図ることに成功した。その第一号がラプラスであり、ここからのニケは第九世代型以降のモデルである。この世代は最初からフルパワーを出せるが体型変化はしない。細かい世代型までは不明だが、メティスやワードレス部隊のニケや、プリバティ、ブラン、ノワールあたりが該当する。ちなみに最新鋭モデルは第十三世代型だ。