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自己紹介


『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』

ポール・ゴーギャン

多くの方がご存じだと思いますが、フランスの画家ポール・ゴーギャンの最も有名な作品の一つです。
これから「コミュニティの時代」に入るにあたって、自分とはどういう人間なのかを改めて整理しないとと思い、徒然なるままに自己紹介を作成しています(いつも思い付き)。
自分用のデータベースなので、誰かに読まれるとくすぐったいのですが、自分という人間に興味を持ってくださっている方が、この文章を読んでいただいていると思いますので、稚拙な文章ですがお付き合いをいただければと思います!本当にありがとうございます!


自己紹介をしようと思った背景

現在、ソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)が著しく発展し、たくさんの方と交流が可能になっています。また、Non-Fungible Token(以下、NFT)が普及し始めています。私が定点観測として参考としている加藤浩晃先生は、これからの時代を『コミュニティの時代』と表現をしています。

「NFT」を活用すると、その人がどのような人物か、今まで以上にわかるということだ。
たとえば、今は銀行の口座番号がわかったとしても、その人がどれだけ貯金しているか、どのような用途にお金を使っているのかなどはわからなかった。
これが、「NFT」を活用してそのアドレスがわかれば、連携されたウォレットの残高や利用履歴がわかる。例えるなら、家の本棚を見れば家主の性格がわかるといったものと同じかもしれない。

デジタルヘルスの今と可能性第66回「NFT」が変えるのはコミュニティ形成のあり方

今までは、その人が「発信」している情報や、周囲の人が言っていることしか判断材料にならなかったのだが、判断材料が増えると言えるだろう。

デジタルヘルスの今と可能性第66回「NFT」が変えるのはコミュニティ形成のあり方

逆に言うと、自分自身がどういう人間かを明らかにしないと、コミュニティ形成ができないんじゃないかとふと思いました。
私はどちらかというと内向的で、人の話を聞いている方が好きなタイプだし、スマブラも見ている方が好きなので、家族や身内であってもおそらく全てを理解している人はいないと思います。きっと私に関わってくださっている方はこの文章を読んで新鮮に感じるはずです(誰が得をするのかはわかりませんが、、)。
また、一旦自分の考えを棚卸しをして、新しく吸収していきたいなと思ったのもあります。この世の中に自分自身の言葉で表現されたものはなかったので、いいきっかけだなーってルンルンしています。

もう一つ、自己紹介をするにあたり、軸足を置きたいのが哲学的な『私とは何か』という問いです。
最近、大事にしているテーマであり、これらに重点を置いてお話できればと思います。

私について

前置きが長くなってしまい、大変申し訳ないです、、
改めまして、小林恒輝(こばやしこうき)と言います!
1998年(平成10年)8月27日生まれのおとめ座で宮城県多賀城市の出身です!
座右の銘は「愛は知識の母である」です。これはレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉ですが、大好きな研究者がいつも言っていることで知りました(後述)。
好きな食べ物はチョコで、餌付けをしてもらえると泣いて喜びます。あとつぶぐみが好きですが、今はしゃりもにのヨーグルト味にはまっています。
苦手な食べ物はお野菜で、牛角のチョレギサラダドレッシングがあれば、一網打尽にすることができます。
今回は、はっしょっていきたいと思いますが、多賀城高崎幼稚園→多賀城小学校→多賀城市立高崎中学校を経て、名取北高校へ通い(このころから突拍子もない)、仙台医健専門学校へ入学をしました。
やっと今につながるところまで来たので、ここから少し細かにお話ができればと思います。

専門学校に通う中で考えたこと

私が通っていた専門学校は、4年制です。では、手に職をつけるためにどのような学科へ通ったかというと、「理学療法士」の資格を取得するためです。
ここの動機は今となっては、がらっと変わっており、本当にべたですが、小学校から野球をやっており、怪我をきっかけにたくさんの方と出会ったのがきっかけです。定番な質問ですが、ポジションは外野で弱肩です。パワプロ君で例えてもオールFで、初期ステータスのような本当に運動のセンスはなかったです。。
また、一丁前に肘だけ見ると大谷翔平と同じ(手術)です。

べたといいましたが、同じ業種の方であれば理解できると思います。実は、ほとんどの方はスポーツに関わりたく入学しますが、卒業のときには全く異なる分野にいくことになります。多くのきっかけはやはり臨床現場での「実習」です。
私も例にもれず、別の関心へ移っていきます。

