ミリシタMC企画 幻覚バトル 「悪役令嬢」

本ページは、題記の通りMC企画の「悪役令嬢」のテーマにおいて、「公爵」に菊地真くんを当て嵌めた幻覚小説になります。
イケメン役を演じる真くんを見たいがために書いた小説ですが、話を膨らますのに必要だった悪役令嬢と侍女にはアイドルに役を当て嵌めて、登場させています。

私は #風邪の戦士 の逆ミステリー 患者役の書店員七尾百合子を推しておりますが、 侍女役にも百合子がぴったりだと思っているので、今回のお話には侍女役に百合子を宛てています。
百合子が侍女として仕えるなら、悪役令嬢にはミリ女で姉妹関係にある千鶴さんが良いな〜と思い、彼女を悪役令嬢に起用しました。
悪役令嬢は、侍女に対して〇〇ですわ、とか丁寧語にも聞こえるような話し方をしないだろうな〜と思ったので千鶴さんの普段の話し方を参考にしつつ、完全に一致はさせてません。

ここまで読んでお察しになられたかと思いますが、ゴリッゴリの幻覚バトル用のものなので、すべてを捏造設定しています。
これを読んで公爵真くん良いな!って思う人が増えると嬉しいな〜をモチベに作ったお話です。ちなみに脅威の6000字超えです。暇つぶしの片手間にでもどうぞ。楽しんでいただけると幸いです!



⚠舞台背景に合わせ、役の名前を下記の通りにしております⚠

「公爵役」
菊地真→シン・クリサン・セマム
「悪役令嬢役」
二階堂千鶴→クレーン・リリアンヌ・ステアホール
「侍女役」
七尾百合子→ユーリ・イリス・セブテール 

侍女は悪役令嬢の分家筋。
公爵家は菊の紋章を、ステアホールとセブテール家は、百合の紋章を持つ。


―――――――――――――

  あぁ、退屈だ。退屈で、仕方がない。隣国への留学を終え、その記念に開かれた自身の凱旋パーティだというのに、セマム家の一人息子のシンは欠伸を噛み殺すのに必死だった。実のところ、今宵開かれた宴は彼の伴侶探しの場であったからである。
  今より数世代前、国が乱れ新たな王が立ったとき、その安定に多大なる貢献をした御三家が、公爵家として幅を効かせている。いつからか、尊き血の流れる家柄だとして崇められるようになったが、そういった家には珍しく何故か昔からセマム家は子宝に恵まれず、どの世代でも多くてせいぜい二人ほどしか子が産まれなかった。とはいえ、多産ではないがために、子供に細やかな目が行き届くことが功を奏すのか、みな健やかに育つため、流行り病や産まれながらの持病とは無縁の家系なのであった。シンもその代々の血筋に違わず、今まで風邪一つ罹ったことがない。
  それに加え、シンには近しい年頃の従兄弟や、兄弟もいない。御家騒動が起こりえないという地位の盤石さに加え、セラム家に脈々と受け継がれた黒真珠と呼ばれる黒髪黒眼と白い肌の美貌が、彼の妻の座の人気ぶりに拍車を掛けていた。
  彼ほどの家格の令息がこの年まで婚約者がいないということは稀なことである。というのも、代々、公爵家はその立場から、王族に産まれた女の子の嫁ぎ先になることが殆どだからだ。だが此度に関しては、シンの叔母が元王の妹君であることを踏まえた政治的配慮が働き、候補から外されたのであった。
  そこで、国内の有力貴族との関係を固めようとする流れを、敢えて止めさせたのが先の叔母とその裏にいる王族であった。偶然にも空いた手頃な席だというのに、これを利用しない手はない。公爵家の一人息子が隣国へ留学させられたのは、他国の有力貴族と婚姻により、強固なパイプを作るためであった。
  貴族階級にある子息令嬢の例に漏れず、シンも己に求められる立場を理解していた。──理解していたものの、すんなりと政治の道具となる自分を受け容れられるほど、彼はお利口さんではいられなかった。生来の気の強さと、若さに起因するのかもしれない。
  身分の釣り合いの取れた令嬢との縁談話が上がる度に、彼は何かと適当な理由を付けて先延ばしにしてきたのであった。
  とはいえ、もう彼も十七。その我が儘がいつまでも通るわけではない。留学を理由に結婚から逃げる彼を、両親と叔母が強制的に呼び戻し、この場を設けたのであった。

