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「にほん」と「にっぽん」何故違う
個人的な事なのだが、私は「にっぽん」という言い方があまり好きじゃない
「にほん」という響きは好きだ
現在パリオリンピックが開催されている影響でテレビから「にっぽん」という言葉がよく流れてくる
何なのだろう?
日本が何故「にっぽん」なのだろうか?
小さい「っ」はどこから出てきたのか
「にほん」に比べて「にっぽん」という呼びかたが軽く感じられる
言い方は悪いがアホみたいに感じる
これは本当に個人的な感想なのだが、この「にっぽん」からは凄く頭の悪い響きを感じてしまうのだ
この「にほん」と「にっぽん」
何故二つの呼び方があるのか
まず、日本という国名が使われだしたのは奈良時代のことだという
中国から見て太陽が出る方向ということから、日の本として日本になったらしい
その時は日本をヤマトと呼んでいた
この日本を中国語では「ニエットプァン」と呼ぶ
中国との交易が増えて日本人は中国が「ニエットプァン」と呼んでいるのを知る
それに合わせて「ニエットプァン」に近い呼び方をしていたそうだ
「ニエットプァン」がなまって「ニッポン」になったというのが有力な説
その「にっぽん」をせっかちな江戸っ子が縮めて「にほん」と呼ぶようになり
「にっぽん」と「にほん」の二つの呼び名が存在するようになった
で、この中途半端な状態は良くないということで正式に呼び名を統一しようということになり昭和9年臨時国語調査会(国語審議会の前身)が国号呼称統一案としてニッポンを決議
日本の呼び方は正式に「にっぽん」となる
残念なことに「にっぽん」が正式な呼び方なのだ
しかし呼び方はやはり使う人や組織によってバラバラで「にっぽん」呼び「にほん」呼びそれぞれのままだ
日本書紀なんかは「にほんしょき」で「にほん」呼びをしている
だが、何故この時に「にっぽん」となったのか
ヤマト→にっぽん→にほん
という順番からして「にっぽん」という呼び方が一番伝統ある呼び方だと思ったのだろうか?
個人的にはヤマトが好きが
「ニエットプァン」という中国呼びが本ネタなのも納得できない
それは「にほん」も同じなのだが、この「ぽん」という響きが良くない
さっきも書いたが、「っぽん」の響きが「頭の悪い」印象を強く与える
昭和9年の臨時国語調査会の人々は
「っぽん」の響きに何も疑問を感じなかったのだろうか?
一体どういうつもりで「にっぽん」を採用したのか聞いてみたいものだ