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Camino巡礼 出会い・友人との記憶①

 1年前の2023年9月、私はスペイン北部の巡礼の道 "camino de santiago”を歩いていました。

フランスとスペインの国境付近から歩き始め、ピレネー山脈を超えて徒歩のみでスペイン北部を東から西へ1か月をかけ約900km横断するというものです。

プロフィール内の過去の投稿に当時の出来事を記録していますのでもしご興味のある方がいたら一読頂けると嬉しいです。海外の国を歩きのみで何百km歩くというのはなかなか変わった経験でもあるかと思うので、もし気になる方がいたらコメントでも頂けるといろいろ答えてしまうかもしれません笑

巡礼から1年を経て

今日は当時のそんな経験から1年が経ち、当時出会った大切な仲間への想いを綴るblogを書きたいなと思います。35日間900kmの巡礼の道中に出会った大切な仲間・友人、世界各国から様々なバックグラウンドを持った老若男女、スペインの東西を結ぶ一本の巡礼路の上での一期一会
全ての出会いが印象的で今でも鮮明に心に残っている。

今日はそんな出会いの中でも多くの時間を共にした仲間への想いを記していきます。

もしよければ拙い文章ですが、少しお付き合い頂けると嬉しいです。

Puente la Reinaでの出会い

フランスからスペインの国境を越えたcamino巡礼の4日目に到達した街、Puente la Reina(英訳:
Bridge of the Queen 和訳:女神の橋)での生涯忘れることのないであろう出会い、この街の巡礼宿(スペイン語で”Albergue" アルベルゲという)で出会い、巡礼中の多くの時間を過ごした仲間たちとの記憶と彼らに対する想いを書いていきます。

この街で出会ったのはイタリアとフランスから来ていた同世代の旅人たちと72歳のイタリア人のおじさん、その後多くの時間を共に過ごし今でも連絡を取ったり、心の中で通じ合う仲間である。
そんな仲間たち一人一人への想いを少しずつ記していきます。

では、

Alessio from 🇮🇹

彼は多彩で人を惹きつける魅力に溢れている。
仲間からはAleと呼ばれていた。
歩きながら口笛を吹き、気がついたら歌い始めるcafeでは置いてあるギターで演奏を始め、仲間と共に歌い出す。Puente la Reinaでひょんなことから宿の庭で一緒に食事をし始めた時にイタリア人グループと僕を会話にうまく入れるように繋いでくれたのは彼だった。日本のことについていろいろと聞いてくれて、日本の歌を歌ってくれと突然のオーダーを頼まれ私は「夢を叶えてドラえもん」を歌った。それが彼らに言葉の意味はわからないけど何かが伝わったようでAleの一言「明日から一緒に歩こうぜ」という言葉で次の日から一緒に歩くことになった。

当時の仕事の関係で歩き始めて1週間ほどでイタリアに帰ることになったので道中での別れになってしまったが、イタリアか日本で再開することを約束した。

そんな彼は今イタリアで俳優を目指している。

Elia from 🇮🇹


巡礼期間中に最も多くの時間を過ごした親友
グループで歩くこともあれば彼とは2人だけで歩くことも多かった
2人でいることも多かったので互いのことを話すことも多かった。どんな時も自分の感情に素直で他人に対してもとてもオープンだった。

そんな、彼のよく言う言葉”Let’s see”という言葉があった。
例えば「今日どこまで歩く?」「caminoを終えたら何するの?」などの会話に対する回答でこの言葉を使っていた。
気持ちは常に変わるものだし、時々の状況によって判断も変わるので、常にその時の自分の感情や想いに素直になって決断をしていた。
感情に素直になり、周りの人間に対して常にオープンであること、仲間のために率先して自分にできることをすることは彼含め一緒に歩いたイタリア人から学んだ大事なことの一つである

巡礼期間中スペイン最西端の街”Finisterre”までともに過ごし、帰国直前までマドリードでともに過ごした。今はポルトガルで生活していて、来年からトルコで子どもと難民の方々の支援を行うのもとても彼らしい。


また会える日が楽しみだなあ〜〜🌏

今後も道中で一緒になった他の友人も何回かに分けて紹介して行けたらな〜と思います!

Camino de Santiago巡礼から1年が経過し、
明日Santiagoと姉妹道であり、世界遺産でもある巡礼路 熊野古道を明日から歩きます!🚶🥾

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