「ごきげんよう、セマム公爵様、公爵夫人様」
「やぁ、よく来たね」
「ごきげんよう、ウィリアム子爵、子爵夫人。こちらが私共の息子のシンだ」
  次々と姿を現す招待客は、みな一様の、それしか話せないのかと思うくらいに、定型の言葉を並べる。代わり映えのしない光景にうんざりしている息子の様子を見て、セマム公爵は小さく背中を小突いた。
「痛いな、何だよ」
「あと少しで終わるから辛抱しなさい」
「分かってるよそんなこと」
  シンの母が相手をしているその裏で、父と息子はひそりと言葉を交わす。招待客全員への挨拶が終わるまで、自分を解放する気が無いらしいと分かってはいたが、かれこれ二時間ほど立ちっぱなしなのである。そろそろ休憩が欲しいと思ってはいけないのだろうか。「ごきげんよう、セマム公子。こちらは私共の三番目の娘の、エリザベスですの」
  母と旧知の仲であるらしい、ウィリアム子爵夫妻に連れられた令嬢が会釈を返す。どこかで見た覚えがあるような気がするが、定かではない。
「ごきげんよう。セマム家が長男、シン・クリサン・セマムです。どうぞお見知りおきを」
  内に抱える不機嫌さを隠すように、シン微笑む。彼の美しい相貌を間近にして、ウィリアム嬢は顔を真っ赤にして照れてしまった。
「ご、ごきげんよう、セマム公子。あなた様が無事にご帰国なさって嬉しいですわ」
「ありがとう」
「いつか、隣国のお話をお聞かせ願いますと幸いですわ」
  これもまた幾度となく交わされた言葉。同じようなことを、二十余りの人に言われている。そんなに話が聞きたいなら、一箇所にまとめて、講演会でも開いた方が早いのではないか。留学先の大学での講義形態がそうだったなぁ、なんてことを思い出しながら、シンはその場に応じて適当に会話を続けた。



  最後の招待客との顔合わせを済ませるや否や、シンはそそくさと休憩室へと身を眩ませた。
「はー、終わった。疲れた、疲れた」
カウチに身を投げ出し、タイを緩めるシンを見て、家令が小さく溜息をつく。
「坊ちゃま、まだ今宵のパーティは終わっておりませんよ」
「良いんだよ。今日は僕の顔見せの場だろ?まだ爵位を継いでないし、留学から帰ったばかりの青二才。これから先は爵位がある者同士でビジネスの話だ」
「そして坊ちゃまがご令嬢との仲を深める場でもありますよ」
「はぁーほんと、無茶言わないでよ。たった数分言葉を交わしただけで、誰をどう選べって言うのさ」
  お気持ちは分かりますが、と言いながら家令は、シンのための紅茶を用意する。
「お眼鏡に叶う方はいらっしゃらなかったんです?」
「お眼鏡も何も、皆似たようなドレスに似たような化粧ばかりしているから見分けが付かないんだ。早く結婚して欲しいのかも知れないけれど、招待客が多すぎるよ」
「旦那様は、良き方との御縁を望んでおられるのですよ」
「良き方ねえ。……あぁ、そういえば、今日ステアホールの御令嬢が参加していたと思うんだが、どうしてだい?  彼女、確か第二王子の婚約者だったはずだろ?」
  紅茶をカップに注いでいた家令の動きがピタ、と止まった。
「それは、」と家令が言葉を続けようとしたところ、大きな水音が窓の方から聞こえてきた。
「ん?」
  シンは窓の外を振り返る。大広間に続くこの小部屋は、中庭の噴水の正面にある。何かが噴水に落ちたのだろうか、明るい室内からは夜闇に暗く沈んだ中庭の様子が見えない。野兎でも迷い込んだのだろう、と思い始めた矢先に、女性同士が何事か言い争う声が聞こえてきた。思わずシンは家令と顔を見合わせる。何やら、只事ではなさそうだ。
「なんだろう?」
  腰を浮かそうとするシンを家令とメイドが押し留める。
「いけません、シン様。私共が見て参りますので」
「ええ、そうですわ。さぁ、そろそろ会場に戻りませんと」
「いやいや、僕も気になるから。それに、ほら。何か問題があったときに僕が居たほうが早いだろう?」
「それは、そうですが……」
  口籠るメイドの背中を押して、シンは彼らと共に中庭へと歩みを進めた。




