共有フォルダでExcelマクロファイルを共有(使えるように)したい
前置き読むのが嫌な方は目次の≪解決編≫から飛んで読んでください。
ずっと困ってたことがありました。そしてついに限界が来たのです。
会社の共有フォルダってセキュリティ高くする(される)とマクロが使えないんですよ!!
関数組み直すとかしてマクロが反乱するのを抑え込んで騙し騙し使うか、デスクトップに落として使うしかなかったんですよ。
私自身はマクロ(VBA)は全くと言っていいほど触れない(ギリギリ読めるくらい?)ですし、昨今のセキュリティ向上のおかげ?でマクロファイルって共有するのがめちゃくちゃ面倒なので、「マクロ作るくらいならkintone化するわい」ということでJavaScriptは勉強してもVBAは勉強しないぜ…!、というスタンスです。w
でも今日ついに共有フォルダ内で使えないのはマジで無理だ、となりました。
それはなぜか。
という訳で色々調べて何とか共有フォルダ内でマクロが使えるようになったので、備忘録も兼ねて書いていこうと思います。
まず普通に、何もせずにマクロファイルを開くとこうなります。⇩
この状態では開く閉じる、だけでは全く機能しないです。
はい、面倒です。イヤですね、エクセラー。
・・・気を取り直して、対処方法を解説していきましょう。
≪解決編≫
ちなみに逐一スクショも貼ってるので、読むのが面倒な方はスクショ画像だけでも解決できるようにしておきました!
【ステップ①】共有フォルダ自体のセキュリティを解除(許可)する
windowsメニュー横の「ここに入力して検索」窓に「インターネットオプション」と入力、コントロールパネルとなっているシステムを開きます。
セキュリティのタブから「信頼済みサイト」をクリック
「サイト」を開きます。
共有フォルダのリンクをコピーする
先程のインターネットオプションの信頼済みサイトの「このWebサイトをゾーンに追加する」にコピーした共有フォルダのリンクを貼る。
※「追加」をクリックする前に下部の☑(このゾーンのサイトにはすべてサバ―の確認(https:)を必要とする)を外してください。
追加すると、勝手に共有フォルダの大元のリンクになります。
登録が確認出来たら、「閉じる」→「OK」でインターネットオプションを閉じます。
【ステップ②】Excelのマクロを有効にする
共有内に保存したExcelマクロファイルを右クリック→「プロパティ」を開きます。
全般タブの一番下、セキュリティの「許可する」に☑して保存(OK)します。
Excelファイルを開いて、「コンテンツの有効化」をクリックすればマクロが有効になります。
【マクロがそもそも稼働しない!?】そんな時は…
Excelを開いて、「ファイル」をクリック
メニューの一番下の「その他」より「オプション」を開きます。
「リボンのユーザー設定」を開き、右側の「メインタブ」となっている中から、「開発」に☑を打って保存(OK)します。
これでマクロが使えるようになります。
【+α】いちいち「コンテンツの有効化」を押すのが面倒なあなたに
「開発」タブの「マクロのセキュリティ」を開きます。
デフォルトは「警告して、VBA マクロを無効にする」になっているので、一番下の「VBAマクロを有効にする」にします。
ただし、記載のある通り、
「(推奨しません。危険なコードが実行される可能性があります)」です。
「マクロのファイルなんてこれくらいしか開くことないよ」という場合は有効にしても良いと思いますが、この設定は一つするとご自身が開くマクロ全てに反映されます。
複数のファイルを利用する場合は、年のため2つめの
「警告して、VBA マクロを無効にする」
のままにしておくことを推奨します。
デスクトップ編
デスクトップ(共有サーバー内以外)の場合は、【ステップ②】だけでOKです。ここから読んだ人の為に一応詳しく解説していきます。
①ファイルを閉じた状態でファイルを右クリック「プロパティ」を選択
②全般の一番下にある「許可する」に☑ → 「OK」で保存
③ ファイルを開いて「コンテンツの有効化」をクリック
以上です。
ただ、デスクトップに落とす場合は、必ず一度この操作をしなければなりません。(一回すればそのファイルは二回目以降この操作は不要です。)
(今回の例で使っているファイルがそうですが)例えば外部からダウンロードして使う場合などは、ファイルを新しくダウンロードするたびにこの操作が必要になるので結構面倒ですね。
個人だけで管理するなら【一番楽な方法】は…
USB!もしくはそれに類する媒体(SDとかCD-Rとか。)ですね。
つまり、誰とも繋がってない保存先なら普通に動きます。
(デスクトップ(C:)内は除きます。PCの大元サーバーだからですかね。)
大体のUSBはプロパティの設定不要でマクロを展開できるので、時短を考えるなら個人的にはこれが一番楽でした。
これでやり方忘れてもこの記事を見ればいい…!
あぁ、、早く全部ブラウザ化したいよーー。。