ミリシタと七尾百合子と私

ミリシタ5周年おめでとうございます。
この目出度い日に、私のP歴も5年目を迎えることができました。
一つの区切りとして、どのように私がアイドルマスターミリオンライブ!と出会い、七尾百合子という担当に撃ち抜かれたのかを、ミリシタと百合子への愛を叫びつつ、備忘録がてらまとめて見たいと思いました。
何がきっかけでPになったのか?をはっきりと覚えているうちに残したいが故の、完全なる自己満足のための記事です。(もう一人の担当の葛之葉雨彦さんにはいつの間にかぬるりと足を取られていて、ドボンしたタイミングを自分でも掴めていないので……)
もし興味があったら目を通してみてください。


ミリシタと私


2017年6月29日。当時大学4回生だった私は、大学院の入学試験を目前に控え、ぼんやりとGoogle play storeを眺めていた。試験前に限って、何か気晴らしになるものを求めたくなるものである。程よく入試の息抜きが出来るような、時間と手間がかからなさそうな、そんなスマホゲーがないものかと探していたときに、目についたのがミリシタだった。
ミリシタ……?リズムゲーかな?なんだかよく分からないけど、アイコンの絵柄可愛いし、やってみよう。
そんな軽い気持ちでDLしたアプリと、5年間共に駆け抜けることになるなんて、その時には思ってもみなかった。

当時の私は、ミリシタがアイドルマスターシリーズのブランドの一つであるミリオンライブ!から派生していることも知らなかった。アイマス関連で知っていたのは、「デレステ」「しぶりん」などという単語やキャラクターの外見など。アイドルマスターシンデレラガールズのアニメ放送時は連日pixivなどのランキングで上位に挙がっていたので、何となくキャラクターは知っていた、といったものだ。
そもそも、私はオタクとしての自我を、とある少年漫画の男女カップリングで得た。そのため、どうしてもキャラクター同士の関係性を色濃く描かれるような作品にハマりやすく、加えて、ゲーム禁止の家で育ったこともあり、自分=プレイヤー型のゲームに慣れていなかった。
そのため、サービス開始当初のミリシタ(=キャラクターの自己紹介のターム)では、プレイヤーであるプロデューサーとアイドル達との関係性が重視されており、あぁこれはまたすぐ辞めそうだな~と思っていたのである。

七尾百合子というアイドルに一目惚れするまでは。


七尾百合子と私


Twitterで散々呟いているので、既知の方もいると思うが、私は七尾百合子に一目惚れして、彼女の担当Pになった。
ただ、どのような経緯で一目惚れしたか、については詳しく記述していなかったため本記事に記載したいと思う。

ミリシタを始めた当初、手元にはNのカードばかりである。そんな中、回したメダルガシャで初めてRのカード(不思議の国のアリス)として来てくれたのが、百合子だった。
図書館で本を読んでいる、大人しそうな見た目の少女。Nカードばかりで編成されるユニットのセンターに、Rの彼女をセンターで置く。
正直、彼女のボイスや歌声を初めて聞いたときのことは覚えていない。

ロード画面が明けて、ステージに立つ彼女の、その顔の良さにすべての衝撃を持っていかれたからだ。快活そうなツリ目がちな黄色い瞳が、私を捉える。思わず胸が跳ねた。詐欺だ。カードのイラストの女の子は、今ステージで踊っているこの子と同一人物だっただろうか?この子がこんなに可愛いなんて思わなかった。たったの2、3分あまり。それだけの時間で、くるくると表情を変えて、踊る彼女に魅了された。

プレイを終えて、すぐに彼女の名前を探す。七尾百合子。15歳なんだ。RとNのカード絵を見返す。やっぱり、Rの彼女とNの彼女は顔が違う。けれども、Nにはさっきステージで見た彼女の面影がある。七尾百合子。本が好き。ブラッドベリとトールキンに太宰、なかなか渋いラインナップ。けれども、文学少女ならば確実に読んでいるライン。風の戦士、って何だろう。グリマスっていう他のゲームもあるんだ。モバマスとかデレステっていう他のゲームもあるけど、何が違うんだろう。
彼女のことをきっかけに、ようやく私は、ミリオンライブ!のことを知りたいと思うようになった。




きっと、七尾百合子に一目惚れしていなければ、私は今もミリシタを続けていないし、アイドルマスターシリーズのことも知らなかったし、そこから派生した他マスについても触れることなく生きていたと思う。声優ライブを見ることも、2.5次舞台(ドラマチックライブステージ アイドルマスターsideM)も見ることなく、そして一人のキャラクターに対して、惚れ込むという感情を抱くことも、知らなかったと思う。私は七尾百合子に出逢って、初めて「推し」という存在がどういうものなのかを理解した。彼女が、私に新しい世界を見せてくれて、楽しい日々を与えてくれる。大学4回生だった私は、大学院を卒業して、社会人3年目になった。風花さんと同い年だったのに、気付いたらもう誰も横に並んでいない。もう一人の担当の雨彦さん(30)とあと2年で追いついてしまう。20代の5年間は、割と目まぐるしく環境が動いた。研究(放置系)、学会、就活、修論、異動後の業務と自分の力だけではどうにもならないことで、結果を出さねばならない状況が続いていて、正直精神的に削られることが多かった。そんな中でも、ふとした時に明日も頑張ろうと元気を貰えたのはミリシタのおかげだった。ありがとうミリシタ。ありがとう、七尾百合子。出逢ってくれてありがとう、は私の言葉です。何度聞いても、あのセリフは胸が詰まる。私も、いっぱい出逢ってくれてありがとう、とお返ししたい。

5周年経っても、百合子は15歳のままで私との差は開いていく。けれども、いつまでも、プロデュースしたいと思う。これからも、ずっと君が好きだよ。



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