黄昏の調べ: 現代音楽の行方 単行本 – 2016/5/18大久保 賢 (著) Amazonレビュー

現代音楽史を知るには最良です。ストーリーになっていて読みやすい。
2022年11月4日に日本でレビュー済み
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現代音楽史を知るには最良です。ストーリーになっていて読みやすい。

※著者の現代音楽とクラシック音楽とに対する愛情が よく分かります。
※この本の教訓として感じたのは、現在、「クラシック音楽」は 沈み行く船であるという事実です。
「現代音楽」が「クラシック音楽」に引きずり込まれて、一緒に沈んでしまわないようにするためには、「現代クラシック音楽」から、只の「現代音楽」になる必要があります。1つは、他のポピュラー音楽、特に人気のあるヒップホップ等と連携を強める必要があります。
※現代音楽は、歴史を知って興味を持ったら、最新の作品をyoutube等で聴く方がよいと思います。(現代の他のポピュラー音楽と同様です)
youtubeの"Score Follower"等のチャネルで最新の作品を聴くことができます。
※本書では現代音楽(1970~)を衰退期と見做しています。
多分、現代音楽(1970~)は 個人主義の時代に入ったと思います。結果として中心(コア)が存在せず、全てが周辺(円周上)に位置するような状況が生じたと思います。個人的には、現代音楽(1970~)を「現代音楽」として聴いて来ました。

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