実習での学び

当たり前ですが、詳細なことは記載できないので、エッセンスだけ抜き出して記載できればと思います。
私は実習期間を通して、本当に大事な出会いがたくさんありました。
その出会いを通して、学んだことが二つあります。
一つは「私(自己)とは何か」ということ。もう一つは「人間の生死」ということです。
この二つは私にとって、一生忘れられないことだったし、「どこへ向かうのか」という方角を決定づけた出来事でした。その頃は臨床から逃げたと思いました。ただ、今では臨床以外にも対象者の方へ還元できる道はたくさんあるよと学生さんにも伝えたいなと思ってます(例えば、アカデミアや一般企業等)。少し脱線しますが、必ずしも資格をもとに職業を選択しなくても良いと思っています。たぶん実習を通じて、「この仕事向いていないや」と思っても、周囲の同調圧力などで苦しんでいる方もいるかもしれません。医療は儲けることが「卑しい」とされることも多く、別の道を選択することは簡単ではないかもしれません。また、自分の生存バイアスが入っていると言われるかもしれません。でもゆくゆくは、そういった方の支援ができればいいなーと思いながら、、

私のケースとしては、実習をきっかけに研究者としての道を模索し始めました。特に中枢系に関心がありました。
最初は海外留学を考えましたが、コロナ禍ということもあり、断念。
そこで、お世話になっている方が所属している研究室へ進学することになりました。
きっかけとなった出来事は志望理由書にも強く記載されていました。
今、見返すとこの頃から土台は変わっていないなと痛感します(意図しませんでしたが、この頃から「自己とは」に興味を持っていました)。

・私はその光景をみて、無力感が湧きました。
・「人間らしさ」とは何かを見つけられるようになりたい。

当時の志望理由書より

大学院へ

そんなこんなもあり、2021年に大学院へ無事に入学することができました。余談ですが、コロナ禍でなければ絶対に合格できませんでした。当時、英語なんて1ミクロンも触れておらず、時間をTOEICへ全振りしてやっとでした。
宣伝にもなりますが、受け入れていただいたのは、東北大学の瀧研究室というところになります(ありがたやありがたや)!

当研究室は、加齢・老年病科としての診療を担っており、多くの医師が在籍しています。それだけでなく、大規模な脳画像データベースに基づいた脳研究に関わる多くの国内外の研究者も在籍しています。

私の信念は、「組織は多様で不均一であるほど強い」です。そのため、医師、基礎研究者というだけでなく、出身大学、出身学部、出身国、性別は全く問わず、脳の研究、特に脳の発達、加齢研究に興味がある方々は広く在籍して、幅広い視点から、学際的な研究を多数遂行しています。

瀧研究室ホームページより

瀧先生の研究室紹介にもあるように、様々な背景を持つ方が所属しており、毎日が本当に新鮮でした。先行研究のレビューや他の研究のデータ収集も含めて、今までの人生ではやったことのなかったことが盛りだくさんで、本当に大変でしたが、とても充実していた毎日でした。特に認知機能検査はめちゃめちゃプレッシャーもかかりますし、あまり出来が良い方ではないのですが、先輩方にとてもお世話になっています、、
そんな中で一つの大きな出来事が訪れます。

CogSmartとの出会い

簡単に紹介だけすると、私が所属している研究室の教授である瀧先生が共同創業者である会社です。

株式会社CogSmart は、東北大学加齢医学研究所発の医療・ヘルスケアサービス企業です。

最新の医学的知見及び研究成果をもとに、「認知症にならない健康脳づくり」「生涯健康脳」の社会的な普及を目指しています。具体的には、「将来の認知症患者の抑制」「来たるべき超高齢社会における健康寿命の延伸」「社会保障費(医療費・介護費)や社会的コストの抑制」などの実現を目指していきます。また、メンバー全員が、「一人でも多くの方々が認知症に苦しまないようにしたい」「子供たちの世代でも日本を元気にし続けたい」「持続可能な社会づくりに貢献したい」などの熱い想いで活動しています。

CogSmartホームページより

ご存じの方はあれって思うかもしれませんが、実は、2021年の6月頃から関りがありました。その時には、業務委託という形で部分的に関わっていました。CogSmartのことは後でまたお話するはず?なので一旦、割愛いたします。

この頃からアカデミアもままならないのに、ビジネスの分野に興味を持つことになります。今まで知らないことを勉強するのは、どの分野を問わず、大変ですがそれ以上に楽しいという気持ちが強かったです。勉強をしている中で先述した加藤先生などの取り組みを知りました。

そんな中で、自分でも起業してみたいなと思い、いくつかのことを実践しましたが、挫折。ひとえに自分の力不足であり、本当に関わってくださった方には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そしてまた転機が訪れます。

就職

これもいろいろと背景はあったのですが、2022年の4月より、フルタイムでデイサービスへ就職をいたしました。この頃より、いわゆる「社会人大学院生」として学校にも通っていました。理学療法士として勤務をし、臨床業務を行った後に学校へ通うという生活でした。
臨床業務は本当に大変で、私は今もそして今後も現場の方を本当に尊敬をしております。
就職先では職場の方や対象者の方、その他本当にたくさんの出会いもあり、貴重な経験をさせていただきました。
そんなこんなで様々な事情も重なり、2023年5月に退職します。