  シン達が、噴水に向かうその数分前。肩を怒らせて去っていった令嬢に、クレーンは思わず溜息を零してしまった。
  中庭の噴水に腰掛けて、クレーンは、ユーリが拾い上げてくれた扇を広げる。中庭には、大広間の明かりが届いているものの傷の有無が見えるほどのものではない。ぐっしょりと濡れたそれにハンカチを押し当てて、水気を吸い取ってみるも、今宵のうちは使い物にならないことは明白だった。
「ユーリ、今日のところはもうお暇しましょう」
「お嬢様申し訳ございません。折角の機会でしたのに……」
  泣きそうな声で俯くユーリに、クレーンは微笑む。
「良いのよ、気にしないで頂戴。元々気乗りしないものだったし、帰る口実ができて有り難いわ。……もう、そんなに泣きそうな顔をしないで。あなたが引っ張ってくれたおかげで、わたくしは噴水に落ちなくて済んだのよ」
「ですが……」
「それに、殿下にいただいたものを手放す丁度良い機会になったと思えばいいの」
  ね、と微笑むクレーンに、ユーリはぐ、と唇を噛み締めると、怒りでわなわなと震えた。
「本当にあの方は……!  一体どこまで人を馬鹿にすれば気が済むの……!」
「ユーリ、落ち着いて。彼女にもきっと、なにかしらの理由があるのよ」
「いいえ!  いいえお嬢様!  何を仰るんですか!」
  ぶんぶん、とユーリは音がするほど勢いよく頭を振る。
「今まで、彼女にどれほどの辛酸を嘗めさせられてきたと思っているんです!  それに、今回は暴力まで振るわれそうになったんですよ!?」
「でもね、ユーリ。あの方の立場に立ってみてごらんなさい。元婚約者のわたくしが、彼にいただいたものを持っていて、そして公の場に出てきたんですもの。面白くないと思うのも、道理だと思いませんこと?」
「ふん、お嬢様から殿下を奪った女狐のくせに何を生意気な。扇一つで目くじらを立てるなんて。心が狭すぎます!この噴水並みの、いやそれ以下の広さですよ!」
「まぁ、ユーリ!そんな言葉を遣ってはいけないと言っているでしょう?」
  窘めるような物言いに、ユーリはう、と身を竦める。
「全くもう。読書家で、勤勉なのは良いことですけどね。とはいえ、そういう言葉は遣わないでくださいまし。あなたはわたくしの侍女なんですからね」
「うぅ、お嬢様ぁ……!」
「それに、わたくし本当に気にしていないのよ。形式的な贈り物だったとはいえ、殿下からいただいたものは、全て王族からの下賜品。身に着けない方が不躾に当たるというのも、面倒で仕方ないわ。趣味じゃないものも多いし。本当は全部売ってしまって、あなたのお給金の足しにしたいくらいなのよ」
「お嬢様ぁ……!私には勿体ないことです……!」
  と、こんな会話を交わしているときだった。不意に、「誰かそこにいるのか」という低い声が聞こえて、二人はきゃ、と肩を揺らした。
  生け垣の奥から、老齢の男性とメイド、そして若い男が姿を見せた。薄暗くて姿は見えないが、服装から判断するにセマム家の者らしい。
「やぁ、すまない。驚かせてしまったみたいで」
聞き覚えのある声に、クレーンとユーリは慌てた。
「あ、あなたは……!黒真珠の君……!」
  まさかここに、今晩の主役が現れるとは思わず、クレーンはとユーリは慌てて腰を浮かして、頭を垂れドレスの裾を摘みカーテシーの仕草を取る。その様子を見て、シンは困ったな、と目を伏せた。目まぐるしく沢山の人と顔を合わせた結果、ちゃんと令嬢の顔を覚えていなかったのである。加えて、頭を下げられてしまっては、うろ覚えの顔からも判断がつかない。何とか雰囲気から推察するしかない。誰だったかな、と記憶を探りつつ様子を観察していると、噴水の縁に置かれた扇が目に入った。留め具の側にあしらわれた百合の紋章に、あ、と記憶が蘇る。花の紋章を持つのは、セマムの他にあと数家だけ。そのうち、百合の紋章を持つものはステアホール一族だ。その令嬢は背が高く茶髪だったという記憶が段々蘇ってきた。となると、先程の二人の会話を鑑みるに、左手にいる青髪の彼女はステアホール家の分家筋に当たるセブテール子爵の令嬢だろう。
「ステアホール令嬢、セブテール令嬢。面を上げて。さぁ、二人共、どうしてこんなところに?」
  姿勢を正すその僅かな間で、不安げな目を見せるユーリを、クレーンは無言で制する。
「恐れ入ります、わたくし気分が悪くなってしまい、少しこちらで休憩させていただいておりましたの」
「それは大変だ、大丈夫かい?」
「ええ、少し休んでおりましたら症状も軽くなって来ましたわ」
「──さっき、女性の悲鳴のような声が聞こえたのだけど」
  シンから探るような視線を受け、恐れながら、とユーリが弁明する。
「おそらく、その声は私の悲鳴でしょう。ご心配をおかけしたのなら申し訳ございません。我が主、クレーン様が噴水に落ちそうになったところでしたので」
「そうだったんだね、ステアホール嬢が無事で何よりだ」
  と言いながら、シンは彼女の言葉に納得出来ないでいた。おそらく、家令とメイドも同じ気持ちだったであろう。先程聞いた女性の声は、悲鳴なんかではない。怒鳴り声のような、何かを争っていたようなものであった。
  わざわざ、悲鳴と言い換えたところ、何故かクレーンの侍女はそれに乗ってきた。自分たちには知られたくない、何かを隠したほうが彼女たちにとって都合が良いのだろう。噴水には何も落ちていないし、彼女たちの衣服に乱れなどもない。当家で何も問題が起きなかったのであれば、それで良い。──それで良いのだが、何かが引っ掛かる。
「お気遣い感謝いたしますわ……少し良くなったとはいえ、今晩はこの辺りで、お暇させていただけると嬉しいですわ。最後まで参加できず恐縮ですけれども」
「いえいえ、お大事になさってください。──セバス」
  背後に控えていた家令に、シンは指示を飛ばす。
「彼女たちに、馬車を」
「は、直ぐにご用意いたしましょう。二台でよろしいでしょうか?」
  家令に尋ねられたクレーンはややあって、「彼女はうちに連れて帰るので一台で結構ですわ」と答えた。
家令は一礼をして場を離れると、中庭から姿を消した。



