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魔男のイチ第3狩 雷狐の魔法
今回も魔男のイチの感想を書いていく
バロッケン山
空を鳥が自由に羽ばたく
突如、飛んでいた鳥が爆発する
そして地上へと落ちる
落ちた先には狐のような生物がいた
狐はニヤリと笑うと
「やはり生き物の焼けた匂いは素晴らしい」
雷狐の魔法
この世に出現して2週間
この辺りの動物は焼き尽くした
雷狐の魔法は、焼くものがいなくなり退屈しているようだ
山の下の人間がいる町に行こうとしている
雷狐の魔法は雷による発火
体内を電流となって走り回り血を沸騰させ内側から焼き殺す
身の毛のよだつ恐ろしい魔法
と自画自賛する
なにやら色々妄想して雷魔法の頂点に立つ
私の伝説は始まーーー
とニヤニヤしているところに、何者かの視線を感じた
ただの気のせいかと再び人間の町へと向かう
雷狐の魔法を習得するための試練
それは
電撃を一度も食らわずに、雷狐の魔法の首に付いている首玉を奪うこと
そこへ人間の歌声が聞こえる
狐はニヤリと笑う
町へ行く前に試し焼きができるとは
襲いかかる雷狐の魔法
そこへ
雷狐の魔法の首に縄がかけられる
イチが罠をかけたのだ
縄を引っ張るイチ
一瞬で意識を失う雷狐の魔法
捕まえた雷狐の魔法を感心したように触るイチ
デスカラスから言われ、魔法を使わずに狩りをするイチ
縄には魔力を込めていたようだ
その縄を使って紐罠という罠で捕らえた
狐は北東へ向かってジャンプするのが得意
だから北東に餌をおいておびき出せば飛び込んでくる可能性が高い
さらに木酸液という狐が嫌いな匂いを嗅がせて気絶させた
しかし狐の形をしているとはいえ、魔法という謎生物
動物の狐理論が通用するのか
イチは言う
「狩りの基本は奇襲、獲物に自己紹介する必要はない」
「こいつは楽しんで焼いていた、食欲にも生存危機にも関係なく生き物を焼いて楽しんだ。それは狩りではない」
虐殺だ
そう断言するイチ
「好き勝手をした分 好き勝手にされるのは当然だろうが」
これがイチの考えであり狩りの哲学
魔女は魔法を畏怖すべき異形の存在とみる
普通の魔女なら「雷」に注意する
だがイチは丸一日魔法の生態を観察して狐の習性の方から弱みを見つけた
魔法を完全に生き物として扱う
魔法狩りの形
イチは首玉を外す
すると、雷狐の魔法はパアッと光り石へと変わった
これは魔法石
この魔法石には呪文が書いてある
魔法が習得された証
これで土産は十分
とデスカラスは大きな鏡を出現させる
通信機のような機能を持つ鏡
「デスカラス!!一体どこにいるの!!」
いきなりの怒鳴り声
デスカラスの上司?の黄金の魔女マネーゴールド
マネーゴールドは言う
「他の魔女たちもお待ちかねよ。例の少年もいるわね?絶対に連れてきなさい!」
「首都ナタリー マンチネル魔女協会に」
いきなり首都へ行くことになるイチ
一体どんなところなのか
そしてイチが出会うデスカラス以外の魔女
唯一の男魔女という例外
珍しがられるだけでは済まないだろう
一体どうなるのか