大学3年生のちょっと立ち止まりたい日

ちょっと立ち止まりたい。

最近、いろんなものに追われている感覚がある。
例えば、就活、課題、サークル活動(?)、ゼミ……その他もろもろ。
あげてみれば「そんなもんじゃん」なんて社会人の方からは言われてしまいそうだけれど、マルチタスクが苦手なごく一般(以下)の大学3年生にはきついものがある。
社会に出る前の今だけ、甘い考えを持たせてほしい。

ふと、自分の好きなことで最近できていない事を考えてみた。
一番最初に挙がったのが「読書」だった。
漫画やネット小説は毎日のように触れているけれど、活字には触れていない。本を読む行為自体は好きなのに、それができていないのはなんとなくストレスなのかもしれない。

そう思って積読状態の『キノの旅』を手に取った。
ライトノベルだけれど、私としては「本=小説」の図式ができている。私が常に読みたいと思う「読書」の対象は小説や物語なのである。勿論、新書が読みたくないわけではないのだけれど。

さらっと読めるから、ライトノベルは好きだ。疲れた時に難しい本は読めない。少しほっこりとか、少し考えるくらいの内容だから読みやすい。『キノの旅』は短編集っぽいところがあるので、さらに読みやすく感じる。
こうしてみると、ちょっと立ち止まれる気分になれるから『キノの旅』は好きなのかもしれないなぁっと思ってしまった。

昨日は面接を受けていて、なかなかな失敗をしてしまった。
「あーあ」という思いと、失敗した原因を考えながら「当たり前だよね」って自分の甘さを思い出し、「でも手ごたえは全くなかったわけでもないしな」って楽観的になって、「とはいえ、失敗は失敗だ」と落ち込んで、心が忙しい状態で一日が終わっていた。

しかも、一日前の卒論の話もあまり考えずに書いていたし。それが若干頭の中をよぎっていた。卒業論文、テーマはそんな素朴なものでいいものか?と。
個人的には気になるけれど、周りからの反応が怖いのだと思う。調べることが難しいのは重々承知で、それでも気になるからそのテーマにしようかなって。でも、とっても理由は単純で素朴なものだった。
一度、知り合いの人と卒論のテーマの話をしていて、その人は「面白そう」と割と本気で言っていた。でも満場一致で「調べるの大変そう」と。
どうなるかもわからないけれど、来年のこの時期、私は無事に生きているのだろうか?不安は頭から離れることはないと思う。

昨日も今日も、ぽーっと一日を過ごした。
さっき、「Z世代の人たちはコスパを重視している」みたいな話が授業であって、理由を聞いて「なるほどなぁ」って勝手に納得していた。
コスパ重視で無駄を省こうとするZ世代の人から見れば、私のだらだらとしている姿は「無駄じゃん」って言われてしまいそう。

「確かに無駄だ」っていう自分と、「でも、それでいいんじゃない?」という自分が常にいる。
ぽーっと過ごす時間がないと疲れていくだけで、それこそ楽しくない無駄な時間だ。それなら今はちょっと休んで、少しでも前向きな自分が「今から歩こうかな」って時を待つ方が、よっぽど有意義だと思う。

そんな今日この頃でした。


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