転職

そんな中、CogSmartに拾っていただき、2023年6月にjoinしました。本当に何者でもないにも関わらず、期待をされてしまうと裏切りたくないなーという気持ちでもあり、毎日てんわやんわしているのですが、大好きな方々に支えられながら勤務をしております。

現時点で私は何をしたいのか

現時点で人生をかけて何をしたいのかというと実は二つあります。①自動運転の実現②認知症の完治です。
一時期、自分は何をやりたいのかと思う時期もありましたが、なんとなく頭の整理をすることができました。
私にとっては、「アカデミア」と「ビジネス」の二軸があります。どちらもサステナブルの必要があり、そのためにはマネタイズが必要であるということが現在の結論となります。強い言葉で言うと、「いいことをしてても儲けて続けられないと意味ないよね」と言い換えられます。
とは言っても、私は実践できているわけではなく、全部いわゆる「ワナビー」であり、ダメダメです。

まず、ビジネスから考えると、現在CogSmartで行っていることが大きなことです。測定から介入まで一貫性を持つというのがテーマであり、研究成果を社会実装するということが大きな点です。さらに、プロダクトをグローバルに全ての方へ届けたいと考えております。

アカデミアの視点では、冒頭にも書きましたが、「私(自己)とは何か」というのを考えていきたいです。
釈迦に説法ではありますが、デカルトはこの問いに「我おもう、故に我あり(I think, therefor a I am)」と答えました。ただ、これにはいくつかの問題が孕んでおりました。
現在では、ショーンギャラガーが提唱している「最小自己(mimalself)」と「物語的自己(narrativeself)」という考え方がございます。

では、なぜこの点に至ったかを整理します。
自分自身の中で、認知症の方の症状が進行すると「私(自己)は無くなるのか」という問いがありました。
私の考えとしては、それは否でした。
例えば、認知症カフェや通いの場での取り組みは別の自己、つまりアイデンティティの形成になるのではないかと考えたためです。
これは時間軸と同じような流れで進むものではないかと考えています。
とは言っても先行研究のサーベイをしっかり行っているわけではなく、こういったこともわかるといいなーというくらいです。

それで今、何しているの?というところなのですが、最近は「ちゃんといいものをいいと伝えられる人になりたい」ということがテーマです。
結構、興味関心がとっちらかっているいるよね。と思われるかもしれないのですが、上記の二大テーマを軸にして情報収集をしています。例えば、認知症という軸を考えると脳画像の他、食事も非常に重要です。そうなると「foodtech」の分野が気になると言った具合です。

最近はちょっとずつSNSも頑張ろうとあがいているのですが、自分自身のメディアを持とうとしています。
その点、最近悩んでいるのがあって、SNSでフォロワーを増やすのは、内向きにベクトルが向いているのではないかと思ったことです。わかりやすくいうと「有名になりたい」とかです。ただ、整理して考えるとちゃんと自分が届けたいものを届けるためには、自分に発信力がないとだめだということに気づきました。そのことから、ちゃんと「コト」に向き合えば、それは外向きのベクトルなのだということに腹落ちをしました。

あとこういったことを書いているのも「自分の生データ」をちゃんと残しておかないとといった一種の強迫観念も背景にはありました。
最近では、生成AI(これを書いているときには、claude 3.5 sonnetが出現し、楽しくてずっと触っていた)が生活の一部となっています。言い換えると、「これ自分のことを教えないと何も出力できない」と思い、ある意味、ちゃんと元データを自分の言葉で紡がないと自分がこの世界に存在していないことと同義だなと思いました。そのため、こうやってせかせかと自分の言葉で自分のことを書いています。これで将来何か書くときに役立つのかなと思いながら書いているという次第です。

最近の目標

最近、実は大きな目標ができました!いろんなところで言っているのですが、「日本の医療を世界一にする」ということです!
別に医療にこだわる必要はないのですが、地味な作業や自分を犠牲にしてもできるものと言えば、やはり医療だなと思ってきました。うーん、言語化はできないのですが、頑張りたい。

座右の銘

私の好きな言葉としては、「愛は知識の母である」という言葉があります。これはレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉で、私が最も尊敬する研究者の一人である森岡周先生が著書にサインしてくれる言葉です(この記事の表紙)。

愛は知識の母である。智恵は経験の娘である。
Love is the mother of knowledge. Wisdom is the daughter of experience.


この言葉めちゃめちゃ好きなんですよね、、スマホのトップ画面にしてます。
意図とは異なっているのかもしれませんが、私はものや人、コトに対してそれを愛し、全力で愛したものに向かって頑張りたいなと強く思ってます。逆にいうとそれ以外にはあまり興味がないというのは大きいかもしれません、、

最後に

私はBLEACHという漫画が大好きなのですが(鬼道の詠唱を全部覚えていた)、科学者の定義はBLEACHの浦原喜助さんから学びました!

「誰もみたことのないものを創るなら自分の手で それが科学者ってもんス」

今回のnoteは、私の処女作です!なんか得るものがたくさんありました!
また、気が向いたら書いてみますー!

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