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ふりかえれば、未来: 歴史を読む明日を読む 単行本 – 1992/12/1木村 尚三郎 (著) Amazonレビュー
1990年頃に書かれた内容だが、著者の深い見識に根差しており、大変示唆に富む内容です。
2024年12月16日に日本でレビュー済み
1990年頃に書かれた内容だが、著者の深い見識に根差しており、現在に於いて、大変、示唆に富む内容がある。
21世紀は、世界全体が、1つのムラのような状態になる。そのとき、島国価値観と大陸国価値観との対立が生じる。
著者は、イギリスが、いずれ、大陸EUから離れることを予見している。
このような、不透明な時代には、「知的決定」を行なう「世界都市」が必ず出現する。
つまり、国家は、島国 vs 大陸国の どちらかに入ってしまうので、国家を超越した「世界都市」が機能を果たす。
筆者は、歴史の役回りから「東京」その役割を担うかもしれないと予見する。
そのためには「東京」が「世界都市化」する必要がある。
著者は、日本は世界に向けて、第三の顔を見せるべきだと述べている。
1991年に書かれたものだが、第一は「経済強国の顔」、第二は「独自文化を持つ神秘の顔」、そして、第三は「普段着の顔」である。これは、来日したフランスの会社の人の指摘に基づくという。