  大広間からは、ダンスが始まったのか、ワルツの三拍子が聞こえてくる。
「さて、もし良ければ門までお送りさせていただきたいのですが」
  言外に、もう少し話せないか、と言う雰囲気を滲ませるシンに、クレーンは目を丸くした。が、直ぐに表情を取り繕う。
「いいえ、その必要はありませんわ。今晩のこの催しは、あなた様のためのもの。あなた様にエスコートしていただくのであれば、ダンスを望みますわ」
  今宵はお相手していただけなくて、残念ですけれど、そう言って彼女が視線を下げた隙に、侍女は噴水の縁に置いていた扇を主人の手元に受け渡す。それを受け取ったクレーンは、右手で掴むと、その様をシンに見せつけた。
  「あぁそれは残念だ」
  大仰に構えて見せるシンに、一瞬だけ惑いの感情を見せるも、ええ、こちらこそ。おほほ、と定型の言葉でクレーンは流した。次はいつ、と畳み掛けようとしたのを察知したのか、ユーリが自然な仕草でクレーンの腕を引き込み、彼女の意識を奪った。
「さぁ、お嬢様。そろそろ帰りましょう」
「ええ、そうねユーリ。では、セマム公子ごきげんよう」
「失礼いたします」
「あ、あぁ。では、また」
  流れるような二人の連携に、シンと後ろに控えていたメイドは、呆気に取られた。流石に王子の婚約者だっただけのことはある。所作は美しく、それでいて堂々としたものだった。


 



  中庭を抜けてゆく二人の後ろ姿を見て、次期公爵の彼は、口を開く。
「なんだか腑に落ちないな」
「左様にございますか?」
「君も見ただろ、さっきの扇の持ち手。右手で持ったときは、貴方は積極的すぎる……つまり、これ以上踏み込むな、の意味だ。何かあの二人は隠しているよ」
「そうですね、それは私も思いますが……でも一体、何の得があるというのでしょうか?」
  首を傾げるメイドに、確かにとシンは頷く。ただ、彼女たちの雰囲気から正直に伝えても、信じてもらえない、──そんな諦観を感じたのである。
「ねえ、そういえばステアホール嬢ってどうして殿下から婚約破棄されたんだ?  君はなにか知ってる?」
「私が知っているのは、あくまで噂話ですけれども」と、前置きをしてメイドは言葉を紡ぐ。
「ステアホール様は、殿下が別の令嬢にうつつを抜かしたことに悋気を起こして、その方に嫌がらせをなさっていたんですって」
「嫌がらせ?  彼女が?」
  そんなことをするような人には見えなかったけれど、と呟くシンに私もそう思います、とメイドは同調する。
「ねえ、もしかしたらあの場には彼女たちの他にもう一人いたんじゃないかな。そこで、ステアホール嬢と言い合いになって、彼女はその相手を庇っている、とか」
そしたら、女性の声がしたのも理由がつくよ、と言うシンにメイドはそうでしょうか?と疑問を投げかける。
「でも、それでしたらどうしてその相手を庇うのでしょうか?」
「さぁ?  令嬢の考えることはさっぱりさ。──さっぱりだけれども、なんだか彼女には興味が湧いたよ」
  美しい形の唇が弧を描くのを見て、メイドはまぁ、と目を瞬かせる。先程、あんなにも退屈だ、興味がないと駄々をこねていたというのに。なんだかんだ、今夜の収穫はあったらしい。
「それは良うございました。旦那様にお礼を言わないといけませんね」
「そうだな。……クレーン・リリアンヌ・ステアホール、ね。面白そうな女(ひと)だ」
  大広間からは相変わらず、賑やかな歓談の声と、ワルツが響いている。キラキラとシャンデリアの光が眩く反射し、赤や青の光が瞬く。そちらに足を進めながらシンは、クレーンのエメラルドの瞳を思い出す。
「また会いたいな」
  今日一番の、彼の美しい顔を見た者は残念ながらそこにはいなかった。

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